ミューザへ東響さんを聴きに行って来ました。
良かった! 感激しました。 いつでも感動をくれる東響さんとノット監督、 ほんと素晴らしいチームです。 あとで書き直すかもしれないけど、 忘れてしまわないうちに感動だけ…
シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース
アンコール バッハ:パルティータ第2番 より《サラバンド》
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 op.36
ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団
シューマン マンフレッド。 指揮台に乗った瞬間、 ひららら~~と手をうねらせて曲を始める唐突な感じに私がちょっと戸惑い、、 (なんかあれ? って感じ) よくわからないけれど一瞬気をそがれて それで集中を欠いてしまった自分。。 演奏は良かったと思う、、ニコ生見て よく見直したい。。
ヴァイトハースさんのヴァイオリン協奏曲。 なんという滑らかな音色! すごく難しいことをなさっていると思うのだが、全くそんな感じがせず 身体をしなやかに動かしているその魔法の匣から美しさが宙に溢れ出してくるかのよう…
オケの対向配置のせいかコントラバスさんがしっかり聞こえ、ヴァイトハースさんの音の背後にバスがずーっと低く流れているのが見事に美しかった。 通奏低音という(音楽理論のことはわからないので文学理論で使われるような意味での骨格を支えているもの、という意味)言葉を感じていた。
ヴァイトハースさんは独りで前に出たりしない音。 チェロさんとのハーモニー、 オケのそれぞれとの調和がすばらしい美しさ。 特別な弦かなにかでもあるみたいな軋みも金属音もなにもない《音色》そのものが奏でられてうっとりした。
アンコールのバッハ。 もう溜息。。 ひっそりと祈りのように胸をうつ。。 でもものすごく難しいことを弾いているのだとわかる、、どうやったらあんな風に弾けるの… バッハ聴けて良かった。
ノット監督のベト2。 なんてフレッシュな、 瑞々しい躍動感ある演奏。。 東響さん大好き! ノット監督の指示にみごとなまでに反応して一体になる。 モーツァルトを感じるようなフレッシュな交響曲に。
マンフレッドの最初で感じた違和感みたいなのがどこにもなく、 第一楽章からラストまで、 ノットさんとオケが一体で立ち上がり、 鎮まり、、またうねり、、 はじけた。 最高! ベト2は短いし、 大曲でもないかもしれないけど、 退屈なところなんて全く無い発見が凝縮されていて、 今日のはCD化していいような演奏だったと思う。 フルートさん木管さん美しかった。
シューマンのなかにベトの第九ぽいところもあり、 ベト2番のなかにも第九に通じていく感じもあり、、(幸福の音色)、、 そんなところがノットさんは両者をならべた所以かなぁ、、、と想像。。
こんな素晴らしいドキドキと音楽の冒険を味合わせてもらえて、 ノットさん東響さん 今年もありがとう~~、と カーテンコールで一生懸命手を振りました♪
あとで ニコ生見て 再確認します。
一週間のはじまり ☆彡
*** 追記 ***
ニコ生であらためて視聴しました。
ヴァイトハースさんのバイオリンの音色は 配信で聴いてもその滑らかさ、 押しつけがましくない上質な音色であることが伝わってきます。 とりわけ第二楽章など、 弦を弾いている、という感じがちっともしなくて、 ヴァイトハースさんが体を揺れ動かすたびに音楽が立ち昇ってくるような、 そんな感じがします。 時おりチェロさんのほうを向いたりして、 チェロさんとヴァイトハースさん、 歌い合っていますよね。。
ヴァイオリンのきしきし鳴る音が好きでない私は オケと一体になるヴァイトハースさんの音色にうっとりでした。
会場で聴くと、 (録音のマイクは奏者の近くに置かれているでしょうから) ある程度の空間をつたわって届くヴァイオリンの音色はさらにまろやかになって、 楽器を奏でている、というより ヴァイトハースさんの身体が歌っているような、 音楽そのものが鳴っているという感じで、、
殊に、しんと静まり返った空間に バッハの《サラバンド》が立ち昇ってくるようすは やはり会場でしか味わえないもの… その《場》がつくりだすその場だけの音楽なのでした。。
驚いたのは、 ヴァイトハースさんの使っているヴァイオリンが現代の工房のものだということ。 ペーター・グライナーのものだそうです。
ウィキを見たら、 「人の歌声に近い楽器、つまり2,000 -4,000 Hzの周波数に焦点を当てた楽器を作ることを目指している」とあって、、 それだからあんなに自然な 金属ぽさの無い穏やかな音色なのかな、、と思ったりしました。
(シュテファン=ペーター・グライナー wiki >>)
先に戻って 「マンフレッド序曲」、 聴き直すほどに好きになっていく曲です。 憂愁と不穏さ、、 そのなかにある英雄的な調べ。。 詩人バイロンの書いた詩劇「マンフレッド」は ほんの一部しか読んだ事がないけれど、 これもまたあらためてウィキでおさらいをすると、 マンフレッドが精霊たちに「忘却」をくれと求めて、それはできないと拒絶される、、 あぁまさにロマン派だわ… 、、 忘却がかなわぬならば追憶にさいなまれるしかない…
シューマンのメロディにはそんなバイロンの葛藤や想いがよくあらわれているようです。
ベートーヴェン2番は付け加えることなし。。 ニコ生のカメラさんがいろんなパートさんを切り替えて映してくださるごとに、 それらのパートさんの生き生きした音色とノットさんの動きが共鳴しているのが楽しくて、、 もう一度見たくなります。
