北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

雪は塊のまま運ぶ

2016-12-11 22:02:03 | Weblog

 昨日久しぶりに雪かきをしたせいか、朝からめまいがして動けなくなりました。

 今日の朝も除雪車が入ってくれるほどの雪が降っていたのですが、片づけに出られませんでした。

 代わりに出てくれた妻からは、「お向かいが『ご主人、どうした?』って言うから『ダウンしてます』って言ったら、『頑張りすぎたんだよー』って笑ってたよ」とのこと。
 いやはや情けない。


 二度寝をして少し回復したところで、積もりに積もったベランダの雪下ろしを始めました。

 窓の外には80センチくらいの高さで積もっていますが、これくらい積もると窓を開けてもドサッおちてはきません。

 まずは雪の中へ入っていって、足場を固めてから雪を下に投げおろします。

 北海道の雪は気温が低いのでサラサラしているとは言われますが、積もった雪が重さで沈むと少しは固まってきます。

 雪かきに慣れた人にはおなじみですが、こういう雪は軽く切れ目を入れるとそのとおり固まったまま持てるようになるので、一度に多くの雪を扱いて便利です。

 一応ベランダは綺麗になりましたが、別に冬に何か使うわけではなくて、暗くならずに窓から光が入るようにするための雪かきです。

 まあ冬らしくなりました。。

 

 

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札幌は大雪、車も何十年ぶりかでスタックしました

2016-12-10 21:31:35 | Weblog

 札幌の朝は大雪です。

 我が家の前も夜中に除雪車が入ってくれたようなのですが、その後にさらに雪が降っていて、家の前にはどっさりと雪が積もっています。

 札幌は24時間降雪量が54センチだそうで、積雪は65センチ。過去二番目の大雪です。

 朝に一時間半ほど家の前の雪を敷地に中に運んで除雪作業をしましたが、やっている最中にもどんどん雪が降ってきます。
 結局夕方にももう一時間ほど除雪をしてようやくなんとか形になりました。

 我が家の二階の居間から見るベランダはどんどんと雪が積もって80センチに達しています。あーあ、明日は除雪しなくては。

 
 雪が積もって大変なのに、わざわざ汚れている車を洗おうと洗車場へ向かいました。

 除雪をしていない洗車場へ、(四駆だから大丈夫だろう)と無理やり突っ込み、なんとか洗車を終えたのですが、洗車場から道路へ出ようとしたところで、積もる雪に車のお腹がつかえてしまい、スタックしてしまいました。
 雪でスタックするなんて何年ぶりでしょうか。

 何度も脱出を試みましたが、らちが明かず、家が近かったこともあって、とうとう妻にスコップ持参での救援を求めました。

「もう!だから行かない方がいいって言ったのに!」

 妻はややおかんむりですが、いたしかたない。

 届いたスコップで車の下の雪をどけて、ようやく脱出に成功。いやはや、助かりました。

 
 この大雪のせいで、JRは運休が相次ぎ、新千歳空港もほぼ麻痺状態。旅行者にはちょっと残念な週末でしょう。

 
 まあ雪は大変ですが、これで道路のつるつる路面はいったん解消です。雪のきれいな札幌になってきました。 

 

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身体は湯たんぽで温めて、不調を吹っ飛ばせ!

2016-12-09 23:10:26 | Weblog

 

 だいぶ前に、東急ハンズで「電気湯たんぽ」を買ったという話題を書いたことがあるのですが(10月28日ブログ http://bit.ly/2eD0kE1)、結構重宝して使っています。

 熱湯を入れるわけではないので暑すぎることはなく、優しい感じの暖かさですが、冷えてくるとコンセントをさすだけで簡単に温まるので、いちいち熱湯を沸かすような手間がいらなくて便利です。

