北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

冬至を味わえるための、45億年前の神の技

2016-12-21 23:14:09 | Weblog

 

 今日は冬至。

 一年で昼が一番短い日で、一年を24の季節変化に割り当てる二十四節気の一番最後の日です。

 冬至にはカボチャを食べると良い、と言われますが、これは「当時には『ん』の付くものを食べると『運』が呼び込める」というゲン担ぎによるもので、かぼちゃは「南瓜(なんきん)」で「ん」がつくというわけ。

 「ん」が付けばよいので、「にんじん」でも「れんこん」でも「ぎんなん」でも良いらしいのですが、「ん」のつく食べ物の中でも一番栄養があるのでメジャーになったようです。

 我が家でもゲンを担いでカボチャでお汁粉を食べて運が上向くことを願いました。

          ◆ 

 
 さて、一年の中で一日が長い日もあれば短い日があるというのは地球の自転軸が公転面に対する垂直軸から23.4°だけ傾いているから起きる現象です。


   【『コズミック・フロント』より】

 
 今年の9月に放送されたNHKBSプレミアムの「コズミック・フロント~地球誕生、その時何が起きた?」では、現在の地球は、いわゆる原始惑星が互いに衝突をするジャイアントインパクトの結果なのだという説を紹介していました。

 そして、今の地球の姿を誕生させたのは、月を生んだ最後のジャイアントインパクトの結果なのだ、とも。


 地球はどうやら何度もジャイアントインパクトを経験しているのですが、そのたびに自転軸が大きくずれることはままある話です。

 実際太陽系で同じようにジャイアントインパクトを経験していると思われる金星は、公転面に対して177度とほぼひっくり返った状態ですし、同じく天王星は、98度ずれています。

 また、何度かある途中のインパクトでも衛星はできますが、その後に衝突があった場合は、衛星は遠くへ飛んで行ったり再び母惑星に飲み込まれたりすることのどちらかで、だから今、月がこのような状態で存在しているというのは、これが地球への最後の衝突の結果だと考えられるというのです。。

 そして、このときの衝突の強さ、角度、衝突天体の大きさなどが少し違っても、今のような地軸の傾きをもって、適度な気候をもたらしてくれる地球の姿にはならなかったわけです。

 現代のわれわれが味わっている地球の穏やかな気候は、神のごとき偶然が生んだ絶妙さの結果だということで、その神秘に感謝したいですね。


          ◆ 


 さて、だんだんに太陽の角度が下がってきた季節ですが、今日を境に日はまた長くなっていきます。

 陰の気が極まるのが今日の冬至で、これからは陽の気が増える境であることをして、「一陽来復」と申します。

 春が来る、新年が来る、悪いことの後に幸運に向かっていく、そんな意味です。

 さて幸運を呼び込みましょう。 

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これを我慢できるんだ

2016-12-20 23:55:55 | Weblog

 

 大雪が固まったところへ、季節が逆戻りしたような今週の札幌。

 せっかく固まった道路の雪が融け出して、つるつる路面に逆戻りです。

 このまま気温が下がったら、なお一層滑りやすい道路になるでしょう。せっかく札幌へ来てくれている観光客の皆さんの足元も不安定で申し訳ない気持ちです。


          ◆  


 今日は、舗装事業に関係する皆さんが集まって、技術会議&忘年会が開かれました。

 最後に時間が余ったので、私から「北海道の道路状況って、年々悪くなっていると思いますか?その割にはあまり道路を直してほしい、と言う要望やクレームが少ないように思うのはなぜでしょう?」と素朴な質問をぶつけてみました。

 すると一人から、「北海道は冬があるので、冬のがたがた道や、車線減少、スリップなど道路走行の悪条件が重なり過ぎているので、雪のない道路を走れればそれだけで嬉しくなってしまうんじゃないでしょうか(笑)」という発言があって、一同爆笑。

 冬道の厳しさに比べたら、夏の道路が悪いなんてそれほどたいしたことじゃない、と思えるのかもしれません。 

 ある意味我慢強いともいえるし、それが改善への意欲を失わせているという事なのかも。

 しかしまた別の人から、「でも、本州の道路事情を知っている人たちからは、北海道の道路は悪い、と言う話を聞きますね。本州で考えると(もうこれくらい傷んでいるなら修繕するのにな)と思うような道路でもなかなか修繕されていない、という感覚らしいです」という意見が。

