『ヒトラーの贋札』という映画をDVDで観ました。 アカデミー賞の外国語映画賞作品でしたか。。 もっと前に見ようかと思っていたのが、 なんだか伸び伸びに、、
このblogで何度か書いてきた ドイツ人俳優のアウグスト・ディール、、 この映画の準主役だったとは 知りませんでした。 エイドリアン・ブロディ主演の『LOVE THE HARD WAY』での脇役を見て以来、 ずっとお気に入りの俳優さんですが、、 前回見た『Der neunte Tag』(ドイツ映画祭でみました。 結局 日本公開はなかったもよう、、http://www.derneuntetag.de/)では、 ナチスの将校役でしたが、 今回は 強制収容所に送られたユダヤ人という 正反対の役どころ。
映画については オフィシャルサイトで>>http://www.nise-satsu.com/
ここからは少しネタばれ、、
主役の贋札づくりの名手ソロヴィッチを演じたカール・マルコヴィクスが素晴らしかったです。 一見、 なんのためらいもなくナチスの贋札づくりに加担しているようでありながら、 隠れたところで仲間を思う様子、 苦悩する様子、、
一方、 ソロヴィッチと対立する印刷技師ブルガー(アウグスト・ディール)の方は、 自分の妻もナチスに奪われ、 自分は決してナチスの利益になるようなことはしない、と贋札づくりへの協力を拒む、、 けれどもそれは、 同じ収容者である同胞の命を危険にさらすことに、、、
若くて、血の気の多い正義漢、、という役どころは似合うといえば似合いますが、、 キミのその中途半端な正義がみんなを危機に陥れてるのがわからないの・・? と、 見ているとだんだん腹が立ってきたり、、
それはともかく、 この作品、、 事実をもとにつくられているのだけれども、 人物背景の描き方がいまひとつよくわからない、、 ブルガーにしても その信念のもとになっているものが何なのか、、 他にも、 とっても無垢に美術を愛している画学生や、 贋札づくりの施設になぜかいるひとりの医師など、 ソロヴィッチのような偽造のプロではない人たちの背景も とても興味深いのに、、、 たとえ3時間になっても、 もっともっと個々の人間が描けたら良かったのに、、 収容所に集められたこの人たちが、 以前はどんな暮らしをしてたのか、、 その一端が見えたらもっとよかったのに、、、 3時間にしてもいいくらいの見応えある内容をもった作品だと思うぶん、、 事実を淡々と96分で描いたのは勿体無いようで、、、
映画サイトを見ると、、 贋札づくりのプロ、ソロヴィッチが終戦後にどのように生きたのか書いてあったり、 偽造を拒んだブルガーがじつはこの映画の原作となる本の著者だったとわかったり、、 映画本編以後のそちらの興味も湧いてしまいます。
アウグスト・ディール君に関しては、、 やはりひとりだけ容姿が綺麗すぎるというか、、 若くてハンサムでそれで自己の正義を主張する という点で尚更 腹立たしく見えるのでしょうが、、 同胞を危険にさらした彼がラストに見せた涙、、、 あそこでやっと何かを物語れた気がします。 決してタダの俳優ではないですものね。。
ちなみに、 最後のナレーションも たぶんアウグスト君だと思いますが、、 彼の言葉はいつも思うけれど本当に綺麗。。 ドイツ語としてどうなのかは語学が駄目なのでわかりませんが、、 音として非常に綺麗だと、 いつも思います。。 前にも書いたけど、 彼は英語も仏語も堪能だそうで、 仏語の映画も綺麗なのでした。
日本公開はされていないけれど、 『Dr. Aleman』という映画にも出ていて、 そちらではどうやらスペイン語を話している、、 それがまた綺麗、、。。 この人の声が 好きなのでしょうか、、、ね、、、私は。。。
http://www.dr-aleman.com/
***
さて、、、 どうやら今、 ブラッド・ピットさんと、 クエンティン・タランティーノ監督が来日してるようですが、、 その話題作、、というか問題作というか、、『イングロリアス・バスターズ』にも、 アウグスト・ディール君 出演しています、、 同じドイツの人気俳優さん ダニエル・ブリュール君とともに、、、。。 あの映画、、 何度もなんども予告篇は見てますが、、 あれって、、 笑っていいの・・? だいじょうぶな映画なの・・? タラちゃん、、こんなの撮って後ろから刺されたりしません・・? と不安になってしまうような、、
アウグスト君は当然 ドイツ人将校のような役どころと思いますが、、 殺されちゃうのかなぁ、、、 ? 、、、
