前回の日記に書きました、 東京交響楽団の定期公演のことを 少しだけ書き留めておきましょう。。 クラシック音楽の専門用語とかまったく知らないので、、 専門的な感想は書けませんけど…
演奏会のフォトは 東響さんのツイートで(>>)
東京交響楽団 第640回 定期演奏会
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
ピアノ:アレクサンダー・ロマノフスキー
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
指揮者のウルバンスキさん、、 紹介記事のフォトがことごとく Tシャツかスウェット姿で、 髪の毛をツンツン立たせ気味にしたお姿なので、 まさかまさか本番でTシャツということはないわよね… と話しながら待っていたのですが、、(笑)、、 上のフォトのようにとても素敵なスーツ姿でした。
ピアノのロマノフスキーさん共々、 見事なまでにスタイルがよろしくて、 身長も同じくらいに高くて、 ふたり並んだところはそれは素敵でした。 指揮台の上に立ったウルバンスキさんの後ろ姿の 脚の長いことと姿勢の綺麗なこと! 上の写真でもよくわかりますね、、 体の芯がまっすぐで。。
***
ロマノフスキーさんのピアノ、 プロコフィエフの3番は、、 技巧的に優れているのは以前のラフマニノフを聴いてわかっていたのですが、、 理知的に勝っているかと思いきや、 思った以上に情感に溢れてて、、 そしてウルバンスキさんによるオーケストラは、 ソリストを際立たせる感じというよりも、 オケとの相乗を狙うかのように結構はげしくて、、 前回載せた ポリーニのピアノと、ゲルギエフさん指揮のマリンスキとの中間のような感じでした。
ロマノフスキーさんのピアノの音粒は 高音部も、左手のタッチも、それは美しくて、、 前回「太陽」というキーワードを知って、 それが感じられるか無心で耳を傾けていたのですけど、、 どこかの瞬間に 「あ! ほんとうに太陽だ」 と思いました。。 それは 太陽そのものではなくて、 波の水面にきらきらと反射する無数の太陽、、。 前回、 エトルタの海を見たからだ、と言えばそのせいもあるかもしれませんけど、 でも ほんとうにきらきらしてた。。
割れんばかりの拍手が起きて、、 アンコールには、 バッハ(シロティ編)プレリュード ロ短調。 こちらは私、 初めてだと思います。。 動画でさがすと、 割と抑揚をつけた リズムも緩急をつけた演奏でほかの方のものが聴けたのですが、、 ロマノフスキーさんのは もっともっと静謐で、 淡々と(淡々と、ってあまりいい意味には使われないかもしれないけれど) 、、最後など消え入りそうな感じで息をつめたような感じに聞こえました。
、、翌29日には 新潟で同じ公演があったそうなのですが、 そちらのアンコールでは ショパンのノクターン第20番嬰ハ短調だったそうです。 こちらは「戦場のピアニスト」でも有名な曲。
この曲は ロマノフスキーさんの演奏のがyoutube で見られます。 こちらも、 ほかのかたの演奏だともっとすごく哀愁を帯びた演奏のイメージが強かったので、 ロマノフスキーさんのを聴くと少し印象が異なりました。
、、で、 ショパンインスティテュートのインタビューがあって、、 そちらを見たら 「あなたはショパンをリストのように弾きますね」 と言われていて、、
https://www.youtube.com/watch?v=2bMZcfTwt74
、、↑こちらのインタビューを理解するには 私の能力ではとてもムリのようです。。 でも、 7月のピアノリサイタル、、 さらにさらに楽しみになっています。 ロマノフスキーさんのピアノ、 やっぱり好きだわ。
***
休憩を挟んでの チャイコフスキー交響曲4番。 、、もう、、 これにはほんとう 何と言ったらいいか、、
出かける前に カラヤンのベルリンフィルなど聴いていったのは全く意味を為しませんでした。 全くの別物。。 今まで聴いていた 怒涛のファンファーレのような4番とは同じ曲とは思えなかった… これ、 チャイコフスキーなの・・・? という感じ。
、、なんだろう、、 私は譜面も見たことないし、見たところで読めるわけないですが、、 譜面の音符が指揮者さんによって変わるわけもないし、 譜面には速さの指示だって書いてあるのでしょう? それをどのように解釈して指揮者さんがそれぞれの楽器のバランスを決めたり、 緩急を決めたりするのか、、 まずそこから解らなくなるような ウルバンスキさんのチャイコフスキーでした。。