 やはり、世間を広く知っている人が彼我の違いを比較することによって、おかしな点が見えてくるという事なのかもしれませんね。

 さて、観光客の皆さんは北海道の道路をどう見ているのでしょう。彼らの視点が気になります。

 

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その時親には

2016-12-19 23:39:21 | Weblog

 ガンから復帰した友人に久しぶりに会いました。

 ごく初期で発見されたガンで、「良くこの段階で発見できたなあ」と見つけてくれたドクターに感謝だったそう。

 しかし、ガンかどうかの検査をして結果が出るまでの間に友人のお医者さんと話をしていて、話題が親への連絡になったのだそう。

「病気のことを親に話したのかい?」
「いや、まだ」

「どうするの?」
「ガンと決まったら連絡しようかな、と」

「あのさあ、それは言わない方がいいと思うよ。手術が終わってある程度落ち着いてから、ゆっくり言った方がいいよ。どうしたって親って子供のことを心配する存在だからな。どうせ心配するにしても、落ち着いてから言って心配させる方がいいって」


 友人は、「この病気になっていろいろな友達からいろんなアドバイスをもらったけれど、これが一番『本当だな』と思ったよ」と感慨深いようでした。

 
 なんでも正直に言うだけではなく、たまには愛に満ちた嘘も良いのかもしれません。

 患者と家族をたくさん見てきたお医者さんならではのアドバイス。

 そこに真理があるような気がします。

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年賀状を分析すると人間関係もメンテナンス出来る、と思う話

2016-12-18 23:08:47 | Weblog

 

 いろいろな行事を終えて、ようやく年賀状作成に取り掛かりました。

 私が愛用しているのは「筆まめ」という年賀状ソフトですが、日本人の大事な年中行事専用ソフトという事で、実に痒い所に手が届く仕様が満載なので重宝しております。

 年賀状の紙面の方は、毎年写真と文章表現だけを変えて、もう基本的な形を変えないことにしました。それを考えるだけの時間がもったいないことに気が付いたからです。
 これでデザインから印刷までで二時間。

 あとは住所変更のお知らせと住所録に反映させて、喪中ハガキが届いた方にはその部分にチェックボックスを入れます。
 これで一時間。

 住所録は「年賀はがきを出すかどうか」と、「喪中かどうか」をチェックして、「年賀はがきを本来出す人」で「喪中でない人」を抽出してくれるので、それを打ち出すだけです。
 これで二時間。

 結局五時間ほどで約300枚の年賀状が出来上がります。昔はプリンターの不具合で結構な失敗ハガキを出したものですが、今はそういうミスはまずなくなりました。立派なものです。

 あとは一人一人の顔を頭に浮かべながら、一枚一枚に一言添えを書き加えます。

 私の場合、これに一番の力点を置いていますので多少時間がかかるのは仕方がないところですね。

 過去の年賀状の「出受」は記録されているので、「出したけれど返事を頂けなかった方」も一覧表になって出てきます。

 家を片づけるときに「断捨離」と言いますが、相手にも事情があるでしょうから、多少心残りな気もしますが人間関係もこうした機会に断捨離を進めるというのも現実的な対応だと思うようになりました。

 そもそも普段からネットで会話をしているのになお年賀状を出すような人もいるので、これなどはネットに切り替えてしまうのも一つの手と言えるでしょう。

 この一年間の人間関係を振り返って、勇気をもって関係性をメンテナスするというのも年末の仕事の一つと割り切った方がよさそうです。

 さあ今年も残り少なくなりました。年末はいろいろな節目がやってきますね。

 

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今年も柚子蕎麦、やりました

2016-12-17 23:55:55 | Weblog

 今年も何かとお世話になった、野遊び集団「GGアミーゴ」の忘年会が、いつもの会場「蕎麦屋たいせつ」さんで開かれました。

 3年前にちょっとふざけて柚子蕎麦を披露して依頼、恒例になってしまった柚子蕎麦の持ち込み。

 蕎麦屋さんで開く忘年会なのに、そこに手打ちの生蕎麦を持ち込むという乱暴なふるまいですが、同じくGGの仲間で気のいいマスターご夫婦のご好意で、許してもらっています。

