第3章 ”やめる”だけで体が若返る習慣 7項目
第4章 常に上機嫌でいられる心の整え方 7項目
これらの章で、一番共感を覚えるのが、
32.未知のことに挑戦することで自分の変化を楽しむ
そして
34.自分の役割を意識する
各項目は、読み手の経験や常識により、捉え方が違うことでしょう。
でも著者の座右の銘は、誰もが共感すると思われます。
著者が本文中に紹介しているサムエル・ウルマンの詩が、
私にとっても「永遠の真理」のように響き、
忘れたくないので、ここに書き写します。
P.148 「青春の詩」
青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意思、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥になる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、幼児のような未知への探究心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から紙から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
『青春とは、心の若さである』
(サムエル・ウルマン著、作山宗久訳、角川文庫)