--- 2006.11.30 ---
City of Blinding Lights
Vertigo
Elevation
Until The End of the World
New Year's Day
Beautiful Day
Angel of Harlem
The First Time
Sometimes You Can't Make It On Your Own
One Tree Hill
Sunday Bloody Sunday
Bullet The Blue Sky
Miss Sarajevo
Pride (in the Name of Love)
Where the Streets have no Name
One
The Fly
Mysterious Ways
With or Without You
Window in the Skies
Desire
All I Want is You
***
2日目。
例のカッコいいSEが始まると、アリーナ中央の群集がぐわーっと前へ押し寄せるのが見える、波のうねりみたいに、、。危ない~っ、、、上から見てるとハラハラ。。一方、、右サイドの花道に隠れるように、スタッフの姿が、、。白いスモークが焚かれてボノを隠しながら花道の先へ進んで行くのが見える。ステージ左サイドでは、エッジがオレンジの光に包まれてギターを弾いてる。花道の先に登って日の丸を振るボノ、、。スクリーンにボノの姿が映し出される。
他の人はどう思われたかわからないけど、なんだか私には1日目、ボノの声がだいぶ掠れてるように思えて、2日目、大丈夫かなあ、、と心配だったのだけど、歌いだしたボノ、元気! ビックリ、すごいイイ声。、、で、スタンドマイク引っ掴んで片脚上げて、お客さんを煽る、煽る。初日、ちょっぴり様子見加減だったのかも、、(ボノのMCも通じてないみたいな場面もかなりあって、、)、、でも、観客もボノの言う事、一生懸命聞きとろうとはしてるんだよね、、で、どう理解すればいいか、どう反応すればいいか、考えてて、、、そんな感じで。。 1日やってみて、日本のお客さんはきっかけを作ってあげれば、ガーッと付いて来るってことがわかったのかも。。 セットリスト見ての通り、始まりから5、6曲かっ飛ばし! 良かった~、、、ボノは元気だし、すごく楽しんでるみたいだし。
で、初日に、新曲の「空の窓」だった所に、「Angel Of Harlem」を持ってきた。おお~、そう来たのね。ノリノリで、このまま踊らせようというのですね。この曲、LIVEで踊るまでこんなにチャーミングな曲だと思ってなかった。素敵。。 セットリストや曲順を、この日も(そして最終日も)、けっこう入れ替えてきて、その曲と曲のつなぎも、パフォーマンスもじつに自然。こういうのを平気にやってしまう底力や、スタッフの見事さも、あっぱれです。
この日のアコースティックタイムは、「ZOOROPA」に入ってる「The First Time」。今さらながらいい曲だあ、、。エッジは流しの兄さんみたいに(スミマセンっっ)、渋くアコギを弾きながら花道を歩いていく。。 この日、しっとりとこの歌を聴きながら、聞き取れる歌詞から、、(ああ、そうかぁ、、)と思った。これ、単なるラブソングじゃないんだ。 [I have a brother...] って歌詞があるけれど、ボノにとっての大事な兄弟、その歌でもあるんだなあ。。花道の先にいるエッジにだんだんボノが近寄っていって、エッジとボノが抱き合う、(確かこの曲だったと思う)、、kissしてるようにも見えたよ。
ボノは結構、メンバーにくっつくのが好き。。 新しいDVDでも、エッジの肩噛んでたし、ね。(←エッジがエヘッて笑う所がまた、、)。アダムに近寄っていって背中に寄り添う姿も、、。あれには弱いです、嬉しい反面、、何故だか素敵すぎて、切なくもなる、、。