 今年は忘年会の参加者が24名にもなったということで、1.3キロの玉を二回打つことにしました。

 まずは、やっと店頭に並ぶようになった柚子を買い込んで、皮をすりおろすところから始めます。

 馴染みのお蕎麦屋さんから買ってきた更科粉に熱湯を注ぎ、最後につなぎの小麦粉と柚子ペーストを入れて玉にしていきます。

 更科蕎麦は「細く長く」が信条なので、生地は薄くのし細く切ります。

 できるだけ打ち立てに近い状態で持ち込みたいので、時間を合わせてギリギリに打ち始めます。なので、失敗するともう次の蕎麦を打っている暇はなく、蕎麦が間に合わないというプレッシャーもあって、結構ドキドキします。

 
 柚子蕎麦は、私が茹でるのも手伝って皆さんに食べていただくことができました。

 年齢も仕事も釣りやアウトドア経験も全くバラバラな人たちの集まりって良いものです。今年はマメイカ釣りを大いに指導してくれたのもこの仲間の皆さんたち。

 おかげで最後はヤリイカも釣れましたが、その道のベテランに言わせると、「ヤリイカはいれば釣れる。マメイカは釣るのに修練が必要。そこが違う」と言われました。
 こういう一言が得られるのもこの会合ならではです。

 私は蕎麦ですが、釣りをはじめ、それ以外の一芸や二芸に秀でている人たちがたくさんいるので、多様な世界を知ることができるってすばらしい。

 今回も楽しいひと時でした。来年もよろしくお願いします。 

 

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今日は32回目の結婚記念日でした

2016-12-16 23:19:54 | Weblog

 今日は妻との32回目の結婚記念日。ささやかな食事で記念日を祝いました。

 二人して、「もう32年が経ったんだねえ。一体何があったのかな」と言って笑いあいました。

 「割れ鍋にとじ蓋」とはよく言ったもので、まあ似た者同士の夫婦で、いろんなことがあったような気がしますが、振り返るとそれほど強烈に覚えているほどのこともなし。
 結果としてうまくいっているから良いのかな。

 二人でキャンプをして、釣りに行って、友達との飲み会に参加する。お互いの得手不得手を補い合って、互いの苦しみを半分にして笑顔を倍にする。

 そういう関係でいられるのが幸せです。

 
 でも「去年どうやって結婚記念日を過ごしたかねえ?」と考えるとお互いにはっきりと覚えていませんでした。

 過去に生きるのはやめて、「今ここ」を真剣に過ごせってことなのだと思います。

 妻よ、これからもどうぞよろしく。

 皆さん、これからもよろしくお願いします。

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ビッグデータを使ってインフラ管理ができる!?

2016-12-15 23:32:48 | Weblog

 

 札幌市内で開催された土木研究所による「新技術ショーケース2016 in 札幌」での講演会を聞いてきました。

 タイトルは「社会インフラの維持管理におけるビッグデータ時代の到来」というもので、膨大な量のデータを意味する"ビッグデータ"が、維持管理にどのように役立つのか、ということに興味があって参加したものです。

 講師は北海道大学大学院情報科学研究科の長谷山美紀教授。小柄な女性の先生です。

 冒頭でまず驚いたのが、近年のデータ量の急激な増加傾向。アメリカの調査会社であるIDCが発表したレポートによると、「国際的なデジタルデータの量は飛躍的に増大しており、2011年(平成23年)の約1.8ゼタバイト(1.8兆ギガバイト)から2020年(平成32年)には約40ゼタバイトに達すると予想される」と言うのです。

 「ゼタ」というのは千倍ごとに名前を変える桁で、10の21乗のこと。メガは10の6乗で、ギガは9乗、以下テラ、ペタ、エクサときて次がゼタというわけ。

 画像や音声などもすべてデータになるので、時代が進むにつれて、人々が作り保存するデータ量は加速度的に増えてくるのです。

 問題なのは、特に画像などは、ファイル名やタグなどを付けずに、単なる記号や番号で管理されてしまうと、"何を写したのか"ということが分からなくなってしまいます。

 せっかく記録してある貴重な画像もそれでは活用が難しいのですが、それを解決しつつあるのが今日の講師である長谷山先生の研究で、類似した画像を検索して膨大なデータ群から抽出する検索エンジンを開発したのです。

 それを紹介したテレビ番組が紹介されましたが、番組の中で当時の長谷山先生が北大のクラーク像をデジタルカメラで撮影し、その画像に似た画像をネットの中から集める試みでしたが、見事に他の人が撮影したクラークさんの写真を幾つも集めることができていました。