 私は部屋の中にいても足が冷たくなるほうなのですが、これを足元に置いて温めると下半身が温まって良い感じですし、夜寝るときに布団に入れるとすぐに体が温まります。 

 
 体は冷えるよりは温めている方がなんとなく良いのだろう、と思っていたところ今月号の致知の健康の紙面で「『湯たんぽ』で病気にならない体をつくる」という記事がありました。

 記事を書いたのは、青山・まだらめクリニック院長で自律神経免疫治療研究所所長の班目健夫さん。

 班目先生の病院では西洋医学と東洋医学の両方の優れた面を総合的に取り入れた治療を行っていて、訪れる患者さんの症状は、慢性的な頭痛や肩こり、膝や腰の痛み、下痢や便秘、高血圧、さらにはうつ病、ガンまでさまざま。

 そしてそれらの患者さんたちに共通しているのが、"血液の滞り"で、その原因が「体の冷え」。こちらの病院で体を温めて血流をよくする治療法を施すと、西洋医学では歯が立たなかった症状がどんどん改善していくのだそう。

 この冷えを解消するために班目先生が発見し、推奨してきたのが「湯たんぽ」を活用した健康法というわけです。


          ◆ 

 具体的な湯たんぽ健康法は
①ペットボトルなどではなく、市販の湯たんぽを使う
 →ペットボトルなどは破損の恐れがあるので使わない方が良い。

②一日中体を温める
 →夜寝るときだけでなく、起きている間に使うのが良い。絶えず外から熱を加え続けることで冷えずに済む。
 →特に冷え性の人はできるだけ長時間にわたって体を温めるよう心掛けるとよい。デスクワークの最中、食事をしながら、テレビを見ているときなど、少しでも座っているならそれが湯たんぽタイムです。

③湯たんぽは熱量が大切
 →湯たんぽにお湯を入れるときには沸騰したお湯を入れること。そうすると熱量がずっと保たれる。

④温める部位が大事 
 →湯たんぽを充てる部位として効果が大きいのは、お腹、お尻、太ももなど大きな筋肉があるところ。その理由は大きな筋肉が活動を支える熱エネルギーを生み出しているから。
 →温める順番は、お腹→太もも全面→椅子の背においてお尻→机やテーブルの上に置いて二の腕、という風に順繰りに温めると効果的だとも。

⑤熱を逃がさない環境を整える
 →肌着をしっかり着るとかして、上半身よりも下半身の保温効果を高める。

⑥日常生活を見直す
 →早寝早起きや食事はしっかりと噛んで食べる、シャワーではなく湯船にちゃんと浸かる、冷たいものを飲み過ぎないなどといった日常生活に気を配ること。

 
 こうしたやり方で、たとえ五~十分程度の細切れの時間しかなくても、その間に体を温める努力を繰り返していれば熱の貯金ができます。

 根気強く粘り強く体を温めて、病院に頼らず、薬に頼らず、特別な健康グッズに頼らずに、身体の不調を追い出してやりましょう。

 僕は電気湯たんぽで温まってます。
 

 

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観光客を快適に~がたつきをなくせないものか

2016-12-08 23:52:41 | Weblog

 

 今日の札幌市内は降った雪が凍って大変なつるつる路面になりました。

 お昼に街を歩いていたら、少し前でカップルでいた女性の方がスーツケースも倒れて痛そうなそぶりをしています。

 どうやら凍った歩道で転んでしまったようで、すれ違う時に「大丈夫?OK?」と声をかけると、「OK、OK」と苦笑いをしていましたが、ちょっと痛そうで可哀想でした。

 この季節でも札幌市内の中心部では多くの国内外からの観光客を目にします。

 今やそんな観光客が必ず持っているのはキャスター付きのキャリーバッグ。

 札幌中心部には地下道があるので、地上が大変な時は地下道を歩く人が多くいるのですが、キャリーバッグを引っ張る皆さんががたつくのが点字ブロックの部分。

 よく見ると、点字ブロックは囲むように張られているので、キャリーバッグを持ち上げない限り、がたつくのは仕方がありません。

 点字ブロックがここまで親切に網羅されてきたことは社会として立派なことですが、観光客がこれだけ増えてきた今日、点字ブロックの機能を保持しつつ、キャリーバッグのがたつきをなくすような工夫はできないものでしょうかね。

