2年くらい前に書店で見かけたこの本、その時は
まだまだ、ぜ~んぜん興味ないわ、と思ったのですが、
コロナのせいで気弱くなった(?)せいか、
突然よみたくなって、取り寄せました。
著者は私より16歳年上で、出版時の年齢は87歳。
大学の先生で、運動はお嫌いなようなので、全然違うタイプ。
p.39 77歳で胸腹部大動脈瘤摘出手術の他、
膝関節炎、転倒・骨折による運動器のケガが原因で
膝用装具の着用
私と同じタイプの女性としては、24歳年上の実家の母が
最適モデルとして浮かびます。若いころはアイススケートや
水泳が得意で、中年から社交ダンスを始め、90歳まで
老人マンションの交流会で踊っていました。そして、
食中毒や食べ過ぎを極端に恐れて気をつけていました。
近くにいた頃は、<夫に従うだけ>で、自分の意見や
希望を言えず、周囲を気遣うだけの母を批判してばかり。
あんな風な人生だけは嫌だ、と思ってきた私ですが、
気づいてみれば、運動や行動的には<そっくりさん>。
思想的(?)には大違いで、私は<自分の生きがい>を貫き、
周囲(特に家族と)の軋轢と戦い続けた半生でした。
今、子育てや仕事を終え、夫婦間の戦いの必要がなくなり、
平和にお互いの活動を応援し合う関係を楽しんでいます。
次の世代のブログ読者の皆さんにアドバイスできるとしたら、
①パートナーとの関係・戦いを上手にコントロールし、
誰かと精神的に支え合える環境作りに努力すること。
②身体的な備えとしては、
母の例をみるだけでも、<活動的・運動が好き>ならば、
痛みが少ない老後を期待できるのは確かなようです。
先人たちが伝えてくれるメッセージを上手に受け止め、
有意義な老後・100歳時代を迎えたいものです。