 長谷山先生は、「原理は数学なので、再現性は期待できる技術です」と事もなげにおっしゃいますが驚きました。

 つまりこれは、何を写したかということを記録しなくても、似ている画像を検索で抽出できる技術が確立しつつあるという事。

 この検索エンジンの精度が上がることで期待できることは、例えば構造物が昔と今でどう変化したかという変状の度合いがわかるかもしれないということです。

 たとえば河川の堤防が老朽化で膨らんでいたりすると、危険ですが、今までは見るべきポイントがわかっているベテランの職員が見なければ変化を捕まえられないところが、素人でもいいから写真を撮ってきてその変化をAIで判断させるというようなことができるかもしれません。

 ベテランでなければ持ちえない、経験によって形作られる眼力のような能力を機械が持てるかもしれません。

 最初は機械にはとても変化の判断が難しいとしても、膨大なデータ量で何度となく判断を繰り返すことで、認知精度はどんどん増してゆくに違いありません。

 こうしたイノベーションが社会を動かしてゆくのですね。うーむ、興味深いなあ。

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懐かしの超能力ブームの火付け役、ユリ・ゲラー

2016-12-14 23:49:52 | Weblog

 NHKBSプレミアムで放送している番組「アナザーストーリーズ」。

 今日の放送は、スプーン曲げの超能力で一世を風靡したユリ・ゲラーのために人生が変わった人々の物語。

 思い返せば始めてユリ・ゲラーが日本のテレビに登場して超能力でスプーン曲げを見せたのは、1974年のことだそうです。もう42年も前のことなんですね。

 

 まず、ゲラーを見出したのは、UFO番組のディレクターとして辣腕を振るった矢追純一さんなんだそう。当時から変わり者のディレクターだったそう。

 彼はユリ・ゲラーと直接会った時に、彼が矢追さんが持っていたパイプ手入れのスプーンを曲げるのを見て、(これは行ける!)と確信して番組を提案。
 
 ゲラーを日本に招き、スタジオでスプーンを曲げ、またカナダから念を送って日本中の視聴者自身の超能力でスプーンを曲げるという、視聴者と一体となる演出を披露しました。

 日本中から「曲がった!」という電話が殺到し、番組は大超能力ブームを巻き起こしました。

 
 そんな人生が変わった一人が、がこちらもハンドパワーで時代を席巻した超魔術師のMr.マリック。

 この番組が放送された当時マリックさんは25歳で、本名で手品グッズを売っていました。ところが普段は楽しみにして手品を見て拍手をしてくれたお客さんたちが、この番組の翌日から店の前を通る人たちが「手品?インチキでしょ?私は本物の超能力を見たの」という冷たい反応になったのだそう。
 

「あの謎を説かなければマジシャンの自分に未来はない」と、ユリ・ゲラーに直接会いに行きます。結局ゲラーには会えなかったものの、ゲラーに批判的なマジシャンに会って、その技をみっちり教えてもらったそう。

 そして超魔術師として技を鍛え、ついにゲラーが登場した「木曜スペシャル」に自ら"Mr.マリック"として登場し、最後にはスタジオの観覧客に暗示をかけてカメラの前でスプーンを曲げさせることに成功。

「目の前で曲げるシーンが撮れたという事で、ゲラーよりも少し進化したと思いました」

 ゲラーはただの手品師だった本名松尾昭さんの人生を変えて、超魔術師Mr.マリックを生んだのでした。

          ◆ 
 
 「アナザー・ストーリー」では、イスラエルに住むユリ・ゲラー本人を訪れてインタビューを敢行。

 42年前の番組を見せると、「よく覚えているよ。日本中のみんなが見てくれたね」と、日本を驚かせたことが嬉しかったよう。

 ゲラー自身は、ハンガリーからの貧しい移民の子。七歳の時にスプーン曲げができるようになったのだそう。

 幼い時からそれを見世物として人々に論争を巻き起こした彼の半生。
 
 インタビューの最後に「あなたの超能力は本物ですか?」そう訊かれて彼は「良い質問です」そして、「それを決めるのはあなたです。謎は謎のままに」と。


 マリックさんは最後に彼を称して、「超能力者以上に超能力者らしい。もう"超能力者"というキャラクターでいいんじゃないですか(笑)」

          ◆  
 
 私も当時はすっかり超能力にあこがれたものですが、スプーンは一度も曲がりませんでした(笑)。

 なかには、スプーンを曲げた少年がインチキを暴かれてバッシングされるという可哀想な事件もありました。

 ブームは冷静に振り返ると、懐かしい人生の思い出インデックスになります。そのシーンを見ると当時のことを生き生きと思い出すものです。

 再放送は12月20日(火)の夜にあるそうです。自分の青春を思い出してみませんか。
  
【アナザーストーリーズ】
  衝撃の超能力ブーム~スプーン一本、人生が変わった
 http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2016-12-20/10/12738/1453046/

