9.High Water (for Charlie Patton)
この晩の 8~10曲目はボブに釘付け。。 ボブの吟遊詩人ぶりというか、 ブルースマンぶりにほとんど呆然としたまま見入ってました。 デルタブルース、南部ブルースの色合い濃い今回のZepp Tourで この曲はその特徴的な曲と思っていながら、 歌詞もすごく長いし、 CDで聴いてても情景的にすっと入って来なかったんです。。 でもこの晩は、ジョージさんのビートと ドニーさんのバンジョーのリズムに加え、 ボブの歌のスウィングっぷりの見事さ。。。 (スウィングって言っていいのかよくわからないけど、、)
10.Tryin' To Get To Heaven
雪模様の照明の中の美しい曲。 Zepp Tour を4夜見てきて、、 なんというか、、 たまらなくせつない気持ちになったのが、、 ボブの歌声があまりに優しかったこと。。。 間近に見られたボブの姿も、 たしかにおじいちゃんになったせいもあるけど、 客席を見つめる表情の優しさ、茶目っけ、、 そしてこの歌声の優しさ、、。 せつない、って 悲しいんじゃ全然なくて、 感動と 愛おしさと 畏怖と もったいなさすぎるという気持ちと、、、、、
この歌も、 歌詞をちゃんと覚えてたわけではなかったけど、 真ん中あたりの 「I tried to give you everything... everything...」 ってボブが2回繰り返したところは あまりのせつなさに 私 泣きそうでありました。。。 バックの演奏もよかった。
11. Highway 61 Revisited
4度目のハイウェイ61。 何度聴いても聴き飽きない。。。 2番の途中でチャーリーが自分のアンプの上からボトルネックを持ってきて、 そこからはずっとスライド。 キーボードがコードの音階練習みたいに「E.G.B」みたいに繰り返す、 ちょっとダークトーンのこの夜の Highway 61 も素敵でした。 チャーリーのスライド、 ボブに合わせていい感じでした。 ギターはレスポール型のSteeltop だった(?) このあとからはまたSteelcasterになったかと。
12. Nettie Moore
きょうはモダンタイムスデーのようです。。 好きなアルバムだから、 初めての2曲がこの日聴けて幸せ。。 幸せ、、だけど、、 これも ボブの声と ドニーさんの古めかしいバイオリンの調べを聴いていると 遠い遠い古い時代を思い起こさせるノスタルジーでいっぱい。 この歌はまだ私の年ではわからないか。。。 80歳くらいのお婆ちゃんになったら(もし生きてたら、、) 、、30年以上も昔にボブ・ディランが歌ってくれたと思い出して涙しよう、、、
、、、それにしても、、 今夜のチャーリー、、 時折入れるハーモニクスといい、 ミュート気味のひょわ~~んとした音といい、、、 君は今夜は素晴らしいよ!
