私が主宰している「ミュージカル研究会」は、
歌ったり踊ったりすることが好きな人たちの集まりです。
でも、世の中は「ミュージカル? そんなの、私にできるはずがない!」
と、信じ込んでいる人たちで溢れています。
私が昔、勤めていた職場(ISAS)でも、そうでした。
特に、厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた<お堅い学生さん達>は、
「僕がラインダンスを踊るの? 出来っこないよ!」って。
しかし、、、ラジオ体操並みに、システマティックに、ゆっくり説明すると、
マンボやチャチャチャ、ジルバまで楽しく踊れ、♪四羽の白鳥の真似ゴトも!
そんな楽しい練習風景をNHKが「昼休みの達人」特集の一つで取材にきて、
朝のニュース時間帯に紹介されたのは貴重な思い出です。
時は流れ、現在の仲間は地域の高齢者か、ラジオ体操メンバーのみ。
特にラジオ体操の後は15分くらいしか使えないので健康体操のステップを
覚えることを中心に、3~4分の曲に短い台詞と踊りをつけるだけです。
彼らも、思いがけない「ミュージカル挑戦」にとまどいながらも、
1曲仕上がってみると、「え~っ、出来ちゃった!!」と、満面の笑顔。
私は、高齢の参加者が<思いがけない転倒・怪我>をしないように
細心の注意を払いながら、簡単な衣装作りまで楽しんでいます。
私が職場で培ってきた<ミュージカルを楽しむコツ>を
地域の高齢者の健康維持に役立てられることが嬉しいです。
ゆくゆくは、地域の子供たち、
特に家庭の事情で音楽やダンスを習う機会のなかった人達と、
何か楽しい活動ができたらイイな、と夢を膨らませています。