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理系が見ると喪中ハガキはこう見える

2016-12-13 22:58:44 | Weblog

 

 そろそろ年賀状の準備をしようと、たまっていた喪中ハガキを整理し始めました。

 義理のお父さんやお母さんが亡くなった、という友人のハガキを読んで、(ああ、自分もそういう世代なのか)と自分の年代を再確認するのはまだ良いとして、かつてお世話になった先輩から「妻が亡くなりました」という知らせだったり、先輩の奥様から、「主人が○月○日に永眠いたしました」という知らせが来るのは辛いものがあります。

 これまでに私の手元には27通の喪中はがきが届いているのですが、ざっと見る限り、亡くなったお身内の年齢もどんどん高くなっています。

 ちょっと不謹慎ながら、いただいた喪中のお知らせの無くなられた年齢について統計を取ってみることを思い立ちました。

 27通のうち亡くなられたお身内の年齢が書いていない5枚を除く22通分の統計です。

 まず男女比で言うと、男性が9名で女性が13名。いただいた中での最高齢は108歳、一番若い方で69歳、平均は87.7歳でした。

 男女の平均を見ると、男性の平均没年齢は84.6歳、女性は89.8歳でなんと5.2歳もの開きがありました。

 十歳区切りでの人数をくくってみると

 60代 … 1人(女1)
 70代 … 3人(男2、女1)
 80代 … 9人(男4、女5)
 90代 … 6人(男3、女3)
 100 代 … 3人(女3) という具合でした。百歳以上は全員女性というのがすごいですね。

 全体を低い方から順に並べた時の真ん中の値である中央値(11番目と12番目の値の平均=88と89)は、88.5歳で、ほぼ平均と同じと言って良いでしょう。

 ところで2014年の日本人の平均寿命は男性が80.50歳、女性が86.83歳ということですから、私のところに届いたお知らせの皆さまは、日本人の平均よりもまだ長生きでいらした、という事でしょう。

 先日ご紹介した『Life Shift』という本では、「これからは大体半数の人たちは100歳まで生きる世の中になる」ということを前提として描かれた近未来像でした。

 それも単に長く生きるだけではなく、健康寿命が長い人生を送ることになるのだ、と。

 皆さんもやりたいことをいつまでもやれる人生を謳歌するためにも健康第一でお過ごしくださいね。 

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増毛のJR廃線をめぐる話題

2016-12-12 22:37:00 | Weblog

 留萌の知人が訪ねて来て、地域の四方山話になりました。

 増毛では、去る12月4日に留萌本線の留萌~増毛間が廃止されるということが話題になっていました。

 この廃線の話は、昨年八月にJR北海道が発表したもので、皮肉なことにその後に、鉄道ファンたちが名残を惜しんで続々と留萌を訪れてきたのだそう。

 今年は夏ごろから賑やかになってきたそうで、特にラストランとなる最終日の12月4日は前の日から、たくさんの鉄道ファンが押し寄せたそうです。

 その知人は、「増毛町って人口4千5百人くらいなものですが、その町民の半数くらいが外から押し寄せてきていましたよ」と驚いていました。

「廃線になった翌日以降はどうですか」
「それがまさに潮が引くように、ぱったりと誰もいなくなりました(笑)」

 それまでが妙ににぎわっていたために、かえってひときわ寂しさが募るようです。

「でも他の路線では復旧がなかなか進まないJRですが、『仕事が早いなあ』と思うシーンもあったんです」
「へえ、それはなんですか」

「踏切の遮断機は翌日には撤去されましたし、もうすぐ踏切の撤去工事も始まるようです。こういう仕事は速いんですねえ(笑)」


 まあ施設管理者としては当然だと思いますが、その仕事の速さが皮肉られるのはちょっと残念です。

 増毛には日本最北の酒蔵「国稀酒造㈱」や暑寒別岳、人気のお寿司屋さんがあるなど、すぐれた資源もあるので、願わくば廃線跡が観光資源になるなどして記憶と経済が結びつくと良いのですが。

 ちなみに増毛港は、春はホッケ、夏はマイカ、秋はハゼなどが良く釣れる港として一級の評判があって大人気の港。

 チャンスがあればそちらの観点でも訪ねてみたいものです。   

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