先日「趣味が億劫になりかけている」と書いて、億劫になっている場合ではない、と気合が入りました。
そうと決めたら、まずは今年のワカサギ釣り初めにいつもの湖へ行くことにしました。
現地までの道すがら、途中に吹雪のところもあったりして現地の天候の荒れ具合が気になりましたが、いつもの湖は穏やかなもので助かりました。
最近のワカサギ釣りはやたら道具が増えて、引っ越しみたいになるのですがそれでも一年ぶりに釣り道具を展開してワカサギ釣りの設営を始めました。
ところがここで思わぬ失態が…。
電動ドリルで穴をあけるのにはそれほど電力はいらないと思い、大と小の電池を一個ずつ持参したのですが、なんと氷にドリルで穴を2個開けたところで大の電池の全放電してしまいました。
(え?穴二つで放電?) これは周りの気温が低いせいかと思い、残りの小さな電池で別なポイントでもう一個だけ穴を開けてみたのですが今度はそれで放電してしまいました。
さすがに氷は硬くて厚さも30センチほどあったですが、それで電池を使い切ってしまうとは思わず、呆気にとられてしまいました。
本来テントの中には釣り用の穴二つと魚探用の穴一つで穴を三つ開けるところなのですが、二つ開けたところでおしまいになってしまいました。
おまけに、テントの張り綱を固定するにもドリルでやりたかったところがそれができず、テントの支えが不十分なままの釣りになりました。
これは今後に向けての大きな反省材料です。
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穴の上にテントを張って釣り道具やらストーブやらを設置して釣りを始めるには、到着ら有に1時間を経過。相変わらずのスロースタートです。
釣りははじめのうちは順調で、深さ9mほどの湖底に仕掛けを落とせばわりとコンスタントにワカサギがかかってくれました。
ところが突然大物がかかり釣り糸が一気に引き込まれそうになりました。
「ワカサギじゃないね。イワナかウグイかサクラマスか…」
そういいながら苦労して引き上げてみるとこれがウグイ…。
今回はウグイの出迎えが丁寧で、なんと全部で5匹ものウグイが針にかかってそのたびにトラブルになりかけて苦労しました。
ウグイの来襲に悩まされながら、それでも一匹、二匹と順調に数を釣り上げてゆきます。
たくさんの魚を釣るのを「数釣り(かずつり)」と言います。
魚の大きさよりもたくさん釣ることを楽しむ釣りですが、魚がかかった瞬間の興奮をなんども味わえるのがだいご味です。
今回は私は132匹で打ち止め。
妻の方が使っていた釣り穴は私の方に比べてやや掛が悪かったのですが私が上がった後に急に釣れるようになり、無事に101匹を達成しました。
100匹のことを一束(いっそく)と言いますが、夫婦二人して一束を達成できたのならシーズン初日としては上出来です。
連れたワカサギにあ魚体の大きなものも混じっていて楽しい釣りになりました。
ウグイたちは釣り上げた後テントの中のたまり水に放置していたのですが、結構な生命力で釣り終わった時にもまだ息がありました。
最後には釣り穴から湖に返してあげたのですが、ちゃんと自力で泳いで湖中へと消えてゆきました。
行く気になるまでが億劫であっても、やはり行けば楽しいものですね。
でも普段使わない体の部位を使ったことで筋肉痛が激しくなりました。
いててて…。
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