今年もミューザのクリスマスツリー見れました
良かった! 感激しました。 いつでも感動をくれる東響さんとノット監督、 ほんと素晴らしいチームです。 あとで書き直すかもしれないけど、 忘れてしまわないうちに感動だけ…
シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース
アンコール バッハ:パルティータ第2番 より《サラバンド》
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 op.36
ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団
シューマン マンフレッド。 指揮台に乗った瞬間、 ひららら~~と手をうねらせて曲を始める唐突な感じに私がちょっと戸惑い、、 (なんかあれ? って感じ) よくわからないけれど一瞬気をそがれて それで集中を欠いてしまった自分。。 演奏は良かったと思う、、ニコ生見て よく見直したい。。
ヴァイトハースさんのヴァイオリン協奏曲。 なんという滑らかな音色! すごく難しいことをなさっていると思うのだが、全くそんな感じがせず 身体をしなやかに動かしているその魔法の匣から美しさが宙に溢れ出してくるかのよう…
オケの対向配置のせいかコントラバスさんがしっかり聞こえ、ヴァイトハースさんの音の背後にバスがずーっと低く流れているのが見事に美しかった。 通奏低音という(音楽理論のことはわからないので文学理論で使われるような意味での骨格を支えているもの、という意味)言葉を感じていた。
ヴァイトハースさんは独りで前に出たりしない音。 チェロさんとのハーモニー、 オケのそれぞれとの調和がすばらしい美しさ。 特別な弦かなにかでもあるみたいな軋みも金属音もなにもない《音色》そのものが奏でられてうっとりした。
アンコールのバッハ。 もう溜息。。 ひっそりと祈りのように胸をうつ。。 でもものすごく難しいことを弾いているのだとわかる、、どうやったらあんな風に弾けるの… バッハ聴けて良かった。
ノット監督のベト2。 なんてフレッシュな、 瑞々しい躍動感ある演奏。。 東響さん大好き! ノット監督の指示にみごとなまでに反応して一体になる。 モーツァルトを感じるようなフレッシュな交響曲に。
マンフレッドの最初で感じた違和感みたいなのがどこにもなく、 第一楽章からラストまで、 ノットさんとオケが一体で立ち上がり、 鎮まり、、またうねり、、 はじけた。 最高! ベト2は短いし、 大曲でもないかもしれないけど、 退屈なところなんて全く無い発見が凝縮されていて、 今日のはCD化していいような演奏だったと思う。 フルートさん木管さん美しかった。
シューマンのなかにベトの第九ぽいところもあり、 ベト2番のなかにも第九に通じていく感じもあり、、(幸福の音色)、、 そんなところがノットさんは両者をならべた所以かなぁ、、、と想像。。
こんな素晴らしいドキドキと音楽の冒険を味合わせてもらえて、 ノットさん東響さん 今年もありがとう~~、と カーテンコールで一生懸命手を振りました♪
あとで ニコ生見て 再確認します。
一週間のはじまり ☆彡
*** 追記 ***
ニコ生であらためて視聴しました。
ヴァイトハースさんのバイオリンの音色は 配信で聴いてもその滑らかさ、 押しつけがましくない上質な音色であることが伝わってきます。 とりわけ第二楽章など、 弦を弾いている、という感じがちっともしなくて、 ヴァイトハースさんが体を揺れ動かすたびに音楽が立ち昇ってくるような、 そんな感じがします。 時おりチェロさんのほうを向いたりして、 チェロさんとヴァイトハースさん、 歌い合っていますよね。。
ヴァイオリンのきしきし鳴る音が好きでない私は オケと一体になるヴァイトハースさんの音色にうっとりでした。
会場で聴くと、 (録音のマイクは奏者の近くに置かれているでしょうから) ある程度の空間をつたわって届くヴァイオリンの音色はさらにまろやかになって、 楽器を奏でている、というより ヴァイトハースさんの身体が歌っているような、 音楽そのものが鳴っているという感じで、、
殊に、しんと静まり返った空間に バッハの《サラバンド》が立ち昇ってくるようすは やはり会場でしか味わえないもの… その《場》がつくりだすその場だけの音楽なのでした。。
驚いたのは、 ヴァイトハースさんの使っているヴァイオリンが現代の工房のものだということ。 ペーター・グライナーのものだそうです。
ウィキを見たら、 「人の歌声に近い楽器、つまり2,000 -4,000 Hzの周波数に焦点を当てた楽器を作ることを目指している」とあって、、 それだからあんなに自然な 金属ぽさの無い穏やかな音色なのかな、、と思ったりしました。
(シュテファン=ペーター・グライナー wiki >>)
先に戻って 「マンフレッド序曲」、 聴き直すほどに好きになっていく曲です。 憂愁と不穏さ、、 そのなかにある英雄的な調べ。。 詩人バイロンの書いた詩劇「マンフレッド」は ほんの一部しか読んだ事がないけれど、 これもまたあらためてウィキでおさらいをすると、 マンフレッドが精霊たちに「忘却」をくれと求めて、それはできないと拒絶される、、 あぁまさにロマン派だわ… 、、 忘却がかなわぬならば追憶にさいなまれるしかない…
シューマンのメロディにはそんなバイロンの葛藤や想いがよくあらわれているようです。
ベートーヴェン2番は付け加えることなし。。 ニコ生のカメラさんがいろんなパートさんを切り替えて映してくださるごとに、 それらのパートさんの生き生きした音色とノットさんの動きが共鳴しているのが楽しくて、、 もう一度見たくなります。
今年もミューザのクリスマスツリー見れました