撮り損なった 基礎部分
基礎石の形に 木材を合わせている
見えづらい所までも 手抜かり無し
谷崎潤一郎が いう
陰影を作る 茅葺の 庇
▲ .
まだまだ 細かい 細工が 施されている
もう一つの間に 行ってみましょう
霞月の間
かげつのま
違い棚を 霞と見立て
富士山の裾野に 霞
月が出ている…
霞月
丸窓の向こう側は 仏間
蝋燭を灯すと 月に見える
西側になり
背中側が 川側で 東になる
実際は この間は 全体に もっと 暗い
もうちょっと 補正して 暗くするべきだった
夜 どうなるでしょうね~
違い棚と 壁との間に 掛け軸
こういうのも 見たことがなかった
北側
迎礼の間 .
⇧ 床の間 ⇨
⇧
床板
なんと 一枚板
東側の窓
すぐ 入り口
花 開く 太平 の 春
狭い 縁側が ある
手摺と言っても すごく 低い
向う脛が当たるくらい
細工が 憎いね~
金具も誂え
銅板だね
庇の裏側 こんな風になってる
竹の 枝を 残している
廊下の天井も 竹が使われている
そして これには 恐れ入った
障子の 桟
巧く 節を 使っている
高さを ずらしている
ここは ブレたが 横桟
廊下との 欄間
瓢箪
ガラスがある
流水 と 花弁が五枚だから 梅
そして 廊下
一枚板?
ん?
そーいう ことー!!
さりげなく させたってことか~
壁
鼠色で 薄暮
霞月 だから
これって 経年で 遣れてしまったのではない
自然の 侘び寂び
いい壁だ
これは 地震で 壊れた わけではない
あえて 塗ってない 塗残し
これも もちろん 甘漏れの 染みではない
壁 木肌 竹
畳は 畳表を カバーに 二重にしていたような…
そして 目を 凝らして 見てると
⇩
瓢箪
さらに
これには 参った
お舟で いっしょになった 彼女
こう見ると 一人旅 わけがありそう…