実は私、バレエに嫌気がさした理由は、ターンが出来ないからです。(-_-;)
バーにつかまってルルベから1回転するだけでもふらつくし、シェネで4~5回も
回ると吐き気がするので、三半規管がダメなのだと思っていました。
p.84 ターンをするとき、目が回ったり、止まる時に身体が少しふらつきます。
何回もターンの練習をし続けていれば直るのでしょうか。
上手にターンをするコ ツなどはありますか?
以下は著者の答えです。
●あそこへ回るゾ!、と目線をしっかり!
私もターンはとても苦手でした。ずいぶん以前に、初めてドイツの
ベアータ&オレイシオ を招いた際、オレイシオにターンが苦手で...と
相談したことがあります。オレイシオのアド バイスは、まず
「練習する時には髪の毛をしっかり縛る」こと。長い髪の毛はしっかり
縛っ ておだんごにして、顔にかかるなど邪魔にならないようにすることが
基本のようです。髪が 顔にかかったりしてターンに集中できなかったり、
髪の揺れでターンが不規則になる可能性 があるからです。
もう一つのアドバイスは「目力」。「目で向かう方向をしっかり見て、
あそこに行くんだ! と脳にしっかり指令を送る」ことです。
「回ってみようかな~」くらいの気持ちでは、身体が ふらついて絶対に
うまくいきません。しっかり目線で脳に指令を与え、身体に強い意志を伝 達する、
そういう思いでターンの練習をするとうまくいくみたい。
私はそれからターンに自 信を持てるようになりました。
また基本的には、バレエのテクニックを学ぶことです。
移動しながら回るシェネとその場で回転するピルエットの練習をしてみてください。
なんといってもバレエのレッスン法は、 長年の先人ダンサーたちの成功体験の結集
ですので、それを学ばない手はありません。
進む先(シェネ)、あるいは前方(ピルエット)を目でしっかり見て、回転をする一瞬だけ
目を離し、なるべく目線を一点に抑えておきながら回るという方法です。
バレエではオープンクラスを 設けているスクールもあるようなので、ぜひ利用して
みてください。また腕の位置も、ぶれ をなくすのに大切ですから、
シェネの基本通りにやってみてください。
身体の軸をまっすぐにしてぶれないということも大切ですよ。
独楽は、あの軸が曲がってい たり歪んでいたら、うまく回らない
目が回るというのは、三半規管が回転に慣れていないということなので、。それと同じです。
これはもう練習 をして慣れるしかないですね。繰り返し練習して、
上手に回れるようになって、回ることに自信が付くようになることが理想ですね。
ターンは怖くな いという状態になると、その余裕の部分で、身体を反らし てみたり、
腕を使って好きなポーズを付けてみたり、自在 にベリーダンスらしい形を
工夫することができます。
ターンに限らず、基本的なムーブメントは繰り返し何度 も練習し、
無意識にでも自然に自信を持って動けるように なることを目指してほしいですね。
自信を持ってできれば、 余裕が生まれアレンジもしやすくなります。