このblogで何度か書いてきた ドイツ人俳優のアウグスト・ディール、、 この映画の準主役だったとは 知りませんでした。 エイドリアン・ブロディ主演の『LOVE THE HARD WAY』での脇役を見て以来、 ずっとお気に入りの俳優さんですが、、 前回見た『Der neunte Tag』(ドイツ映画祭でみました。 結局 日本公開はなかったもよう、、http://www.derneuntetag.de/)では、 ナチスの将校役でしたが、 今回は 強制収容所に送られたユダヤ人という 正反対の役どころ。
映画については オフィシャルサイトで>>http://www.nise-satsu.com/
ここからは少しネタばれ、、
主役の贋札づくりの名手ソロヴィッチを演じたカール・マルコヴィクスが素晴らしかったです。 一見、 なんのためらいもなくナチスの贋札づくりに加担しているようでありながら、 隠れたところで仲間を思う様子、 苦悩する様子、、
一方、 ソロヴィッチと対立する印刷技師ブルガー(アウグスト・ディール)の方は、 自分の妻もナチスに奪われ、 自分は決してナチスの利益になるようなことはしない、と贋札づくりへの協力を拒む、、 けれどもそれは、 同じ収容者である同胞の命を危険にさらすことに、、、
若くて、血の気の多い正義漢、、という役どころは似合うといえば似合いますが、、 キミのその中途半端な正義がみんなを危機に陥れてるのがわからないの・・? と、 見ているとだんだん腹が立ってきたり、、
それはともかく、 この作品、、 事実をもとにつくられているのだけれども、 人物背景の描き方がいまひとつよくわからない、、 ブルガーにしても その信念のもとになっているものが何なのか、、 他にも、 とっても無垢に美術を愛している画学生や、 贋札づくりの施設になぜかいるひとりの医師など、 ソロヴィッチのような偽造のプロではない人たちの背景も とても興味深いのに、、、 たとえ3時間になっても、 もっともっと個々の人間が描けたら良かったのに、、 収容所に集められたこの人たちが、 以前はどんな暮らしをしてたのか、、 その一端が見えたらもっとよかったのに、、、 3時間にしてもいいくらいの見応えある内容をもった作品だと思うぶん、、 事実を淡々と96分で描いたのは勿体無いようで、、、
映画サイトを見ると、、 贋札づくりのプロ、ソロヴィッチが終戦後にどのように生きたのか書いてあったり、 偽造を拒んだブルガーがじつはこの映画の原作となる本の著者だったとわかったり、、 映画本編以後のそちらの興味も湧いてしまいます。
アウグスト・ディール君に関しては、、 やはりひとりだけ容姿が綺麗すぎるというか、、 若くてハンサムでそれで自己の正義を主張する という点で尚更 腹立たしく見えるのでしょうが、、 同胞を危険にさらした彼がラストに見せた涙、、、 あそこでやっと何かを物語れた気がします。 決してタダの俳優ではないですものね。。
ちなみに、 最後のナレーションも たぶんアウグスト君だと思いますが、、 彼の言葉はいつも思うけれど本当に綺麗。。 ドイツ語としてどうなのかは語学が駄目なのでわかりませんが、、 音として非常に綺麗だと、 いつも思います。。 前にも書いたけど、 彼は英語も仏語も堪能だそうで、 仏語の映画も綺麗なのでした。
日本公開はされていないけれど、 『Dr. Aleman』という映画にも出ていて、 そちらではどうやらスペイン語を話している、、 それがまた綺麗、、。。 この人の声が 好きなのでしょうか、、、ね、、、私は。。。
http://www.dr-aleman.com/
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さて、、、 どうやら今、 ブラッド・ピットさんと、 クエンティン・タランティーノ監督が来日してるようですが、、 その話題作、、というか問題作というか、、『イングロリアス・バスターズ』にも、 アウグスト・ディール君 出演しています、、 同じドイツの人気俳優さん ダニエル・ブリュール君とともに、、、。。 あの映画、、 何度もなんども予告篇は見てますが、、 あれって、、 笑っていいの・・? だいじょうぶな映画なの・・? タラちゃん、、こんなの撮って後ろから刺されたりしません・・? と不安になってしまうような、、
アウグスト君は当然 ドイツ人将校のような役どころと思いますが、、 殺されちゃうのかなぁ、、、 ? 、、、