なんかね、、 言葉がみつからないのだけど、、 まるで シベリウスから始まって、 途中ウィンナワルツかと思うような、、 すごくすごく叙情的な第1楽章で、、 第2、 第3楽章は、 さらにスローになって、 でも木管とか金管とか、 それぞれの楽器のパートがどれも順繰りに主役になるような感じでいろんな音色が聞こえて、、 あれ? こんな曲だったかしら… と何度も何度も思いました。。 木管のパート、、 美しかったなぁ。。
、、たぶん、 私の感想では何も伝わらないので、 twitter で「ウルバンスキ」さんを検索するときっとたくさんの感想が見られると思います。 やはり、 衝撃を受けた方、、 多数のようです。
、、チャイコフスキーがこうなるなら、、 さきほど書いた シベリウスやヨハン・シュトラウスが一体どうなるのか、、 何だかとても興味が沸きました。。 オーケストラの指揮とか、 曲の解釈とは何ぞや、、という点にまで遡って、 いろいろ考えたり、 もっともっといろいろ調べずにはいられなくなるような、、 そんな体験をさせてもらいました。
***
、、ロマノフスキーさんは またすぐに聴きに行くことができます。 ウルバンスキさん、、 次はいつ聴けるかどうかわかりませんが、、 なんだかまた聴かずにはいられなくなってしまいそう。。 気になったものは、 クラシックも どんどん聴いてみないとわからないこと一杯なんだ、、 って思いました。
、、ロマノフスキーさんのアンコールの時、、 カーテンコールで一緒に出ていらしたウルバンスキさんが、 そのまま舞台の端の オーケストラの外側でひとり、 顎にそっと手を当てるような格好で立って ピアノの演奏を聴いていた姿が ただただ美しかったなぁ。。
鍵盤の上を動く ロマノフスキーさんの大きな手指も、、 とても美しかったです。。
、、イケメンだから聴きに行ったんじゃありません! と言うものの、、 でも本当にイケメンふたり、なのでした。
演奏会のフォトは 東響さんのツイートで(>>)
東京交響楽団 第640回 定期演奏会
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
ピアノ:アレクサンダー・ロマノフスキー
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
指揮者のウルバンスキさん、、 紹介記事のフォトがことごとく Tシャツかスウェット姿で、 髪の毛をツンツン立たせ気味にしたお姿なので、 まさかまさか本番でTシャツということはないわよね… と話しながら待っていたのですが、、(笑)、、 上のフォトのようにとても素敵なスーツ姿でした。
ピアノのロマノフスキーさん共々、 見事なまでにスタイルがよろしくて、 身長も同じくらいに高くて、 ふたり並んだところはそれは素敵でした。 指揮台の上に立ったウルバンスキさんの後ろ姿の 脚の長いことと姿勢の綺麗なこと! 上の写真でもよくわかりますね、、 体の芯がまっすぐで。。
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ロマノフスキーさんのピアノ、 プロコフィエフの3番は、、 技巧的に優れているのは以前のラフマニノフを聴いてわかっていたのですが、、 理知的に勝っているかと思いきや、 思った以上に情感に溢れてて、、 そしてウルバンスキさんによるオーケストラは、 ソリストを際立たせる感じというよりも、 オケとの相乗を狙うかのように結構はげしくて、、 前回載せた ポリーニのピアノと、ゲルギエフさん指揮のマリンスキとの中間のような感じでした。
ロマノフスキーさんのピアノの音粒は 高音部も、左手のタッチも、それは美しくて、、 前回「太陽」というキーワードを知って、 それが感じられるか無心で耳を傾けていたのですけど、、 どこかの瞬間に 「あ! ほんとうに太陽だ」 と思いました。。 それは 太陽そのものではなくて、 波の水面にきらきらと反射する無数の太陽、、。 前回、 エトルタの海を見たからだ、と言えばそのせいもあるかもしれませんけど、 でも ほんとうにきらきらしてた。。
