北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

お店にお客が来るジンクス

2012-01-31 23:45:18 | Weblog
 釧路を訪れた旧友とともに繁華街で馴染みのスナックへ行って、お店のママとちょっとした会話を楽しみました。

「昔はこの手のお店も流行っていたでしょう?」
「そうですねえ、20年くらい前だったら夜中の1時を過ぎてもタクシーが拾えませんでしたね。でもそのときから年々お客さんは減っています」

 残念ですが、かつての賑やかさも今は昔の思い出となりつつあるようです。


「こういう商売をしていて、なにかジンクスめいた話しってあるんですか?」と訊いてみると、ママはにっこり笑いながら、「ええ、いろいろありますよ」とのこと。
 
「へえ、たとえば?」
「その日の一番最初に来るお客さんが女性だったら縁起がいい、とか、足のお悪い方が来ると、『足を引く』から『お客さんを引く』と言って、これも縁起がいいと言うわね」

「はー、ほかには?」
「お通夜帰りのお客様は縁起が良いとか、霊柩車を見ると良いとかも言うけど、それだったら葬儀屋さんの前を通ってお店に出れば良いのよねえ、あはは!」


 
    ※     ※     ※     ※     ※



「ジンクスとはちょっと違うかもしれないけど、お客さんの中にもお客を呼ぶ人と呼ばない人がいるみたいなのよ」
「なにそれ?」

「お客さんが自分で、『ママ、僕が来たらお客が来るよ』と言うんだけど、本当にその方が来ると不思議にお客さんが入ってくるの。また反対に、『ママ、ごめんねー。僕が来るとお客が来ないと思うんだ』っていう、死神みたいなことを言うお客さんもいたわよ」

「で、どうしたの」
「うーん、『そんなのを気にするんだったらお店が終わるころにいらっしゃいな』って言ったわよ(笑)」


    ※     ※     ※     ※     ※


   【ドアは右手であけてね】


「あ、あとねえ、ドアにもこだわりがあるのよ」

 帰り際にママが見送りがてら教えてくれました。

「ドアが右手で開けるようになっているんだけど、それがいいって教えられたの」

 本当にこのお店のドアは右側にちょうつがいがあって、右手で開きやすいようになっています。

 いろいろなところにジンクスってあるんですね。

 経済をよくするように頑張りますが、まちの景気が良くなるジンクスってないものでしょうか。
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