13. Thunder On The Mountain
3日前とまたぜんぜん違った曲になってる。。。 のっけからのチャーリーのリフでもわかるように、、 今夜はすごいブギー感が強調されて、、 こういうリフはどーやって決めてるんだろ、、、 打ち合わせとかしてるのかなぁ、、、 チャーリーとドニーさんが なんか妙~に企んでるような意味ありげな笑みを交わしていたので、 ドニーさんと直前に決めたのかな、、?なんて。
中盤からは親分、、いえボブが壊しにかかります(笑) しばらく様子見をしたあとで、 ボブのフレーズを引き継いで 一緒に遊んでるような (いえ遊んでないとは思いますが)、、チャーリー。 ほんと可愛いです。 だから可愛がられるのだよ、 きっと。
14. Ballad Of A Thin Man
この曲を聴くのも今日が最後、、、 という気持ちと、、 あぁ、、 もうすぐ終わっちゃう、、という気持ちと、、 そんなことばっかり頭をよぎってしまいました。。。 ボブは中央でハープを吹き、 長く伸ばすところで深~く腰を落として、、 そういう動きも日に日に大きくなってボブの熱の入り方が感じられます。 ほんとにブルースマンになっていくボブです。 ボブのソロの間、 チャーリーはペダルを踏んで(ワウ?)、、 エコーのかかったような伴奏を。 この感じも前回とは違ってました。
***
15. Like A Rolling Stone
ステージ上はきらっきらに照らされて、 客席にも光がきらきら注がれて、 このZepp Tour の Like A Rolling Stoneは 毎回きらきらのイメージ。 この曲だったかなぁ、、、 いつもは左端っこをキープして淡々とギターを弾いているスチュさんも、 少し中央へ出ていらして、 ベースのトニーさんも少し前へ出て、 なんか横並び一線みたいな感じですごく楽しそうに弾いていた瞬間があったけど、 この曲だった、、? 観客は拳ふりあげて一緒に歌う人や、 身体ゆすってる人や、 きらきらの光の中にそういう姿がいっぱい浮かんでいるから、 なんか楽しくてしょうがない、、みたいなLike A Rolling Stoneにどんどんなってきて。。。 聴き直すと、 ラストの方のボブのメロディの崩し方なんて、 みんなのうた(!)みたいになってて、、 可愛すぎます(笑)
16. Jolene
チャーリーは4.と同じ白に黒のピックガードのギター。 Joleneは毎回ずっとそれだった気がします。
、、あ、、、横並び一線は、この曲だったのかも! スチュさんもトニーさんも、 キーボードのボブをにこにこしながら見て、 ドニーさんはいつもの通りにっこにこで身を乗り出して。。。 チャーリーは、 ボブとスチュさんの間を行ったり来たりして (ふ~らふらして、、) ノッてるというか、 もう余裕というか、 ある意味テキトーというか(笑)、、 ボブが間を外す (ン、、ジョリーん)のとこも、 ボブの間を余裕で聴いてから ンチャッ、、と。 巧くなりました。。。 ラストはスチュさんのギターが締めてエンディング。
メンバー紹介の時に ドニーさんがすでにバイオリンで、 らしい旋律を奏でて下さってたので、、 今日は私も聴けるんだ、、、 とわくわくしながら、、、↓
17. Blowin' In The Wind
ヘッケルさんのレポでは、、「ロックビートを強調した、、」と書かれてるけど、 私が思ってたのは、、 (こんな優しい Blowin' In The Windを聴いてしまっていいんだろうか、、、)、、と。。。 これこそ場末のキャバレーの終演のような、、、 (いえ悪い意味じゃなくて) 、、ノスタルジー誘うバイオリンに、 語尾をふわっと上げるボブの優しい歌い方に、 チャーリーはグレッチのフルアコだし。。。 なんかぐだぐだに酔っ払ったお客さんを優しく送り出してくれるみたいな曲じゃありません? (涙、涙、涙、、)。。。
「見張り塔から」の、 まるでパンクのような ハードロックのような 音の塊を見せつけてくれたエンディングを想えば、、 心の中では嬉しくてたまらないのに、、 優しくされるとよけい泣いてしまうみたいな、、 めろめろになってしまうのでした。。
曲が終わって暗転したステージがまたパッと明るくなった時、 整列したメンバーの前でボブは最前列のお客さんを指差すようにしていっぱいに笑っています。(ゆうべ判りましたが、 大阪でギターをボブに手渡した方をボブが見つけて指差してくれたそうです。 よかったですね)
そして ボブがゆっくりと会釈。 、、、ボブが、、!