 色は同じようにして、ところどころが平らになっているなんて工夫で良いと思うんですが。

 ちょっとした改善で都市を快適にできる工夫ってまだまだあるように思いました。


 

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地震予知と掛川の歴史的関係を思い出した話

2016-12-07 23:52:25 | Weblog

 

 今日は12月7日。

 72年前の今日、戦争真っただ中の昭和19年12月7日に、熊野灘を震源とするマグニチュード7.9のプレート境界型の巨大地震が発生しました。

 戦時中という事もあって、千名以上の死者を出しながら、東海地域の軍需工場が被害を受けたことを大っぴらにすることができず、情報統制がされ、具体的な被害はほとんど知らされることがありませんでした。

 ところで、おりしもこの地震発生当日の午前中に、陸軍測地測量部が掛川から御前崎までの水準測量作業を行っており、その際の測量で4ミリを超える大きな誤差が出現しました。

 また、作業時の手記に、「レベル(水準)を合致させようとするも、レベルの気泡が動いて静止しない。たんぼの中の一本道で強い風が吹き抜けていた。日傘で風よけを作らせたり、機械のセットをやりなおしたりいろいろ試みたが、レベルの動きはますます大きくなるばかりであった。そのうち、大地震がおき、瞬間、道路が波うってくるのがみえた」という表現があるとのこと。
 
 研究者の中には、測量の誤差よりも、レベルが動いたということの方が地震直前のプレスリップの現象ではないか、と考えられているようです。

 このことによって、東南海地震のみならずプレート境界型の地震には前兆現象があり、それをとらえることができれば地震予知ができるのではないか、という根拠となっているのだそう。

 掛川にいた時に、掛川市史を読んでいて、東海地震予知の基礎的研究に掛川が登場していて驚いた当時の思い出がよみがえります。

 毎朝NHKラジオを聞いていると、「今日はどんな日」というコーナーがあって、そこで今日が昭和19年に東南海地震発生が発生した日だ、という紹介があって掛川のことを思い出した次第。

 さて皆さま、地震への備えは大丈夫ですか?

 平時にこそ有事の備えを欠かさずに。

 
【参考:「水準測量データの再検討による1944年東南海プレスリップ」 名古屋大学 木股文昭・鷺谷 威】
http://bit.ly/2gaw314

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「Life Shift』を読む~百歳までの人生をどう生きたらよいのでしょう

2016-12-06 23:10:42 | 本の感想

 

 『ライフ・シフト(Life Shift)~百年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著 東洋経済新報社)を読みました。

 著者のリンダ・グラットンは、ロンドンビジネススクールの教授で、人材論・組織論に関して今最も活躍している学者の一人です。

 この本の問いかけの主旨を一言でいうと、人間が高齢化、つまり長寿化し長寿社会になっているという事実を踏まえ、ではどういう生き方をしなくてはいけないか、ということ。

 今の我々の社会は、20世紀になってから私たちの寿命をもとに、人生を三つのステージに分ける考え方が定着しました。
 ①学業のステージ ②仕事のステージ ③引退のステージ という三つです。

 ところが21世紀を迎えて、日本では少子高齢化が進んでいることが叫ばれるようになって、少子化によって人口減少や年金を支える世代の人口不足が問題視されるようになりました。

 少子化への対応はもちろん必要ですが、もう一つの社会変化、すなわち高齢化の問題も捨ててはおけません。

 医療の進歩や衛生状態、栄養状態の改善によって、人々がなかなか死なない社会になりました。そのため、寿命が70歳程度だった時に適していた三ステージの社会制度では、寿命が80歳になった今日に対応しきれず、しかも今後我々の半数はおそらく百歳まで生きる時代になると予想されるのです。

 そうなると現代のような三ステージの社会制度も、我々自身の人生に対する考え方も変えなくてはならないのは当然です。さて、一体どうしたらよいでしょう?


