区立図書館の新刊コーナーで手にした1冊です。
世尊没後400年ほどに成立したといわれる初期の聖典は、
『ダンマパダ』と『スッタニパ-タ』と言われています。
これまで、岩波文庫で中村元訳で刊行されてもいます。
『真理のことば 感興のかことば』
『ブッダのことば』
です。
新刊の著者・今枝良郎さん1947年生まれ。
1974年にフランス国立科学研究センターの研究員となり、
91年から研究ディレクターをされていたそうです。
今回の翻訳は、平易な日本語を実現した一冊です。
(今枝訳)
他人(ヒト)との交わりにおいて
愛憎(アイゾウ)の念を抱くな。
愛(イト)しい人と別れるのは苦しく
憎い人にあうのも苦しい。
(中村訳)
愛する人と会うな。
愛しない人とも会うな。
愛する人に会わないのは苦しい。
また愛しない人に会うの苦しい。
中村訳、今枝訳を並べて読むすすめようと思います。
◆11月の「親鸞とカウンセリングコース」
日 時 : 11月 23(土) 午前10時~12時
場 所 : タワーホール船堀 (部屋は入口の掲示板をご覧ください)
《学習の流れ》
・『正信偈』の読誦
・井 戸 端(楽談タイム)
・『三帖和讃』を聞く (5分くらい)
・金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫 音読
*今回は、279㌻~285㌻を音読します。
*感想・意見交換
*「核心の一句」「人生の杖になる言葉」を探す。
~「真仏土巻」に入ります~
◎その他
①会費+会場費 大人1000円 大学生500円
②テキスト・資料等は、事務局で用意しています。
*テキスト 金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫
お手元にある方は、お持ちください。
③《くりのみ会》は、特定の団体・宗教・宗派とは関係ありません。
どなたでも参加できます。
④勉強会の後、ランチ&懇親タイムもあります。 (12時から1時間程)
自由参加です。毎回、楽談で盛り上がります。
◆次回は、12月21日(土)になります。(『真仏土巻』に入ります)
先程、11月の《道元とカウンセリングコース》から帰宅しました。
今晩の参加者は、総勢9名でした。(男性8名 女性1名)でした。
4名の方から、お仕事&ご都合で欠席の連絡をいただきました。
学習会の流れは、先日ご案内の通りです。
◆『正法眼蔵・他心通』の音読。
20分の音読は、結構汗がでてきます。
音読は、身心に良いですね。
◆『正法眼蔵・仏向上事』は、6回目。
最終回になります。
今晩読んだ、『仏向上事』の最後の箇所は、
古来から、表現の面でも理解の面でも、いろいろ問題になってきたところだそうです。の
講師のtenjin先生から、その辺の事情を詳しく教えていただきました。
今晩教えて教えていただきた箇所を、tenjin先生の現代語訳でお伝えします。
【第一〇章・仏向上事とは何か?】
つまり、仏向上事ということは、仏に至っても、進んで更に仏を見ることである。
衆生が、仏を見るのと同じである。そうであればつまり、見仏がもし、
衆生の見仏と等しいのであれば、見仏ではない。
見仏がもし、衆生が行う見仏のようであれば、
見仏を錯まったのである。ましてや、仏向上事になることがあろうか。
知るべきであるが、黄檗が語った向上事は、今どきの杜撰に学ぶ連中は、
明らかにすることは出来ないであろう。ただまさに、
法を語ろうとも、法融にも及ばないことがある、法を語ることが自ずと法融に等しくても、
それは法融と法の兄弟だというだけである。どうして、向上の仕組みを知ることがあろうか。
それ以外の十聖・三賢といった者達も、どのようにも向上の仕組みを知らない。
ましてや、向上の仕組みを開閉することがあろうか。
この拠り所となすべき旨は、参学する時の肝心なところである。
つまりは、向上の仕組みを知ることを、仏向上人とするのであり、
仏向上事の本質を会得したのである。
◆次回は、12月13日(金) 午後18時30分~20時30分
《タワーホール船堀》 部屋は、入口のインフォメーションをご覧下さい。
次回から、『正法眼蔵 自証三昧』に入ります。
*音読タイムは、『正法眼蔵・仏向上事』を読みます。
*テキストは、事務局で用意しています。
*坐禅のスペースに制約があります。
新しく参加ご希望のお方は、ご一報ください。
新宿文化センターで開催された、大石芳野さんと永六輔さんのトークショーの後、
歌舞伎町を横切って、新宿西口の「思い出横丁」の焼き鳥屋に立ち寄りました。
20歳代の頃は、よく出かけた新宿。
本当に久しぶりに歩きました。
お店は随分新しくなりましたが、
マア、道路は昔のまま、ほとんど変化はありませんので迷うことはありませんでした。
「思い出横丁」の焼き鳥店は、鳥でなく豚の内臓を一式をだしてくれるお店。
大学生の頃、先輩に連れていってもらいました。
オヤジが怖くて、一本気。
その頃は、お客もオヤジだけでした。
最近では、若い女性も立ち寄る由。
また、時間帯によっては外国人で満席になると現店主が話していました。
今晩も、若い韓国女性二人連れが、新宿の夜を楽しんでいました。
現店主は、私が通った頃は、高校生でした。
ほぼ、半世紀前を思い出しながらの話でした。
応援のクリックよろしく。
今晩19時~21時、
藤原書店主催の、大石芳野さんのスライドショー&トークと大石さんと永六輔さんの対談に出かけました。
場所は、新宿文化センター。
大石さんのスライドショー&トークは、これまでに2回参加しています。
会場が広くてフラットなため、2列目で見ていたのですが、
前列の方の頭が邪魔になりガッカリ。
主催者藤原書店のスタッフには、そのことを伝えました。
大石さんと永六輔の対談は、本当に面白かったです。
永六輔さん、病気と涙もろいを武器にはしていますが、大変クリアーでした。
日本のボランティアについて、歴史が浅いとのエピソード二つを紹介しますと・・・
①3・11後、東北の若者達が「まけないぞ」と染め抜きの手ぬぐいを作ったそうです。
ところが、サイズが伝統的な手ぬぐいより小さめ、ハンカチより少々大きめ。
頭にもまけない、首にもまけない 手ぬぐいだったそうであります。(笑)
②阪神・淡路大震災の時、永さんは住井すゑさんと関西にいたそうです。
で、救援物資として、震災後すぐにカッパえびせんが現地に届けられた由。
カッパえびせんは、広島の会社だそうです。
一方、東京にある、カッパえびせんに似た商品を製造している会社。
商品名をつけたまま送ると宣伝になってしまうので・・・との配慮で、
商品名を消す作業をしてからの発送。
結局、品物が神戸に届くのが遅れたそうです。
配慮とスピード(緊急性)のバランス、考えさせられる話題でした。
対談の終わりは、時間キッチリに、永さんが相撲甚句を歌ってトークショーはおひらき。
会場の仕切りをきちっとする永さんは、お見事でした。
予定の5分前の終了。
ピッタリ9時でしたら、本当にお見事。アッパレでした。
若い頃からのカウンセリングの学びで、
面談時間の厳守はしっかりと身に付いていますので、
つい、時間のことは敏感になってしまいます。(笑)