星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

忘れない...

2012-03-11 | …まつわる日もいろいろ
揺れでガスが止まったら、 室内が急に冷えてきた。 3・11はまだそんな春浅いときだった、、

ひと晩じゅう TVの映像を気にしながら 帰らない職員3人で身体を寄せ合って仮眠した。。 でも私たちには毛布もあったし、 スタッフが買いに行ってくれた食べ物もたくさんあったし、、


1年経ってもなお 困難ないろいろな状況を見聞きするたびに苦しくなる。。 1年目の報道のさまざまを見聞きするのがつらくもなる。。


そんなときは この映像を思い出す。 

ハッピーバースデイ 3.11 Full Ver.

Happy Birthday 3.11 -English Ver.-






Rich Robinson - Through A Crooked Sun

2012-03-09 | MUSICにまつわるあれこれ
この2日間 待ちに待ってたアルバムが届いた~。


Rich Robinson - Through A Crooked Sun

先に言っちゃいます、 これすごく良いアルバムです。。 Black Crowes の弟、 リッチ・ロビンソンについては、 ブラック・クロウズ時代も べつにギターにおおっ!と惹かれたこともないし、 特に頭に無かったんですが、、

昨年10月にソロを出していたことを たまたま知ったのが3日前、、 どんなかな~、、と 数曲ネットで聴いてみたところ (なかなか良いじゃないか!)と。。

、、ぶっとく歪ませたレスポールとかの音色は ここではほとんど全く聴かれません。 ブラック・クロウズぽくも全然ありません。 リッチのヴォーカルは、 声質で言ったら ジャクソン・ブラウンさんとか、 ジャック・ジョンソンさんとか? そう思うのは、 音的にも彼らを想わせるフォーキーなところがあるからかな…?

泥臭いサザンロックの感じは無くて、 スワンプなギターに、 ちょっとサイケだったり、 ちょっとフォークだったり、 ちょっとピンクフロイドだったり、、 ちょっとビートルズだったりが 混じる辺りは、、 昨年書いた Jonathan Wilsonさん(>>)とも少し似てるかも。。。 でもジョナサン・ウィルソンさんの方が 曲づくりも歌も巧い、、(笑)

 ***

じゃ、、 何が決め手だったかと言うと、 このアルバムの「鍵盤」の音が ものすごく良かったからなんです。。。 試聴した時、 (誰これ? 誰?)って、 思わず検索してしまったのでした。

それぞれの曲のクレジットは こちらに載っていました(wiki>>)。 キーボードプレイヤーは複数参加しているんですが、 とりわけ Karl Bergerさんのピアノと 「metallophone=鉄琴」! これが素晴らしいです。 カール・ベルガーさんというのはもう77歳にもなる ドイツ出身のビブラフォン&ピアニストだそうでして、 有名なところでは、 ジェフ・バックリーの「Grace」のストリングスアレンジをした人だそう。
Conversations / Karl Berger (Amazon.com)

もうひとりは、 John Medeskiさんで メデスキ・マーティン&ウッドの、、 こちらもジャズ畠のかたですね。

そして もうひとり、 古めかしいエレピやハモンドの音色を奏でているのが Steve Molitzさんという人で、 この方は今 リッチのバンドのツアーメンバーでもあります。 もともとは 「Particle」 という自身のバンドを持っていて、、 そちらは プログレ+ジャズ+フュージョン+エレクトロニカ(?)な、、 ワタチにはよくわからな~い激しいジャムバンドなのでありました。
Launchpad / Particle (Amazon.com)

こういう、 それぞれ個性的なキーボードプレイヤーも加わって、 リッチのブルースに、 ジャズ系、 プログレ系、 サイケデリック系な味つけがされているのかも、、 いや、 リッチのそういう嗜好で こういうジャズ畠のプレイヤーを選んだのかも… どっちにしても大成功だと思いまする。。 (ぜんぜん大袈裟に目立ってるわけじゃないけどもね)

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もちろん ギタリストのアルバムらしく、 弦の音もアコースティックから スライドから とても多彩で どれも自然で気持ちの良い音です。 オールマンの Warren Haynesさんがスライドで、 ディランバンドにもいらした Larry Campbellさんがペダル・スティールで 参加もしているのだけど、 言われなきゃわからないくらい(言われてもわからないくらい)さり気なく溶け込んでます。 

ラジオで流れそうなキャッチーな曲も余り無く、 とても地味なアルバムではあるんだけど、、 頭から終わりまでずーっと 通して聴いていたい 好いアルバムだと思います。

オフィシャルサイトの↓ music で数曲聴けます。
http://richrobinson.net/


ラジオ局でのライヴ(フリートウッド・マックのカヴァー) 
Rich Robinson - Station Man (Live in the Bing Lounge)

(…が じつはライヴ演奏↑はそんなに好きじゃない・笑。 アルバムを聴いてくだされ)