星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

Arpeggio…

2024-09-30 | …まつわる日もいろいろ
9月が終わります…

前回の日記以来 ずーっとギターばかり弾いています。 まるで子供のように…


ジョージの Something は前半だけはなんとかクリアしました。 ジョージのソロをアコギでどうしようか… そのまま綺麗に弾いていらっしゃる動画を視つつ、 アルペジオからの流れでなにか品よく弾けないかしら…と 四苦八苦しながら。。

愉しい…


ほんと 楽しい ♡



・・・ クリスマスまでには 吉井和哉さんのバッカを弾けるようになるつもり。 アルペジオで。。  きょう初めて弾いてみたところだけど…
 (ナイロン弦にした一番の理由は、 アコースティックギターでバッハをなにか弾けたらいいなぁ…と思ったの。 バッハが バッカに… 笑)


 ***


今週は 心臓の検査の週… (ほんの少しゆううつ…)




10月も 




元気でいようね

something in the way he moves...

2024-09-24 | MUSICにまつわるあれこれ
お彼岸が過ぎて… ようやく暑さから解放されました。 長かった夏、でしたね。

なんとか今年も生き延びた~、、 という感じです。 こんなに夏が熱く長くなってしまって、 台風や豪雨の災害も毎年ひんぱんになって来て 心配になってしまいますし、、 これからは 何処で どう人々は暮らしていったら良いのか、、 ちゃんと考えて生きて行かなくてはと思います。。 個人でできることは限られているけれども…

それにしても、 夏が去っていったと思ったら 早くもハロウィンの写真がお友だちから送られてきました。 ハロウィンと聞くと 今年も はや年末へ向けてまっしぐら、、みたいな気持ちに…。。 いえ、そんな事は考えずに、 これからのいちばん素敵な 優しい季節を、 せいいっぱい楽しんでいきましょう。

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今月 ミューザで聴いたヴァイオリンの軽やかな透き通った音色、、 三百年前につくられた楽器の響きに影響されて、、 急に思い立って自分のギターの弦を張り替えました。

家の中で心置きなく弾けるよう、、 そして これからは指弾きで、 アルペジオで弾きたいと思って、、 なにしろ指が細すぎて 握力もそんなに無いので、 ずっと前から考えていた ナイロン弦を張ってみようと。。

先週の土曜日に、 汗かきながら弦交換して、 金属弦より柔らかいせいか チューニングがどんどん狂うのにびっくりしながら 何度も何度も音程合わせて、、
ひと晩たつと またびっくりするくらい音がズレてる… 笑

でも、 昔からずっとやってきたように、 音叉とハーモニクスでチューニングをするのだけど、 何度もハーモニクス音を出しているだけでなんだか愉しい。。 ギターの厚みを胸に抱えているだけで なんかしあわせ。。 そして、 なんと言ったらいいんだろ、、 木部の手触りとか、 堅さとか、 薄いトップ材の滑らかさとか、、 木を削って薄くして たわめて 貼り合わせて、 ネックをつけて、、

300年前のヴァイオリンもそうだけれど、、 1200年以上前からほぼ同じ構造の弦楽器をひとびとが創って 音楽を奏でて 歌をうたって、、 その楽器が今も 音が奏でられるような状態で法隆寺の宝物に残っていたりするのだから、、 ほんとうに木とひとびとの繋がりってすごいな、と思う。 ちなみに法隆寺宝物の琵琶は 紫檀=ローズウッド製だそう。。 エレギギターとも 私のアコースティックギターとも繋がっています…

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ナイロン弦。 どうしてもっと早く試してみなかったのだろうと悔やまれるくらい、 とっても伸びのある柔らかな響きで、 もしかしたらこのギターにはうまく合っているのかも、、 と。 ピックガードを貼っていないこのトップ板が優しく共鳴してくれるような気がする。。


今は ぽつぽつと「サムシング」を練習しています。





ポール・アダム著 『ヴァイオリン職人の探求と推理』創元推理文庫
 イタリアのヴォイオリン職人が事件の謎を解くシリーズ。 ストラディヴァリウスやパガニーニの大砲や、 楽器に関する蘊蓄がとっても豊かで面白いシリーズです。
 だれか『ギター職人の探求と推理』シリーズなるものを書いてくださらないかしら。。 


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やさしい音色とともに




素敵にゆたかな秋になりますように・・・



 

外は猛暑でもホールは冬の透明な輝き:東京交響楽団 名曲全集第199回

2024-09-18 | LIVEにまつわるあれこれ
 ** 9/16記 **

三連休 いかがお過ごしでしたか?