           ◆  


 考えなくてはならないポイントはいくつかあります。

 一つには寿命が延びたことで、引退後の生活時間が長くなり、仕事のステージで稼いで貯めた資金では引退後の長い時間を暮らしていけないという問題。かつては60歳で引退して70歳で寿命が尽きてしまう社会であれば、40年稼いで貯めたお金で10年暮らせばよかった。
 しかし人生が百歳の時代になれば、引退後30~40年暮らすには現役の時に相当な割合を貯金に回さねばならず、そうでなければ70~80歳まで働くというように社会制度を変革させていかなくてはなりません。

 二つ目には、一つのスキルを身に着けていればまあ40年という現役世代を生きていけた時代から、労働年数がこれまでよりも長くなりかつイノベーションが激しくなるこれからの時代、人生の仕事のステージの間に『学び直し』をして、職業を変えられる自分になっていなくてはならない時代になるのではないか、ということ。
 単に20代中盤まで学べば、あとは仕事、という時代ではなく、仕事をしながらも新しいスキルや資格を学び取り、次に来る時代でも求められる人材になり続けなくてはならないのではないか、という問題意識。
 一つの会社や職能で稼いで暮らしてゆく人生ではなく、職場も仕事の内容もステージが変化するようなマルチステージの人生を想定しなくてはならないだろうという予測です。

 三つ目には、高齢化と言うのは決して暗い時代が長く続くネガティブなイメージではなく、「健康寿命が延びる」ということ、つまり何かをする時間は結構豊富にあるのであり、死ぬまでの長い時間をどのように生きるか、という生き方が問われるようになるということ。
 ここで大切になるのが、貯金や財産のような『見える財産』だけではなく、家族や友達、スキル、信頼といった『見えない財産』を持たなくしては、金銭面での成功もできません。

 四つ目には、とはいえ、『見えない財産』だけでなく、『見える財産』である自分の金融資産も必要な額を見極めて、堅実に運用するような金融リテラシーも意識をしスキルを獲得しておいた方が良いという事。

 五つ目には、これらのことをこなそうと思うと、仕事中毒な人生を過ごしてしまって、引退以後は友達もおらずできる趣味もなく、濡れ落ち葉とさげすまれかねない生き方は止めようということ。
 強い気持ちをもって、目的的な暮らし方を自分で選択しなくてはならないということ。
 そうなると趣味といっても、単に時間を潰すだけのものではなく、自分を変化させ、自分のアイデンティティを変え、新しいライフスタイルを築くための有用な時間として過ごすべきです。
 レクリエーションで過ごすのではなく、リ・クリエーション(=再創造)のための過ごし方を選択しなくてはなりません。


          ◆  


 世の中が一斉行進で進む時代ではなくなって、あなた個人のオリジナリティが問われるようになる。みんなと同じ生き方では、しかもそのオリジナリティすら、勉強と生涯学習によって変化をさせる必要があるかもしれません。

 社会の変化に柔軟に対応できるような、柔らかい考え方と様々なことができるマルチなスキルを持っておいた方がなお良い。

 健康の保持も重要な要素になります。若いときの無理が長寿を妨げるようなことはない方が良い。

 
 今60歳を目の前にする【私】にとって、百年ライフのこれからはいかにあるべきか。

 今30歳の子供たちの世代に対して【私】は何をすることになるのでしょう。

 『Life Shift』

 この本は、誰かのための本ではなく、【私】のための本でした。


          ◆ 

 …とまあ、実際興味深い本ではありましたが、こころのどこかで(なんとなく僕自身既にこれに近い生き方を実践しているのじゃないかな)と思うところがありました。

 それはつまり、生涯学習的生き方の実践ということ。

 人生百年時代を誰かの高齢者問題などととらえずに、我が事して考え、自分の生き方を考え、実践する。それが生涯学習的人生、生涯学習的生き方です。

 生涯学習が提唱されてから四十年。ようやくこういう本が世界を舞台に登場したか、という感慨深いものがあります。

 これからの自分自身の人生のあり方を考えることの背中を押してくれる本ですよ。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 』 楽天ブックス

