
今日は「表現力」
まさに私のミュージカル活動に直結する、名言で、分かり易いので、
しっかり写させていただきます。
p.74 表情を豊かにして表現力を付ける方法はあるのでしょ うか?
●心から楽しい、悲しいと思うことが大切
日本人はもともと表情を出しにくい顔の作りなんですね。
アジア人の中でもダントツです。 私も表情を出すのが苦手です。
踊って踊って踊り込んで、その振りを自分のものにしてか らでないと、
安心して表情を出すことができませんね。何かしら自分の踊りに不安があると、
表情を出すまでに至らないです。心のタガをはずすことが苦手のようです。
表情を出すために、私は若い頃、素敵なダンサーの舞台風景の写真やステージを
良く見て いました。良く見て「口元をこう上げるのか」とか研究していました。
漠然と「表情を豊か にしたい...」と思っているだけではなく、意識的に、
こうなりたいという目標を作ることが 必要だと思います。
また、心のタガをはずすために、若い頃(今でもときどき...)、スタジオで一人
踊りながら、 勝手なストーリーを作って、叫んだり、泣いたり、笑ったり、
意識的に自分のメンタル面を 解放させてみたりしていました。
表情は「作ろう」としても、表面的なものだけでは人に伝 わらないんです。
心から楽しい、悲しい...と思っていないと。
表情を豊かにするということはメンタルなものなので、個人個人工夫して、
いろいろなこ とを試してみることが大切です。
「踊っていることがとても幸せ!」と繰り返し言い聞かせて、 自己催眠にかける
という方法もあります。また、恋愛をすることも表情を豊かにしますね。
恋をしている時、瞳孔が開いて黒目がちの目になるようですよ。
また目力をつけることも必要ですね。ある程度身体の動きに自信がついたら、
じっと鏡に 映っている自分の顔を見据えながら踊ってみてください。
目を見開いて、自分をじっと見ながら練習するのは、意外に難しいのですが、
目力をつける 良い練習になります。
ただ表現というものは、年齢とともに変わってくるもの です。若い頃は、
体力がありますので、身体を使って動き を覚えることはスムーズにいきます。
でも、メンタル面は 不安定であったり、経験が浅いために表現力がなかなか付 いて
いかない。しかし、年齢を重ねると体力は低下して動 きも覚えにくくなりますが、
年齢相応の表現力が出てきて 踊りの味になってきます。年齢相応の美しさを
魅せること ができるというのもベリーダンスの大きな特徴ですね。