有難くも、恐縮にも、、レポの催促をいただきまして、、、すみません、、思ったことをちょとだけ。。
雨が我慢してくれるといいなあ、、と願いつつ出掛けた野音。
こちらは(↓)開演前のステージ。 チャーさんの白いフェンダームスタング(だよね?)おわします。
会場を見渡せば、、、 いったいこの21世紀のTokyoの何処にこれだけの風貌の人たちがいたのやら、、、と思ってしまふような時代感(す、すみません)。。 私は、彼等の活動期はたぶん知らずに、、1977年にTVのCMに「MAKE UP」が使われて、まさに「何じゃこりゃあ、、」というわけで、それ以来、なのですが、そのおんなじ頃、ウチの近所には某大学がありまして、その学園祭に潜り込んでいた子供。。 すでにPUNK少女になりかけの子は、そこで初めてフラワームーヴメントの名残りのバンドに相対しまして、、「このおじさん達、、いつから時代止まってんの、、?」と思ったものでしたが。。 なんか、その時の感覚が蘇えってきた。。。(再度、すみません) で、「夜8時からウッドストックの映画やるから一緒に見ようよ」と、、はじめてナンパ(?)されたのでしたが、夜8時にお外にいるなど有り得ない子供だったんで、、その兄ちゃんからビールだけ飲ませてもらって帰りました(笑)。
、、どこがレポなん、、、、
ジョニー・ルイス&チャーさん、登場。
チャーさん、ジョニーさんは別々に、一度だけ拝見したことあったけれど、この3人は初めて。。 日本一ムスタングが似合う人ですね、チャーさんは。。 ジョニーさんのドラムスがタイトでカッコ良くて、ちょっと吃驚。そして、ご子息のあっくんのドラムに(いや逆、あっくんが)そっくりなのに、ほんとに吃驚。。 親子だわあ、、、と、妙な所に関心(感心)。。。 チャーさんのギターと、タイトなリズム隊とのコンビネーションも良く、、、但し、あくまでも私的な好み、といふ個人的な問題なので怒らないでいただきたいのですが、、 余りにも心地良いチャーさんのギター&歌を聴いていると、だんだん気持ち良く眠気が忍び寄ってきてしまう、自分。。。 でも、スタンディングで踊っていたから許してね。
、、、して、、! 機材替えで待たされた後、、 やっと、御大登場。 眠気も吹き飛ぶ裕也さんです。、、で、こちら(
>>)で、メロトロン様が教えて下さったジュリアン・コープの本を片手に、、「FTBは日本一のロックバンドだ、と書いてある」、、と。、、そして、裕也さんの紹介で、FTB登場!
のっけが「MAKE UP」。 ジョーさん、かっこ良いです。そしてドラムスが重いパワードラム、、演奏が重厚。さっきのジョニーさんのタイトなドラムもすごく好きなんですが、FTBの音楽にはやはりこの重みがいいです。
、、、それにしても、、「MAKE UP」でわーーっと沸いた会場が、「WE ARE HERE」の楽曲になったら、波が鎮まるように着席しちゃったりするのは、、何故?? 「WE ARE HERE」の後、私が、「これ好き!」と書いた「dYE-jobe」で、こんなビートの曲で大人しく(音無しく)座っていられるのは、私には信じられないです。。な、なんなのこれは?、、という感じ。。
しかしまあ、人の事はいいとして。 もう圧巻だったのが、「WOMAN」。FTB始動!のLIVEで何なんですが、でも! 何度も聴いて、何度も感動してる「WOMAN」だったけれど、この晩のジョーさんの歌唱には本当に鳥肌立って、震えるくらいで、、涙出てきました。 あれからCDでも聴いてみたけれど、あの天に突き刺さるような、闇夜を切り裂くような、ジョーさんのLIVEでの声の響き、、どんなに歌い慣れている歌でも全身全霊で歌うジョーさんの姿勢にはいつもながら感動させられます。本当に魂の声でありました。
このLIVEの途中で、ふと思ったのだけれど、伝説のバンド、などと言われながら、ジョーさんは(いつもだけれど)決して、上から見下ろすような言葉を発しないのね。。 「聞いてください」、、という感じ。 そんなジョーさんが、、ジョーさんらしいなあ、と思う一方で、、もっともっとお客さんを煽ってくれてもいいんだよ、、と思ったり、、。
オフィサイト
>>には、フジロックでの、Heavenでのステージ写真が載っているけれど、、これが素晴らしくって、あの蝋燭の幻想的な灯りとか、、ステージ下でひしめいてる観客とジョーさんの写真とか、、。 あのヘヴンは、一度だけ体験したけれど、やっぱりフジのヘヴンは特別な空間、という気がする。 其処でFTBがいろ~んな世代の人たちに聴いてもらえた事がやっぱりすごく嬉しいし、、35年前などこの世にかけらも存在してなかった若い子でも、絶対、「何これ、すげぇ!!」と思わせるFTBの「現在性」っていうか、古び無さは、それはそれは素晴らしいものだと思うのです。。 だから、「伝説」なんかを見に来たなんて全然思わない観客のいる、海外のツアーが、ぜひ成功して欲しいと思うし、その方が、真価がきっと見えるような気がするなあ。
、、ラスト、、ちょっぴりジョーさんの声が厳しくなって、、「頑張って!」と思ったところもありましたが、、凄い演奏でした。「SATORI」も、、いうまでも無く。。 背景の映像も美しかった。
これから世界へ出て行くというFTB。
海外ツアーも勿論だけれど、、本当にFTBには、フェスに出て貰いたいと思うのです。ALL TOMORROW'S PARTIES でも、GLASTONBURY でも、、カナダのフェスはよく知らないけど、、。 彼らの演奏力、ジョーさんの歌唱そしてビート感。 ユッスー・ン・ドゥールさんとか、ロバート・プラント&ストレンジ・センセイションズなんかと並ばせたいくらい。本当に。
そうしてさらにまた凄い演奏力を備えて、ふたたび日本へ戻ってきた姿を見たいと、、切に思うのです。
、、、アンコールから、雨が激しくなってきてしまって、、。 もし、、雨が無かったら、なんだかもう一度出てきてくれたような気がするのは、私だけでしょうか。。
上のフォトは、 帰り道、、 ミキサーのテント越しにステージを見たら美しかったので一枚。。 ひとまずこれで、、
、、、ジョーさん、素敵でした。 ありがとう。