今日は道北の天塩町での職員研修講師。
朝札幌を出たときはみぞれやら雪やら大変でしたが、留萌を過ぎたあたりで少し穏やかになりました。
今日の研修は、今日は管理職が対象で、明日は中堅の若手職員を対象にしたもの。
町では昔は出張して長期間にわたるような研修もあったそうですが、コロナ前からそのような研修の姿はなくなっていて、外部から刺激を受ける機会が減っていたのだそう。
特に管理職への研修は久しぶりとのことで、力が入ります。
人口減少や少子高齢化、そして都市化の進展による人材の流出、また財政力の悪化で地方都市は疲弊しています。
そんななか、地元に住む人たちが力を合わせて地域を振興するためにはどんなことが考えられるでしょうか。
今日はそのヒントとして、掛川の生涯学習を取り上げました。
住民の一人一人に問いかけて、認識を深め行動変容を起こしてきた掛川の生涯学習は、他の都市でも機能するのでしょうか。
私は可能だと思っているのですが、そのためには榛村さんに匹敵するようなリーダーの相当の覚悟と行動が必要になるでしょう。
特に榛村さんには、二宮尊徳の報徳思想という素養とバックグラウンドがあって、行動の基礎に報徳の教えが感じられるところがありました。
しかし世の多くの首長から、報徳のような古典に根差した哲学を聞くことは極めて稀なのが残念なところです。
今日は役場を支える管理職の皆さんとの対話でしたが、明日はまた今日よりは若い人たちへの研修。
どんな反応になるのか楽しみです。
夜はずいぶんと雪が降ってきたぞー。
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