自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑦

2014-03-21 05:56:18 | 推薦図書

奇岩の景色はキナバルのピークではありませんが、おどろおどろしく面白い格好です。



さて、具体的な問題が見えてきたので、私自身も自分の最期をどうするか、
 Ending Noteに記しておくことにしました。

 その時に考慮が必要なのは、

P.70 それまで慢性疾患がなく健康な人が脳梗塞の発作に見舞われた場合、

   発症後3時間 以内なら回復の可能性が高く、

   救急救命・延命治療を受けることが本人の益となりますから

   要請を躊躇してはいけません。


では、発症後何時間なら益があって、それ以降は治療しない方が良いのか??
麻痺が起きて、食欲はあるのに自分で食べられない場合、経管栄養や胃ろうは?

ドイツでは「自分で食べられなくなったら、それで終り。だから、高齢の寝たきり者は居ない」
という記述を読んだことがあります。

でも、私の姑は<脳梗塞の発作後、涙ぐましいリハビリをして、

  言語も歩行も思考活動も、驚異的回復>を遂げました。

なので、一概に「延命治療は止めて!」とか、「救急車を呼ばないで!」とは、

書けないような気がします。


P.72 倒れた本人にとって、(何かあったら救急車で)病院にかつぎこまれることが、

   最善かどうかはわかりません。その後現実を見る限り、

   救急車のなかで移送中に亡くなる人は、まだ幸せと思うことさえあります。


   いちばん不運なのは病院に担ぎこまれたあと、

   人工呼吸器の装着などの延命治療を施されたあげく、

   最期まで苦しみながら亡くなる人ではないでしょうか。


   家族は、最期まで苦しむ姿を目の当たりにしたあげく、

   充分なお別れもかなわなかったということで、

   結局「何かあったらすぐに病院に」とつぶやいた医師を恨み、

   もう二度とあの病院には行かないという結末になりがちです。


この二つのケースは、治療が有効な<急性疾患>と、慢性疾患の差だけなのか、
どう考えたら良いのか、常に医師や看護師と話し合っておくべきなのでしょう。
具体的なことは、P.73以降、色々書かれていますから、是非、自分で読んでみてください。






登山道は、このロープを目安に、ときには摑まって登ります。
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