いよいよ2級船舶免許の試験を明日に控えて、今日の午前中はボート操船の実技講習でした。
場所は小樽マリーナで、周辺にはお金持ちの方が係留している船が沢山あります。
なかには1億円もの船もあるそうで、世の中お金はあるところにはあるのだなあ、と思わせてくれます。
今日の実技講習は、午前の3時間で私ともう一人は20代と思しき若者。
大きな客船はともかく、小さな船に乗るのは、何年か前にヒラメ釣りに誘われた時とそれ以外ではダイビングでポイントに向かうときに乗ったくらいでしょうか。
今日の講師は、先週学科講習でみっちり教えてくれたのと同じ方。
かつては南半球までマグロ船に乗っていたという強者です。
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今日乗った船は明日もこの船で実技試験を行ってくれるというので、計器回りや動きの特性などが分かっている船でちょっとラッキー。
【真ん中の白い船に乗りました】
実際の試験は3名一組で乗船して、適宜試験官からの指示通りに動作や操船ができるかどうかがポイントです。
最初にとにかく叩き込まれたことは、「指示を受けたら、まず『後方良し、左舷良し、前方良し、右舷良し』と声に出して確認してから動作に入ること」でした。
何をおいても安全対策が一番で、そこはしっかりと見られるとのこと。
実際に船を動かしてみると、どうしても運転し慣れた車に乗っているような気持になりがちで、ハンドルを回せばすぐに曲がるのだろうと思いこんだり、少し早めに操作を開始しないと大きく進路がぶれるとか、やはり車と違って船の動きは独特です。
船にはブレーキがないので、停止するときはギヤを中立にして自動的に止まるのを待つしかありません。
私の場合、人命救助の実技でギヤを中立にしないまま救助に向かうことが何度もあって、悪い癖がついてしまいました。
しかし「失敗は先に何度もしておいた方が良いです。試験の時に失敗してパニックになる人を何人も見ていますから」という先生の言葉だけを頼りに、明日の試験に臨みます。
さて、明日の天気はどうかしらん。
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