私はずっと、自分は「変形性膝関節症」ではないと
思っていました。登山の下りがメチャ辛くなったとき、
整形外科に行ったら、レントゲン検査では
「酷使している割には綺麗ですね。」
「運動のし過ぎ+加齢でしょうから、暫く大人しくして」
つまり、<変形はない=筋肉や靭帯の凝りとか炎症?>
が、この本の説明では、
p.16 すり減った軟骨の摩耗粉に対する炎症反応が起こり、
多くの場合、膝関節に滑膜炎が発生します。
(中略)中等症(中期)では、軟骨のすり減りが進み、
膝関節の変形が始まります。膝関節の縁に骨棘(骨の
トゲ)が形成され、膝を使う動作のときに常に痛みが
現れるようになります。そのため、長時間歩けなく
なったり階段の上り下り(特に下る動作)のさいに
膝が強く痛んだりします。
また、膝関節のまわりの靭帯や筋肉が硬くなることで
膝の可動域が制限され、膝の曲げ伸ばしがしにくくなる
のも中等症の症状の特徴です。
私の素人的推測は、中らずと雖も遠からず・・・・のようで、
トシをとれば、傷んでくるのは仕方ないようです。
そこで、その対処法を正しく理解したいと思います。
p.26 国際関節症学会は症状の改善に運動療法を高く評価し、
①筋力強化 ②有酸素運動 ③可動域拡大を推奨。
おぉ、これぞ正に、世田谷元気リーダーの3つの柱です。
自力整体的に言えば、まず身体の歪みの調整が必要と
思いますが、教室に通えない方々には、最低限の体操が
必要で、簡単なものが多数紹介されています。
以下の体操に効果がある、という理由は、
p.30 ①炎症の原因となる、炎症性サイトカイン(細胞から
分泌される生理活性物質)の産生を抑える作用
②炎症を鎮める効果を持つ、
抗炎症性サイトカインが分泌される作用
③膝関節の軟骨成分であり、膝関節の組織の修復に必要な
コラーゲンやプロテオグリカンの産生が増加する作用
詳しくは、下記ページに写真・イラスト付きで紹介されています。
p.38~ 足上げ体操(大腿四頭筋)
p.50~ 太もも力こぶ運動(同上)