北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

健康に良いと言われる食材にはみんな敏感だなあ

2019-09-30 23:52:17 | Weblog

 

 

 若い人には想像がつかないかもしれませんが、私は60歳を過ぎた頃から(何をするにもあと10年かな)と思うようになりました。

 日本人の場合、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2016年時点で男性72.14歳、女性74.79歳だったそうです。

 今はまだ体のどこかが悪いというわけではありませんが、肩が痛いとか正座をすると右の膝が痛いとか、ふとした動作の時に若い頃と同じというわけには行かないなあ、と感じます。

 私の周りにも年上の先輩が大勢います。

 ある方は70歳になっていよいよ社会的な役割にけりをつけて「さあ、これからは思い切り好きなゴルフをするぞ!」と張り切っていましたが、その矢先に股関節を痛めてしまい、「だましだましプレーしているけれど、スコアが伸びない」と言って嘆くことしきり。

 そういう方たちと集まって飲んでいると、話題はどうしても健康問題に傾いてゆきます。

 今日は「どんなものを食べたら健康に、それもゴルフができるような体になるか」ということで大いに盛り上がっていました。

 そんな中の一人が、「朝起きたらバナナを食べる。ゴルフが終わったらオレンジジュースを飲んでチーズを食べる。そして何よりも良いのが…」
「何ですか」
「カニカマなんだそうです」

「カニカマ!?カニカマじゃないとだめなんですか?ただのかまぼこじゃダメなの?」
「カニカマなんです。なんでもテレビ番組で大々的に勧めていたようですよ」

 そこから先は、本当のことを良く知らない同士がうわさ話で話すので、どうにも眉唾な話に終始し続けました。

 家に帰って来てからネットで「カニカマ からだにいい」などのキーワードで調べてみると、『林修の今でしょ講座』でカニカマの健康パワーが話題になった、という記事をみかけました。


 ・カニカマは、筋肉をつけるために重要な「たんぱく質」が豊富
 ・運動後30分以内に食べると効果的に筋肉がつく
 ・カニカマは消化によく、脂肪がほとんどない 

 …などの効果があるということはまあギリギリわかりますが、私が見る限り、ふつうのかまぼことの著しい差があるとは思えません。

 信じる者は救われる『プラシーボ効果』があるのかもしれませんが、やはり「これを食べれば健康になる」的な話題は様々な食材について、何年かに一度ブームが訪れるという仕掛けになっているのかもしれません。

 食品ブームについては、ちょっと冷めた目で見てみるくらいが丁度良いのじゃないかなあ。

 

 
 

コメント
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