今回のツアーの中で、きっとメインの曲になってる筈のひとつに、「Sometimes You Can't Make It On Your Own」があるんじゃないかなあ。「僕の親父、ボブの歌だ」と初日にも紹介していた曲。。 この日も同じように、「僕の親父は、タフなアイリッシュで、、」と語り始めて、なんだかここに親父がいるみたいに感じる、、とか?(聞きとりあやふや)、、そして、「親父がここにいたらきっとこう言うだろうね、、その○ァッキンサングラスを外せ!ってね」、、と言ってサングラスを外すボノ。。 この歌をとても美しくボノは歌い上げます。、、、私も大好きな歌、、今年のいっちばんしんどかった頃、コンビニでこの歌が流れてきた、、って日記は前に書きました(
>>)。
、、時には、ひとりじゃ頑張り切れない、って時もあるよね、、、そういう気持ちの時に流れてきた歌だったから、、。
この日はアダム側だったので、アダムが右の花道近くに来てくれるたび、いっぱい手を振った。。 アダムって、しばらく前までちょっと怖いようなイメージがあったのに、特に眼鏡を外してから最近は、なんてなんて優しい顔をするのかしら、、と思う。ファンを見下ろしながらベースを弾いている顔ったら、まるで孫を見るような(笑)愛しそうな目をする。、、それで、脚を大きく開いて、ベースを低く構えて、、携帯のカメラ向ける子たちにも、さあお撮りよ、みたいににんまりする。。
「Sunday Bloody Sunday」から「One」の興奮は、、前日のを書いたからいいや。。 アリーナから湧き上がってくる歌声がすごくよく聞こえて、それもスタンドを盛り上げる。「Sunday Bloody Sunday」の時、7歳くらいの女の子をステージに上げて、What's your name? とボノが訊いたらちゃんとお返事してた。そして、「No More!」「ノーモァ!」と絶妙のタイミングでボノと掛け合いが出来て、、エライ子だ。
初日に髪の長いレディを上に上げてたから、今日はさっきのおちびちゃんで終りかと思ったら、アンコール「Mysterious Ways」でしっかりツインズの女性を上げて両手に花、のボノ、、。アンコールでこのお約束をやられると、ちょっぴりシラケるんだよなぁ、、というのが本音なので、先日書いたみたいに、ラリーの方を見てた(笑)(でも、前日見てるからこう思う自分勝手なだけデス)。。女の子たちを花道に置き去りにして(←笑・ここの演出、どうみてもちょびっと失敗、女の子たちどうしていいかわからず困ってた、、おおい、ボノ、ど~するんだ、おい?!)、、ボノは中央に戻って「With Or Without You」(笑)
「With Or Without You」みたいな甘めに始まる曲でも、ラリーのすどんと来るドラムスが面白くて、、で、、時に、ダダドン!と入るのがラリーならではで、アンコールはラリーばっかり見てた。
この日、2度目のアンコールに持ってきた「空の窓」(Window In The Skies)は奇麗だったなあ。曲は思い切りビートルズライクで可愛くて、バックのスクリーンにカラフルな絵がいっぱい浮ぶのがファンタジックで、Happyな気持ちにさせてくれる。そのままイキのいい「Desire」へ。この流れ、Goodです。
そして素晴らしかったのが、ラスト。。
前日やっていない「All I Want Is You」、、とっても懐かしい米南部風の素敵なラヴソングだ。エッジのギターが夜空の星みたいで、、。
、、みんな、DVD観てるからなんだろうね、、Yeah―――ooh― っていう大合唱が自然に湧き上がる。大合唱の中、、ボノが手を振ってステージを去り、、、エッジが、、 アダムが、、 楽器を外して去り、、ラリーだけが残る。。「40」と同じ展開だ、、。
ラリーだけがビートを刻んでる。
お客さんは、Yeah―――ooh―って叫んでる。めいっぱい、ラリーに聞こえるように。。
だってだってラリーだけが動けずにドラムを叩き続けているんだもの、、私もこの瞬間がどうしても欲しかったんだ~。ラリーが会場を独り占めする瞬間。。
、、ラリーがゆっくりとスティックを打ち下ろして、耳からイヤホンを外す、、
会場の生音を初めて聞くラリーの耳に、大きく届くように、みんなが叫ぶ。。
前へ出てきたラリーが歓声に応えて手を振り、、そして去っていく。。。
きゃ~~~ん、、、カッコ良過ぎて泣きそうだったよ。。