***
客電が点いて、、、、 ぐだぐだになるまで気持ち良く酔っ払ってしまった根なし草のような、、 トロトロの気持ちになりながら、、 (も~~う、 なんにも思い残すことはないゎっ!) 、、と思っていた私です。
外に出たら、、 まだ7時過ぎたばかり。。。 まだやるべきことがあったので、 頭は夢のまま電車に乗って、、、
その晩、 ようやく ようやく、、 家に帰り着いた時、、、 記念にチロルチョコの 「Love and Theft」を 1個だけ 食べました。
この晩の 8~10曲目はボブに釘付け。。 ボブの吟遊詩人ぶりというか、 ブルースマンぶりにほとんど呆然としたまま見入ってました。 デルタブルース、南部ブルースの色合い濃い今回のZepp Tourで この曲はその特徴的な曲と思っていながら、 歌詞もすごく長いし、 CDで聴いてても情景的にすっと入って来なかったんです。。 でもこの晩は、ジョージさんのビートと ドニーさんのバンジョーのリズムに加え、 ボブの歌のスウィングっぷりの見事さ。。。 (スウィングって言っていいのかよくわからないけど、、)
10.Tryin' To Get To Heaven
雪模様の照明の中の美しい曲。 Zepp Tour を4夜見てきて、、 なんというか、、 たまらなくせつない気持ちになったのが、、 ボブの歌声があまりに優しかったこと。。。 間近に見られたボブの姿も、 たしかにおじいちゃんになったせいもあるけど、 客席を見つめる表情の優しさ、茶目っけ、、 そしてこの歌声の優しさ、、。 せつない、って 悲しいんじゃ全然なくて、 感動と 愛おしさと 畏怖と もったいなさすぎるという気持ちと、、、、、
この歌も、 歌詞をちゃんと覚えてたわけではなかったけど、 真ん中あたりの 「I tried to give you everything... everything...」 ってボブが2回繰り返したところは あまりのせつなさに 私 泣きそうでありました。。。 バックの演奏もよかった。
11. Highway 61 Revisited
4度目のハイウェイ61。 何度聴いても聴き飽きない。。。 2番の途中でチャーリーが自分のアンプの上からボトルネックを持ってきて、 そこからはずっとスライド。 キーボードがコードの音階練習みたいに「E.G.B」みたいに繰り返す、 ちょっとダークトーンのこの夜の Highway 61 も素敵でした。 チャーリーのスライド、 ボブに合わせていい感じでした。 ギターはレスポール型のSteeltop だった(?) このあとからはまたSteelcasterになったかと。
12. Nettie Moore
きょうはモダンタイムスデーのようです。。 好きなアルバムだから、 初めての2曲がこの日聴けて幸せ。。 幸せ、、だけど、、 これも ボブの声と ドニーさんの古めかしいバイオリンの調べを聴いていると 遠い遠い古い時代を思い起こさせるノスタルジーでいっぱい。 この歌はまだ私の年ではわからないか。。。 80歳くらいのお婆ちゃんになったら(もし生きてたら、、) 、、30年以上も昔にボブ・ディランが歌ってくれたと思い出して涙しよう、、、
、、、それにしても、、 今夜のチャーリー、、 時折入れるハーモニクスといい、 ミュート気味のひょわ~~んとした音といい、、、 君は今夜は素晴らしいよ!
