今日も快晴で暖かい一日。行楽とイベントの秋には最高の一日となりました。
【ぼたん蕎麦収穫祭in浦臼】
例年のことながら、浦臼でのぼたん蕎麦収穫祭は、道央でのこの時期の蕎麦関係一大イベントです。
道内も近隣を中心に、名だたる蕎麦同好会、愛好会の皆さんがこぞって参加して、自慢の蕎麦を食べてもらうイベントです。
おまけに使うそば粉は今や幻さえと言われるようになった牡丹種ですから、例年ぼたん蕎麦を求めて蕎麦好きな方がたくさん訪れるのがこのイベントです。
私にも「手伝って~」という声がかかり喜んで参加したのです。
* * * *
イベントは朝10時の開始ですが、とにかくそれまでの間に蕎麦を打ちためておかないとお客さんを待たせてしまうので、朝早く現地に行って蕎麦を打っておかなくてはなりません。
集合は朝6時ということだったので、家を朝4時半に出発して浦臼町の開場となっている鶴沼公園へ向かいました。
現地には今日のためのスーパーハウスという簡易部屋が用意されていて、中ではもう朝早く来た仲間が蕎麦を打ち始めています。
挨拶をして仲間に加わるとそこからは例によってひたすら蕎麦打ち作業を繰り返すことになりました。幌加内でも目一杯打ったので、いろいろな感触がまだ手に残っていて、それらを確かめながら大玉をこなして行きました。
2~3玉打ったところで、「朝ご飯食べてね」というまかない食の案内が来ました。こういうイベントの時は、参加者の食事を心配するというのもイベントリーダーの務めなのであります。
そんなわけで今日の朝食はおいしいレトルトのビーフカレーです。レトルトといってもプロ用は素人の一食分とは訳が違います。二枚を合成した写真の上部をご覧ください、なんと17人前のレトルトカレーがあるのです。
ご飯はガス釜で別途炊いているのですが、それに味を添えるのは袋を開けても自立するだけの量が入っているレトルトカレーなのでした。
これだけの美味しいカレーがありながら、一杯しか食べられない小さな胃しかもたない自分を嘆きながら、カップに大盛りのカレーを食べたのでした。うーん、うまい!
* * * *
イベントが始まるともう戦争状態で、私の行動パターンは、とにかく気を利かせて人間が足りなくて混乱しているところへ駆けつけては足りない作業を補うという騎兵隊のような位置づけが多いのです。
今日も朝は1.5kgの玉を6個ばかり打ち終えると、休憩後はお客さんが長蛇の列になっているのを見て盛りつけやら茹でにかかり切りになってしまいました。
写真の下はテント内部にいるスタッフの側から見たお客さんの様子です。お客になると待つ側にしかいないので、また違った景色に見えることでしょう。
蕎麦仲間と話していて話題になったのが先週札幌のさとらんどで行われたイベントのことでした。
「お客さんがたくさん来て儲かったでしょう?」という私に、「ぜんぜん。道内勢は全滅でしたよ」という意外な答えが帰ってきました。
「え?どうしてです?」と聞きかえすと「それは、蕎麦イベントではなくて、農業イベントの中の一部としての蕎麦コーナーということもあったと思うんですよ。だから焦点がぼけてしまったような気がします」
「へえ」
「それに、道外からも会津などから蕎麦店が結構来ていて、来場者が珍しがって道外の蕎麦をたくさん食べたみたいですね。だからこちらに目が向く頃にはお腹が一杯になってしまって、道内の蕎麦店が全然売れなかったんですよ」
「あらら、大変でしたね」
「随分赤字になっちゃったところもあるのじゃないですか。イベント参加者を近くの宿泊施設に泊めたりして準備したところも多かったですからね」
私はツール・ド・北海道で参加出来なかったのですが、残念な結果に終わったようです。「それにくらべると今日は上出来ですよ。こうやって少しずつ赤字を埋めなくてはね」
今日のそば研は全部で300食が出たそうです。もっとも隣のテントの浦臼手打ち蕎麦愛好会では680食を売り切ったということでしたから客待ちも長くなり、対応するのがなかなか大変そうでした。
やはりご当地ということで地元の応援も根強いのでしょうが、メニューには地元で穫れたきのこを使ったきのこ蕎麦が大人気でした。
私も試食させてもらいましたが、きのこも美味しいうえにきのこの出汁がたっぷり出たかけ汁も絶品でした。
お客さんが切れたところで自分たちの蕎麦を試食して満腹、満腹。これだから蕎麦イベントは止められません。
心地よい充実感の残る一日となりました。仲間と同じ時間を共有するイベントは最高ですね。
