自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ②

2014-03-16 05:47:07 | 推薦図書


P.19 スピリチュアルペインとは生きる意味や価値を見失ったり、

   「私」という存在に罪悪感を抱いてしまったりすること。

  
   病院にいると、人が苦しんで死ぬプロセスや、

   遺族が嘆き悲しむ風景が否応なく目に入るため、死の恐怖が心を支配し、

   自分が死んだら一体どうなるのかというマイナス思考に陥ります。


   在宅ならばそれがないとは言い切れませんが、

   住み慣れた家で、なじみの人の声や音を聞き、

   暮らしの匂いとともにあることで、意識は自然と死ではなく、

   今を生きることに向います。

  
   その積み重ねの先に訪れる死を、

   より自然な形で引き受けられるようになるでしょう。
   


P.20 身体的疼痛については、病院やホスピスの方に軍配が上がると

   思っている人が多いのですが、それも違います。

   身体的疼痛はオピオイド(医療用麻薬)ができたことと、

   夜間セデーション(夜間は睡眠薬でぐっすり眠り、痛みを感じないように

   する方法。(中略)病院で受ける以上の緩和ケアが自宅でも期待できる。



P.33 <お一人様>が「退院して、在宅療養したい」という意思がある場合、

   1.痛みのコントロール:医師による苦するの疼痛ケアと看護師による

             心のケアなどを受けて、とにかく痛みを取ること。


   2.暮らしが支えられること:動けなくなったら身体を支え、着替えさせ、

     トイレ介助をし、食べられる人には食べさせ、食べられなくなった人は

     本人の希望に沿った方法で支えること。


    そのためには、介護チームとの連携が欠かせない。看護師と介護職員等が

    チームを組めば、必要なケアのうちかなりの部分までカバーできるでしょう。

    その要として、すべての分野に精通した人(=Total Health Planner)が

    司令塔を務めれば、なおよいでしょう。




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