土曜日はミューザ川崎シンフォニーホールで アンドレアス・オッテンザマーさん指揮による 東京交響楽団 名曲全集第199回公演を堪能してまいりました♪ とてもとても充実したコンサートを楽しめました、が と~っても緊張した(謹聴した?)濃密な時間でもありました。
ゆっくり感想を書きたいところだけどちょっと時間がないので、 ひとまず昨夜お友だちにメールしたのをそのまま載せて(笑) あとてまた追記したいと思います~

演奏会の様子は ニコ響さんで次の日曜日まで見られます。 私もまだ何度か楽しみたいです。
 【チャイコフスキー:交響曲 第1番ほか】東京交響楽団 名曲全集第199回 Live from MUZA!≪ニコ響≫

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こんばんは
ニコ生の感想ありがとうございました

さっき、りなさんのバッハと、チャイコだけ視聴しました。
オッテンザマーさんの指揮、ニコ生で時々映ると、スタイリッシュに踊っているみたいに見えますが、一瞬も絶え間なくオケへの指示がピンポイントで次々出ていて、すっごい高度なものを要求してるのがわかるんです。
で、オーボエやフルート、ホルンさんとか、ソロパートも絶対ミスできない処ばっかりでしょう? 息つめるように見てて緊張してしまって とっても疲れました(笑

ベルリン・フィルの完全主義を垣間見てる感じでした。でもオッテンザマーさんもベルリン・フィルではそれを当然の顔してこれまで演奏してきたんだからな~…って。

オッテンザマーさん、 すごくいい指揮者さんだと思います

りなさんはまだハタチなのにとっても堂々として、音色も素晴らしく透明感あって綺麗でしたね♬
あの楽器は、なんと308年前のストラディバリだそうです✨
ニコ生も音はとっても良かったけれど、やっぱりホールの生音のバッハはぜんぜん違いました…
スタッカートみたいに止める音の旋律と、響きが伸びる旋律とが同時に重層的に奏でられていて、一本のバイオリンじゃないようで… バッハのピアノ曲もそうですものね

ニコ生の前半もまた聴きます♬ 
東響さんの演奏もとても良かったです♡ 疲れたけど充実したコンサートでした

 ***


シルバーウィークとは言え 猛暑の休日でしたが、 きょうは少し暑さがやわらいでいますね。 

からだを休めて 

よい休日をお過ごしください。 つづきはまた…





  ** 追記 9/18 **

東京交響楽団 名曲全集第199回 9月14日
ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:アンドレアス・オッテンザマー

ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲 ニ調
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調K.219「トルコ風」
 ヴァイオリン:中野りな
アンコール:J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン パルティータ第1番から第3楽章

チャイコフスキー:交響曲 第1番 ト短調 op.13「冬の日の幻想」



追記 4日経ってしまいました。。 あらためて思い出すのは、 なんであんなに緊張(謹聴)して聴いていたのかしら… (苦笑) ということと、 中野りなさんのヴァイオリンの透明な木を感じる美しい響き、、 オッテンザマーさんの見事な統率とそれに即応する東響さん。。 とっても見応えあるコンサートでした。

最初のストラヴィンスキーが始まってすぐ、 (うわぁ なんだか指示が凄い…)と。。 この曲では指揮棒を持たずに 手のひら全体で指揮してらっしゃいましたが、 音のニュアンス、 音量、 緩急、 タイミング、、 ひっきりなしに左右の弦楽器さんに向けて細かく指示を出しているのがわかる、、 それが(素人の私にも)意味がくっきりと伝わってくるので 眼と耳が一気に集中してしまって、 (これは高度なものを要求してらっしゃるなぁ…)と感じていたのでした。

ストラヴィンスキーの弦楽のための協奏曲、 予習で聴いてはいたのですが 片手間で聴いていたせいか、 もっと軽やかなサロンでの弦楽みたいに聴いていたのが、 こんな不穏な うにゅうにゅした(?) 不協和音の妖しさもある難曲だったとは… 

