臥龍山荘 臥龍院 霞月の間

2024-10-05 22:44:50 | 大洲城 ₂₀₂₂₋₂₄ +臥龍山荘 🆕





撮り損なった 基礎部分

基礎石の形に 木材を合わせている
見えづらい所までも 手抜かり無し







谷崎潤一郎が いう

陰影を作る 茅葺の 庇




▲                          .

まだまだ 細かい 細工が 施されている

もう一つの間に 行ってみましょう









霞月の間
かげつのま

違い棚を 霞と見立て
富士山の裾野に 霞
月が出ている…


霞月







丸窓の向こう側は 仏間
蝋燭を灯すと 月に見える


西側になり
背中側が 川側で 東になる







実際は この間は 全体に もっと 暗い
もうちょっと 補正して 暗くするべきだった
 






夜 どうなるでしょうね~






違い棚と 壁との間に 掛け軸

こういうのも 見たことがなかった




北側

迎礼の間              .
         ⇧                   床の間 ⇨

床板

なんと 一枚板





東側の窓

すぐ 入り口


花 開く 太平 の 春






狭い 縁側が ある






手摺と言っても すごく 低い
向う脛が当たるくらい







細工が 憎いね~







金具も誂え

銅板だね











庇の裏側 こんな風になってる

竹の 枝を 残している








廊下の天井も 竹が使われている

そして これには 恐れ入った







障子の 桟 



  



巧く 節を 使っている

高さを ずらしている






ここは ブレたが 横桟





廊下との 欄間






瓢箪







ガラスがある






流水 と  花弁が五枚だから 梅




そして 廊下






一枚板?

ん?






そーいう ことー!!


さりげなく させたってことか~












鼠色で 薄暮

霞月 だから



これって 経年で 遣れてしまったのではない

自然の    侘び寂び






いい壁だ



これは 地震で 壊れた わけではない






あえて 塗ってない 塗残し









これも もちろん 甘漏れの 染みではない








壁  木肌  竹









畳は  畳表を カバーに 二重にしていたような…




そして  目を 凝らして 見てると

                        ⇩




瓢箪







さらに








これには 参った











お舟で いっしょになった 彼女
こう見ると 一人旅 わけがありそう…