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いよいよ登山口。
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右端に立っているお兄さんが、現地ガイド。真中でかがんでいるのがサーダー。
左端の二人はポーターです。(女性も!)
一人5kg程度の荷物を預け、登山者は防寒具や水のみをサブザックに入れて上ります。
最後に、この本の目次を紹介しておきましょう。
プロローグ 僕が外科医をやめたわけ
第一章 上手に枯れて穏やかに死ぬ
「ゆっくり」「じんわり」穏やかに生き抜く
僕が後悔している延命治療ーー点滴
僕が後悔している延命治療ーー抗がん剤
もしも余命一ヵ月と言われたら僕が受けたくない医療
第二章 自宅はホーム、病院はアウェイ
病院医師が帰宅に反対する理由
自宅だからできる穏やかな死
一人でも自宅で死ねる
「本当の看取り」に医者はいらない
第三章 自分の最期は自分で作る
死を受け入れよう。でも余命診断は当たらない
最期のお別れはお早めに
人はどんなふうに亡くなっていくのか
第四章 これまでの死の光景、これからの死の光景
最期に<自分で自分らしい死を迎えるためのチェックシート>が付いています。
以下、おわりに より
P.230 著者は、幼い子供を残して末期を迎えた患者さんに
「三人の子どもが大きくなっても読めるように、手紙を書いたら?」と薦めたそうです。
人に勧めた以上はと、僕も自分の死後、妻や娘に読んでもらえるように
手紙を書きました。
手紙を書くと、自分にとって大切なもの、大切な人が見えてきます。
僕は今でも終末期を迎えた患者さんに、家族へ手紙を書くことを勧めています。
すると、亡くなった患者さんから僕宛に手紙が来たりします。
何よりの宝物です。
P.231 生まれてきたときに「おめでとう」と言うのなら、
亡くなるときにも「おめでとう」を言いたい。
僕は、素敵な人生の締めくくりをハッピーエンドに演出してあげられる
舞台係になりたいのです。
外科医だった頃は、病院でこんなことを考えている仲間には、
ほとんど出会えませんでした。
患者さんにも「素敵に死んでほしい」なんて言えませんでした。
今は、すばらしい人生の最終章を演出しようという仲間に囲まれ、
最後の最後まで精いっぱい生き抜こうという患者さんと共に過ごせている。
それだけで本当に幸せです。