割れんばかりの拍手が起きて、、 アンコールには、 バッハ(シロティ編)プレリュード ロ短調。 こちらは私、 初めてだと思います。。 動画でさがすと、 割と抑揚をつけた リズムも緩急をつけた演奏でほかの方のものが聴けたのですが、、 ロマノフスキーさんのは もっともっと静謐で、 淡々と(淡々と、ってあまりいい意味には使われないかもしれないけれど) 、、最後など消え入りそうな感じで息をつめたような感じに聞こえました。
、、翌29日には 新潟で同じ公演があったそうなのですが、 そちらのアンコールでは ショパンのノクターン第20番嬰ハ短調だったそうです。 こちらは「戦場のピアニスト」でも有名な曲。
この曲は ロマノフスキーさんの演奏のがyoutube で見られます。 こちらも、 ほかのかたの演奏だともっとすごく哀愁を帯びた演奏のイメージが強かったので、 ロマノフスキーさんのを聴くと少し印象が異なりました。
、、で、 ショパンインスティテュートのインタビューがあって、、 そちらを見たら 「あなたはショパンをリストのように弾きますね」 と言われていて、、
https://www.youtube.com/watch?v=2bMZcfTwt74
、、↑こちらのインタビューを理解するには 私の能力ではとてもムリのようです。。 でも、 7月のピアノリサイタル、、 さらにさらに楽しみになっています。 ロマノフスキーさんのピアノ、 やっぱり好きだわ。
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休憩を挟んでの チャイコフスキー交響曲4番。 、、もう、、 これにはほんとう 何と言ったらいいか、、
出かける前に カラヤンのベルリンフィルなど聴いていったのは全く意味を為しませんでした。 全くの別物。。 今まで聴いていた 怒涛のファンファーレのような4番とは同じ曲とは思えなかった… これ、 チャイコフスキーなの・・・? という感じ。
、、なんだろう、、 私は譜面も見たことないし、見たところで読めるわけないですが、、 譜面の音符が指揮者さんによって変わるわけもないし、 譜面には速さの指示だって書いてあるのでしょう? それをどのように解釈して指揮者さんがそれぞれの楽器のバランスを決めたり、 緩急を決めたりするのか、、 まずそこから解らなくなるような ウルバンスキさんのチャイコフスキーでした。。
なんかね、、 言葉がみつからないのだけど、、 まるで シベリウスから始まって、 途中ウィンナワルツかと思うような、、 すごくすごく叙情的な第1楽章で、、 第2、 第3楽章は、 さらにスローになって、 でも木管とか金管とか、 それぞれの楽器のパートがどれも順繰りに主役になるような感じでいろんな音色が聞こえて、、 あれ? こんな曲だったかしら… と何度も何度も思いました。。 木管のパート、、 美しかったなぁ。。
、、たぶん、 私の感想では何も伝わらないので、 twitter で「ウルバンスキ」さんを検索するときっとたくさんの感想が見られると思います。 やはり、 衝撃を受けた方、、 多数のようです。
、、チャイコフスキーがこうなるなら、、 さきほど書いた シベリウスやヨハン・シュトラウスが一体どうなるのか、、 何だかとても興味が沸きました。。 オーケストラの指揮とか、 曲の解釈とは何ぞや、、という点にまで遡って、 いろいろ考えたり、 もっともっといろいろ調べずにはいられなくなるような、、 そんな体験をさせてもらいました。
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、、ロマノフスキーさんは またすぐに聴きに行くことができます。 ウルバンスキさん、、 次はいつ聴けるかどうかわかりませんが、、 なんだかまた聴かずにはいられなくなってしまいそう。。 気になったものは、 クラシックも どんどん聴いてみないとわからないこと一杯なんだ、、 って思いました。
、、ロマノフスキーさんのアンコールの時、、 カーテンコールで一緒に出ていらしたウルバンスキさんが、 そのまま舞台の端の オーケストラの外側でひとり、 顎にそっと手を当てるような格好で立って ピアノの演奏を聴いていた姿が ただただ美しかったなぁ。。
鍵盤の上を動く ロマノフスキーさんの大きな手指も、、 とても美しかったです。。
、、イケメンだから聴きに行ったんじゃありません! と言うものの、、 でも本当にイケメンふたり、なのでした。