 http://books.rakuten.co.jp/rb/14383465/

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積丹半島味わい尽くし 風景、寿司、温泉そしてヤリイカ釣り

2016-12-05 23:50:03 | Weblog

 さて、日曜日は余市での車中泊を朝四時起き。今日は3人連れで西積丹方面へ向かってホッケ釣りにチャレンジしようというのです。

 一緒に行ってくれる石塚さんの話では、この時期のホッケ釣りは朝間詰(あさまづめ)が最適という事で、真っ暗な朝に車三台で出発です。

 一時間ほど走ってまず向かったのは、稲穂峠を越えた西積丹側の海で、泊村の兜千畳敷という海っぺりの広い岩場。

 我々が現地に着いた5時半くらいはまだ真っ暗でしたが、車中泊をして場所取りを始めている先行者のヘッドライトが何十個も見えました。

 我々も真っ暗な中をヘッドライトを頼りに、崖とゴロゴロした足場に注意しながら突端部へそろそろと向かいます。

 波の高さが0.2メートルほどという予想に反して、1メートルほどの波と風に驚いていると、岩場に当たった波がザッパーンと上から降ってくる厳しい釣り場。

「ここのホッケはどうやって釣るんですか?」と訊くと、「ここは"浮き釣り"で行きましょう。海底も岩場なので、底に針が付くような釣り方だとすぐに針が引っかかってしまいますから、浮きを使って針が浮いたところで釣るわけです」という説明で、早速仕掛けを海に投げ入れます。

 周りには何十人もの釣り人が2メートルおきくらいに立っていて似たようなところに浮きを投げ入れています。…しかし…、釣れない! 周りの人たちを見ていても誰も釣れていません。

 二時間ほど頑張ってみましたが、後ろから来ていた波がだんだん前からの波に変わってきたのを潮時に、退散することにしました。

 車に戻って明るくなった兜千畳敷を見て、やっと全体像が見えましたが、荒々しい風景の中で波と風を感じていると、もう鳥羽一郎の演歌の世界でした(笑)。

          ◆ 


 これではしょうがないというので、次は港での"サビキ釣り"とルアー釣りに挑戦するために盃漁港へと向かいます。

 日が昇ってきて、港の中の水はものすごく透明度が高くて、これぞ積丹ブルー。

 しかしそれにしても釣れない…。サビキでもルアーでも釣れません。二時間頑張ってみましたが、ここでも玉砕です。

 行き交う釣り人に訊いてみても、「ここのところは本当にいないねー」と渋い顔。今年の冬もホッケはアタリが悪いんですねえ。


          ◆ 


「ゲン直しにお昼を食べて温泉に行きましょう」ということで、神恵内の勝栄寿司さんへ直行。

 石塚さんが「僕のなかで全国五本指のお寿司屋さんがこちらです」と言うだけあって、ネタの厚さが半端ではありません。

 夏にはタイミングが悪いと長蛇の列に並ばされ、おまけに並んでいる途中でネタがなくなるという悲劇もあるということなので、訪ねるシーズンを選んでください。

 
 お昼の後は強塩水の源泉かけ流しが嬉しい「温泉998」へ。

 塩分が強いくて湯冷めをしない温泉に存分に浸かって、ちょっとだけ昼寝。なんだかとっても良い気分です。


          ◆  


 休憩も終わったところで、「水泳の北島康介じゃないけれど、『手ぶらじゃ帰れない』よね」ということで、最後に夕方の釣り目指して、今度は当丸峠を越えて積丹半島の北側の幌武意漁港へ車を走らせます。