この曲、 1946年なんですね、、 もう現代じゃないですか。。 同行のお友だちと話していたんですが、 ストラヴィンスキーがレコード盤の回転をまちがえたか、ヘンな風にしてみたり、 手で動かしてみたりして、 音がうにゅうにゅ変化するのを面白がって それを表現してみようなんて思ったんじゃない? って。。 あらためてとても面白い曲だと思いました。

つづいてのモーツァルトは がらっと雰囲気が変わって、 中野りなさんの奏でる軽やかで透明な音色がすずやかで、、 開演前にみたプログラムで年齢がお若いのに、 演奏する姿はとても堂々としていらして 表現力があって、、 でも決して力んだりせず 音色はどこまでも透明。。

ニコ生での再視聴でも 音色の透明感は伝わるのですけど、 やっぱりホールの空気の中を伝わってくる響きを感じるのとは全然ちがいます。。 308年前のストラディバリウスというのを知ったからか(先入観は持たないつもりだけど) あの透明感は300年を超えた木材ならではの乾いた木が生む響きなのかしら… と とても興味深かったです。

、、 ヴァイオリンの音色って (あくまで個人的に)たまに苦手なものもあるのですが、 りなさんのヴァイオリンの音色はいつまでもずっと聴いていたい清々しさのある音色でした。

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休憩をはさんで 「冬の日の幻想」

前半が弦楽器だけだったので、 管や打楽器さんらも加わって、、 オッテンザマーさんの指揮もさらにまんべんなく精度を増します。 ほんとうに 目配り、 というのか 手配り というのか、 その眼ぢからみたいなものが結構すごいんです。 それで一瞬にして変化をつけるし、、 団員さん達 これでは眼を離せない…

特徴的だったのは 第二楽章のゆっくりさ。。 オッテンザマーさんご自身が管楽器奏者だからかもしれませんが、 オーボエさん フルートさん、 クラリネットさんらを存分に歌わせていらっしゃいましたね、、 じ~~~っくりと。 東響さんの木管さんはいつも素晴らしいので安心して、、とは言え すご~くゆっくり溜めるので 息をつめているこちらが苦しい・・・笑。 でもでも、 オーボエさんとフルートさんの ひらひらと雪片の舞うさまはほんとうに美しかったです。

そしてあのホルンさん! ぴんと張り詰めた突き刺すような音色が響き渡って、、 見事でした!

最終楽章は かなりスピードアップして盛り上げる感じになったんですけど、、 第二楽章も、 最終楽章の始まりも、 あれだけゆっくり溜めて幻想的にメランコリックな感じで奏でたので、 重厚なままどっしりと重い最終楽章にしても良かったのでは…? と。 ちょっと色気出したかなぁ… なんて思ってしまいました。

オッテンザマーさんの指揮は見ていてもとても美しいです。 左右に大きく動いて指示をとばして、 伸びあがったり屈んだりされても 身体がぶれてない。。 ちゃんと音楽のための動きになっている。 こうして欲しい こう奏でて欲しい、、という表現が身体と手と表情一体で伝えようとされているのは、 ソヒエフさんにもそういうところを感じて好きです。 そして 指揮者の想いにしっかり応えようとする東響さんの演奏はほんとうに好き。

オッテンザマーさんの指揮(弾き振りでなく) ぜひまた東響さんと一緒にやって欲しいです(楽団員さんが大変かもしれないですけど…) 演奏後のニコ生のコメントで オッテンザマーさんも、 ひとときも気を抜けず集中を要する、、ということを仰っていましたが、、 私もだから緊張するのもムリはない、、 ですよね?

みごたえある すばらしいコンサートをありがとうございました。



美しいご本尊様と菩薩様を…:神護寺展に行って来ました

2024-09-06 | アートにまつわるあれこれ
先週の台風のせいで延び延びになっていた…

会期終了間際の東京国立博物館 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」を見てまいりました。 今週末まで、ということで平日とはいえ大変おおぜいの来館者で賑わっておりました。



お仏像は お寺にあるご本尊様であれば、 本当ならそのお寺に出かけて行って お堂のなかでその地の歴史と祈りの空気のなかでお目にかかるのが一番良いと思ってますけれど、 神護寺があるのは京都からもやや遠く 高雄のお山の中、 お寺への参道には長い石段をたくさん登らなければならないとあって、、 たぶん私にはこの先でかけることも出来ないだろうと、、 トーハクへはるばるお越し下さるお仏像さまをぜひ拝見したいと この夏ずーっと出かける機会をうかがっていました。

