自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「医者に殺されない 47の心得 ③

2014-03-28 20:45:20 | 推薦図書
キナバル山の下りです。喘ぎながら登った道も下りはスーイスイ。


P.98 家で安らかに逝く方法

   結論から言うと、点滴をしないで、
   枯れ木のようになって死んでいくのが一番ラク。

    実は医療産業の中で「在宅医療」は成長分野として注目されて
   います。つまり経済的な目的があるので、

   「点滴の管をつけたまま家へ変えそう」という企みが、生まれている。

   また「どうせ点滴をするなら、何か薬も入れてみたい」というのが
   医者の性で、抗がん剤も加わることがあり、
   患者さんはさらに苦しむことになります。



P.99 医療では、患者さんのためを思ってつくりだした方法が、
   問題の種になることが頻発。「鼻腔チューブ」「胃ろう」など、

   強制的に栄養を与える方法がなかった時代は、人は
   事故や脳卒中で昏睡状態におちいったら、それで一巻の終わりでした。

   むりやり口に食べ物や飲み物を流し込むと、肺のほうに入って
   肺炎で亡くなる。栄養を与えなければ餓死が待っている。
   その代わり、植物状態で何年も生き続けることはありませんでした。

 近藤医師のリビングウィル:

   「その辺で倒れてもほっとくように。そばによるな」。(P.226)

と、家族に言い渡してあるそうです。

   外で倒れたら救急病院に連れ込まれてしまいます。
   脳出血なら医者は脳を開き血管にクリップをかけて出血をとめ、
   血のかたまりを除きます。心筋梗塞なら心臓の血管に細い管を入れて、
   詰まっている血を薬で溶かします。自力で呼吸できなくなっていれば、
   気管に管を入れて人口呼吸器につなぎます。

   今の日本ではそういった高度な治療の数々を施されて、
   そう簡単にポックリ死ねません。
   そしてかなりの確立で、半身不随などの思い後遺症を抱えます。

またしても、身近な人の例を思い出します。
夫の母は10年前(88歳)に脳梗塞で倒れ、苦しいリハビリの結果、
驚異的な回復を見ました。一時は自分で食べることはおろか、言語も排泄も
ままならなかった状態から生還し、自宅で好きなものを食べ、
気ままに暮らす生活を楽しみ、昨年末、亡くなりました。しかしながら、

驚異的とはいえ、僅かな麻痺は残り、徐々に自力での移動が難しくなり、
常に「なんでこんな事になってしまったんだろうか……」が口癖でした。

<近藤龍か?><リハビリ努力か?>どちらが良いのか、永遠の疑問です。









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