 いよいよ今日最後の釣り場の幌武意漁港で、私はイカ狙い。

 マメイカ狙いでエギをほいっと投げ入れると、割と早めにマメイカがかかってきて、やっとのことで本日のボウズ脱出です。マメイカは十匹くらいはわりと早く釣れて調子が良かったのですが、そこでパタリとアタリが止まりました。

 その後はすっかり暗くなってからの粘りの勝負。

 一時間ほど粘ったところで、イカのアタリがありましたが、手元にぐいっとくるこの感触は重さが違います。ついにヤリイカが釣れました!

 マメイカとは違う手ごたえには興奮がやみません。

 その後ヤリイカはもう二匹釣れてこの日の釣りとしては大満足でした。


          ◆  


 一方、石塚君の方は投げ釣りで根魚狙い。

 ホッケの釣り方には、浮き釣り、サビキ、ルアー、そして投げ釣りと四種類あるのですが、今日はそれを一日で全部体験することができて、勉強になりました。

 
 家に帰ってからは、石塚君にもらった宗八カレイやヤリイカを捌いて、ヤリイカは一パイを刺身にして楽しみました。

 これも積丹リゾートの延長戦。ホッケには会えませんでしたが、積丹の景色、味、温泉、そして釣りまで楽しめた一日。積丹地域のポテンシャルを大いに感じた濃い一日になりました。

 石塚さん曰く、「お金と時間があるんだったら、海外へ行くよりも積丹の方がよっぽど味わい深く楽しめると思うんですよ」。

 まだまだ知らない北海道がここにありました。 

 

 

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この季節にキャンプで食べる、北海道の「東京ホルモン」

2016-12-03 22:25:22 | Weblog

 この週末は、友人から野外キャンプ&西積丹リゾートの誘いがあって、異常に暖かい冬の積丹リゾートを、存分に味わってきました。

 話の発端、は土曜の夜に余市の港で『由仁町の東京ホルモンを味わおう』という催しをすることでした。

 私は恥ずかしながら、東京ホルモンという食べ物を知らなかったのですが、北海道の由仁町で始まって今や東京まで地方発送をするほど有名なホルモン焼きなのです。

 (12月の北海道よくやるなー)と思いましたが、十人以上の仲間が集結。野外にスクリーンテントを張ってその中で夕張から来た友人持参の東京ホルモンの始まりです。

 この東京ホルモン、もともとは東京から来た初代店主が馬具屋を営んでいたのが「東京さん」と呼ばれていたのだそう。そして馬具が衰退することを見越して、「東京食堂」を開業、そして二代目が食堂の人気メニューであったホルモンをほぼ現在の形に改良して「東京ホルモン」となったのだそう。

 実際食べてみると、これまたここに至るまで創意工夫が積み重ねられたという特製の正方形の鉄板の上で、ホルモン、玉ねぎ、もやしがこれまた特製の味噌だれに絶妙にマッチして旨い!

 かつて、円筒状の冷凍のマトンが一般的だったジンギスカンに、漬けダレのジンギスカン肉が登場してきたときに「旨い!」と思いましたが、それに匹敵する衝撃です。

 こういう食べ物を知らなかったとは、私もまだまだ社会勉強が浅い、と反省したところです。

 馬具屋から転じて、皮工芸品にウィングを広げたのがソメスサドルならば、こちらは東京食堂から食文化への展開。

 北海道のもともと持っているチャレンジングな精神を如何なく発揮されていますね。

 
      ◆


 さて、この日はこうして一気に夜までなだれ込み、参加者はみなそれぞれの車で車中泊。

 しかし私を含む仲間内三人が、「ここまで来たなら翌日は積丹半島全域で釣り&リゾートとまいりましょう」ということで、翌朝4時起きで釣り場へと向かいました。

 なんといってもガイド役は、夏は北海道一のサイクリングガイド石塚裕也さんで、自転車に乗れない冬は釣りガイドとしてビジネス展開をしているプロですから、楽しくないわけがありません。