展示のくわしい様子は
 東京国立博物館 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」>>

トーハクブログの方にもとても詳しく写真や展示の様子が載っていましたので、私もこれからあらためて読んでみます
  1089ブログ>>

このトーハクブログを見て知ったのですが、 会期後半になって、 ご本尊様の薬師如来立像と、日光菩薩像、月光菩薩像の光背などが取り外され、 お背中のほうまでぐるっとひとまわりして拝見することが出来るようになったのですね。 お寺ではお厨子の中に安置されているご本尊様、、 こんな風にぐるりと一周して拝見できるなんて… なんとありがたい…

ブログのお写真などにもありますが、 ほんとうに美しい如来立像でありました。。 たいせつに守られてきたのでしょうね、、 館内ではよくわからなかったのですが写真を見て、 お顔のくちびるの紅色も綺麗に見えて…
そして、ご本尊の両脇に立つ、 日光・月光菩薩さまもとても美しい とっても優しいお顔をしてらっしゃいました。

それぞれのことは省きますが、 十二神将立像や、二天王立像の 壁に映った「影」の美しさも、 今回の展示では眼をひきました。


二天王立像様のみ撮影ができます。 


それから、、 十二天屏風だったかな? その最後の天子さまが手に三日月を持っていらして、そのお皿みたいな三日月にウサギさんがちょこんと乗っているのが可愛らしくて、 それを見つめる天子さまのお姿もとてもお優しくて素敵でした。

 ***

昨日は 上野の公園も日差しがとても暑かったです。

そろそろ朝晩の空は秋めいてきて、 夜の気温もずいぶんと下がるようになって来ましたが、 夏の疲れが出ているのか、 それともエアコンの冷気が苦手で 電車や博物館内の冷房と外へ出た時の温度差がすごくて 自律神経が乱れまくりなのか、、 きのうの展覧会はとっても素晴らしかったのにだんだん体力がもたなくなって、、 本館の展示などまだまだ見たいものがあったけれど、 夕方のラッシュ前には帰宅しようと早めに退出・・・

あ、、それでも 午後のひとときを初めて「東洋館」で過ごしました。 ガンダーラ美術や 西域そしてエジプトの美術、、 美術品というか、神さまたち、ですよね。。

ガンダーラの菩薩さまなどいらしたのですが、、 そのお顔が素晴らしく彫りが深くて鼻筋がキリっとしていて、、思わず (濃い~~)と呟いてしまいそうなエキゾチックなイケメンでいらっしゃいました。。 それぞれの地域の、 やっぱりそこに生きている人々の似姿として、 仏様や神々のすがたも造形されてきたものなんですよね。。 そう思うと、つくづく日本のわたしたちは(平たいお顔)の民族で、 そのお仏像さまも涼しい目元のやさしいお顔をなさっておるのですね。。

そんなことを思いつつ、、 次回の特別展の「はにわ」展のチラシを手にしたら、、
(か、かわいい…‼) なんと可愛らしいお顔なの…? 古墳時代のひとびとも、 きっと(かわいい)(愛らしい) そんなお顔がよいと思って作ったのでしょうか、、 だって「武人」とは言え、ちっとも猛々しいお顔とは見えないんですもの、、はにわってほんと可愛いです。。


ハニー …♡


 ***

週末まではまだ暑さが続くようですけど、 この暑さが去ったら秋をしっかり楽しみましょう。。 クラシックの秋も、 読書の秋も、 お勉強の秋も、、 あっという間に時が過ぎ去ってしまわないように…

気持ちはそんなふうにいつも欲張ってはみるものの、、 これから日を追うごとにどんどん日々が速くなって、 すぐに年の瀬の声が聞こえてきてしまうのは例年のこと。。 もう「おせち」のご予約なんて聞くと焦ってしまいます…笑

いちばん肝心なのは からだを壊さないこと、、 たのしみたいこと たしなみたいこと、 ひとつひとつのひとときを 心と身体いっぱいに受けとめられるよう…






緑と青空に・・・




そして これからの秋に・・・