13. Thunder On The Mountain
3日前とまたぜんぜん違った曲になってる。。。 のっけからのチャーリーのリフでもわかるように、、 今夜はすごいブギー感が強調されて、、 こういうリフはどーやって決めてるんだろ、、、 打ち合わせとかしてるのかなぁ、、、 チャーリーとドニーさんが なんか妙~に企んでるような意味ありげな笑みを交わしていたので、 ドニーさんと直前に決めたのかな、、?なんて。
中盤からは親分、、いえボブが壊しにかかります(笑) しばらく様子見をしたあとで、 ボブのフレーズを引き継いで 一緒に遊んでるような (いえ遊んでないとは思いますが)、、チャーリー。 ほんと可愛いです。 だから可愛がられるのだよ、 きっと。
14. Ballad Of A Thin Man
この曲を聴くのも今日が最後、、、 という気持ちと、、 あぁ、、 もうすぐ終わっちゃう、、という気持ちと、、 そんなことばっかり頭をよぎってしまいました。。。 ボブは中央でハープを吹き、 長く伸ばすところで深~く腰を落として、、 そういう動きも日に日に大きくなってボブの熱の入り方が感じられます。 ほんとにブルースマンになっていくボブです。 ボブのソロの間、 チャーリーはペダルを踏んで(ワウ?)、、 エコーのかかったような伴奏を。 この感じも前回とは違ってました。
***
15. Like A Rolling Stone
ステージ上はきらっきらに照らされて、 客席にも光がきらきら注がれて、 このZepp Tour の Like A Rolling Stoneは 毎回きらきらのイメージ。 この曲だったかなぁ、、、 いつもは左端っこをキープして淡々とギターを弾いているスチュさんも、 少し中央へ出ていらして、 ベースのトニーさんも少し前へ出て、 なんか横並び一線みたいな感じですごく楽しそうに弾いていた瞬間があったけど、 この曲だった、、? 観客は拳ふりあげて一緒に歌う人や、 身体ゆすってる人や、 きらきらの光の中にそういう姿がいっぱい浮かんでいるから、 なんか楽しくてしょうがない、、みたいなLike A Rolling Stoneにどんどんなってきて。。。 聴き直すと、 ラストの方のボブのメロディの崩し方なんて、 みんなのうた(!)みたいになってて、、 可愛すぎます(笑)
16. Jolene
チャーリーは4.と同じ白に黒のピックガードのギター。 Joleneは毎回ずっとそれだった気がします。
、、あ、、、横並び一線は、この曲だったのかも! スチュさんもトニーさんも、 キーボードのボブをにこにこしながら見て、 ドニーさんはいつもの通りにっこにこで身を乗り出して。。。 チャーリーは、 ボブとスチュさんの間を行ったり来たりして (ふ~らふらして、、) ノッてるというか、 もう余裕というか、 ある意味テキトーというか(笑)、、 ボブが間を外す (ン、、ジョリーん)のとこも、 ボブの間を余裕で聴いてから ンチャッ、、と。 巧くなりました。。。 ラストはスチュさんのギターが締めてエンディング。
メンバー紹介の時に ドニーさんがすでにバイオリンで、 らしい旋律を奏でて下さってたので、、 今日は私も聴けるんだ、、、 とわくわくしながら、、、↓
17. Blowin' In The Wind
ヘッケルさんのレポでは、、「ロックビートを強調した、、」と書かれてるけど、 私が思ってたのは、、 (こんな優しい Blowin' In The Windを聴いてしまっていいんだろうか、、、)、、と。。。 これこそ場末のキャバレーの終演のような、、、 (いえ悪い意味じゃなくて) 、、ノスタルジー誘うバイオリンに、 語尾をふわっと上げるボブの優しい歌い方に、 チャーリーはグレッチのフルアコだし。。。 なんかぐだぐだに酔っ払ったお客さんを優しく送り出してくれるみたいな曲じゃありません? (涙、涙、涙、、)。。。
「見張り塔から」の、 まるでパンクのような ハードロックのような 音の塊を見せつけてくれたエンディングを想えば、、 心の中では嬉しくてたまらないのに、、 優しくされるとよけい泣いてしまうみたいな、、 めろめろになってしまうのでした。。
曲が終わって暗転したステージがまたパッと明るくなった時、 整列したメンバーの前でボブは最前列のお客さんを指差すようにしていっぱいに笑っています。(ゆうべ判りましたが、 大阪でギターをボブに手渡した方をボブが見つけて指差してくれたそうです。 よかったですね)
そして ボブがゆっくりと会釈。 、、、ボブが、、!
***
客電が点いて、、、、 ぐだぐだになるまで気持ち良く酔っ払ってしまった根なし草のような、、 トロトロの気持ちになりながら、、 (も~~う、 なんにも思い残すことはないゎっ!) 、、と思っていた私です。
外に出たら、、 まだ7時過ぎたばかり。。。 まだやるべきことがあったので、 頭は夢のまま電車に乗って、、、
その晩、 ようやく ようやく、、 家に帰り着いた時、、、 記念にチロルチョコの 「Love and Theft」を 1個だけ 食べました。