 そんな期待の膨らむ明日でした。

 

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思わぬところで繋がってたという話

2016-12-02 22:46:37 | Weblog

 

 ある依頼事があって、某自治体に電話をしました。

 さしたる知人もいないので、関係していると思われる部所へまず電話をしてみることに。出てくれた相手は「御用はなんでしょう?」と怪訝そうな声。

 こちらの名前や立場を名乗り、用件を伝えているうちに相手から、「小松さんって、もしかしてフェイスブックをやられています?」という質問がなされました。

 こちらも驚いて、「え、ええ、小松正明という名前でフェイスブックをしています」というと、「ああ、そうですよねー。実は僕も友達になっていて、たまに記事を読ませてもらっているんですよ」という返事。

「そうですか、お名前は何とおっしゃるんですか?」
「▲▲◇◇です」

 どれどれ、電話をしながらパソコンでフェイスブックを開き、言われた名前を検索すると…、おお出てきた、出てきた。失礼ながらはっきりと顔は浮かんでこないのですが、だいぶ以前に友達申請をいただいて承認をした記録が残っていました。

「ありましたー、そうでしたか。これからもよろしくお願いします」
「そうですねえ」

 お互いにそういうことが分かると、そこから先は電話での会話も一気に親しみのこもったものになりました。

「で、実は…というお願いでして…」
「わかりました。ちょっと上司を含めて回りと相談する時間をください」

「はい、よろしくお願いします」


 普段からこういうことを期待している訳ではないのですが、自分をさらけ出していろいろなことを発信していると、どこかで何かの機会に秘かに自分のことを見てくれている人がいるということなのでしょう。

 ネットによる、『意識していない繋がり』を感じた、そんな一日になりました。
 
 上手く使うとネットは確かに便利なのです。

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掃除の戦いも、ジャブは世界を制すのだ

2016-12-01 23:47:27 | Weblog

 

 いよいよ今日から師走。

 一年の終わりを迎え、年賀状に大掃除、正月の準備とやることが目白押しですね。

 私こと、家の掃除に関しては関心が深く、気が付いた時に気が付いたところをちょこちょことやるようにしています。

 我が家で重宝しているのはK社のクイックルワイパーハンディという、フワフワした吸着繊維の力で、細かい埃やハウスダストをからめとる掃除用具。

 フワフワをとりつける柄の部分は短いものと三段に伸縮するタイプのものがありますが、我が家には伸縮が3本、短いものが1本の、全部で4本あります。

 これは私の希望で買い足して来たのですが、掃除って、汚れに気が付いて、(お、きれいにしなくちゃ)と、ほんの一瞬やる気になった時に周りに掃除道具がないとすぐに気分が萎えてしまってやる気が失われることがよくあります。

 そこで家の中のあちらこちらに道具を分散して置いておくことで、掃除の機運を逃さないという意図です。おかげで家の中は多少は綺麗になっているはず。

 ボクシングで言えば、強烈なパンチを一発お見舞いするよりも、小さなジャブを何発も打つ戦い方を選んでいる、そういう戦術です。
 
 
 ところが先日、家の掃除の話になって職場の女性に、「家の中に何本もクイックルワイパーがあるんです」と言ったところ、「それって男の人の考えですよね。主婦の感覚じゃ、もったいなくてありえないと思います」と言われてしまいました。

 さてさて、それを「もったいない」とみるか「現実的なやり方」とみるか。

 掃除はとにかく手を動かさなくてはダメで、そのためには一瞬のやる気と面倒くさくて萎えてしまう気持ちとの闘いを制しなくてはなりません。

 「ジャブは世界を制す」だと思うんだけどなあ。どうでしょう?

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