【ぼたん蕎麦収穫祭in浦臼】
例年のことながら、浦臼でのぼたん蕎麦収穫祭は、道央でのこの時期の蕎麦関係一大イベントです。
道内も近隣を中心に、名だたる蕎麦同好会、愛好会の皆さんがこぞって参加して、自慢の蕎麦を食べてもらうイベントです。
おまけに使うそば粉は今や幻さえと言われるようになった牡丹種ですから、例年ぼたん蕎麦を求めて蕎麦好きな方がたくさん訪れるのがこのイベントです。
私にも「手伝って~」という声がかかり喜んで参加したのです。
* * * *
イベントは朝10時の開始ですが、とにかくそれまでの間に蕎麦を打ちためておかないとお客さんを待たせてしまうので、朝早く現地に行って蕎麦を打っておかなくてはなりません。
集合は朝6時ということだったので、家を朝4時半に出発して浦臼町の開場となっている鶴沼公園へ向かいました。
現地には今日のためのスーパーハウスという簡易部屋が用意されていて、中ではもう朝早く来た仲間が蕎麦を打ち始めています。
挨拶をして仲間に加わるとそこからは例によってひたすら蕎麦打ち作業を繰り返すことになりました。幌加内でも目一杯打ったので、いろいろな感触がまだ手に残っていて、それらを確かめながら大玉をこなして行きました。
2~3玉打ったところで、「朝ご飯食べてね」というまかない食の案内が来ました。こういうイベントの時は、参加者の食事を心配するというのもイベントリーダーの務めなのであります。
そんなわけで今日の朝食はおいしいレトルトのビーフカレーです。レトルトといってもプロ用は素人の一食分とは訳が違います。二枚を合成した写真の上部をご覧ください、なんと17人前のレトルトカレーがあるのです。
ご飯はガス釜で別途炊いているのですが、それに味を添えるのは袋を開けても自立するだけの量が入っているレトルトカレーなのでした。
これだけの美味しいカレーがありながら、一杯しか食べられない小さな胃しかもたない自分を嘆きながら、カップに大盛りのカレーを食べたのでした。うーん、うまい!
* * * *
イベントが始まるともう戦争状態で、私の行動パターンは、とにかく気を利かせて人間が足りなくて混乱しているところへ駆けつけては足りない作業を補うという騎兵隊のような位置づけが多いのです。
今日も朝は1.5kgの玉を6個ばかり打ち終えると、休憩後はお客さんが長蛇の列になっているのを見て盛りつけやら茹でにかかり切りになってしまいました。
写真の下はテント内部にいるスタッフの側から見たお客さんの様子です。お客になると待つ側にしかいないので、また違った景色に見えることでしょう。
蕎麦仲間と話していて話題になったのが先週札幌のさとらんどで行われたイベントのことでした。
「お客さんがたくさん来て儲かったでしょう?」という私に、「ぜんぜん。道内勢は全滅でしたよ」という意外な答えが帰ってきました。
「え?どうしてです?」と聞きかえすと「それは、蕎麦イベントではなくて、農業イベントの中の一部としての蕎麦コーナーということもあったと思うんですよ。だから焦点がぼけてしまったような気がします」
「へえ」
「それに、道外からも会津などから蕎麦店が結構来ていて、来場者が珍しがって道外の蕎麦をたくさん食べたみたいですね。だからこちらに目が向く頃にはお腹が一杯になってしまって、道内の蕎麦店が全然売れなかったんですよ」
「あらら、大変でしたね」
「随分赤字になっちゃったところもあるのじゃないですか。イベント参加者を近くの宿泊施設に泊めたりして準備したところも多かったですからね」
私はツール・ド・北海道で参加出来なかったのですが、残念な結果に終わったようです。「それにくらべると今日は上出来ですよ。こうやって少しずつ赤字を埋めなくてはね」
今日のそば研は全部で300食が出たそうです。もっとも隣のテントの浦臼手打ち蕎麦愛好会では680食を売り切ったということでしたから客待ちも長くなり、対応するのがなかなか大変そうでした。
やはりご当地ということで地元の応援も根強いのでしょうが、メニューには地元で穫れたきのこを使ったきのこ蕎麦が大人気でした。
私も試食させてもらいましたが、きのこも美味しいうえにきのこの出汁がたっぷり出たかけ汁も絶品でした。
お客さんが切れたところで自分たちの蕎麦を試食して満腹、満腹。これだから蕎麦イベントは止められません。
心地よい充実感の残る一日となりました。仲間と同じ時間を共有するイベントは最高ですね。