星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

空に虹を、、

2006-05-30 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
いっしょうけんめいです。。

しばし書けないかもしれないので、、(しばし、といってもわずか、です)
、、、言葉をおいておきますね。

 ***

  「そして、大雨は、四十日四十夜、地の上に降りつづいた」
   次の版画では、水はすでに退いて、そこらじゅうに死体が転がっていた。腐りかけた
  汚泥の恐ろしい悪臭が漂っているにちがいない。箱舟は山の頂に鎮座して、背後には
  日が輝き、虹がかかっていた。
   ジェイソンは、神が意地悪な存在なのではないかと母親に訊いた。けれども、母は
  その問いには答えてくれなかった。それに答える代わりに、ノアが生け贄を焼いて主に
  捧げ、主はそれを喜ばれたという一節を読んでくれた。主はノアと約束を、永遠の約束
  を交わした。もう二度と人間を滅ぼしたりはしないという約束を。そのしるしとして、
  神は空に虹をかけた。だから、いまでも空に虹が出るのだという。

               (『旅の終わりの音楽
                   エリック・フォスネス・ハンセン 新潮文庫)

ゴールデンウィーク抄録。

2006-05-09 | …まつわる日もいろいろ
メタルマクベス、、初日。
公演はこれから7月までつづくようなので、中身は伏せます。

とにかく、休憩はさんで、4時間の長丁場。
生演奏に、生ヴォーカル。。
とつぜんチケット取ったので、内野聖陽サンや松たか子さんらが熱唱するのも知らず、
ヘヴィメタルを歌うのは非常に(非情なくらい)大変でしょうに、
ウッチー、、がんばりました。
松さんの声は、、すご~い。

we will rock you の歌と較べるのはそれこそ非情というものかもしれませんが、
衣装もカッコ良かったし、
鍛えたウッチーの裸の胸にきらめく汗、長い髪も、長いコートもお似合い。
もともとそういうイメージは無い役者さんだけに、
すごい挑戦でしたね、、拍手。

で、地元っ子としてはレスポール王こと、上條恒彦氏の圧倒的な歌声に期待でしたが、
やっぱり圧倒的でした。

クドカンさんの脚本には笑いどころも、つっこみどころも多々だけど、それはまだ言わないとして、
もし観に行かれるとしたら、やっぱりシェイクスピア版の戯曲はきっちり頭に入れて行った方が
たくさん笑えます。
個人的には、門番と魔女の親玉が最高。
クドカンさんらしさとシェイクスピア劇のニュアンスが絶妙に溶け合った感じ。
ラストはねぇ、、、相当悩んだんでしょうね、と想像しましたが、
これから多少変っていってもいいんじゃないか、という気もします。
楽日も見たくなってきてしまいました。チケット取れないね。

カーテンコールで飛び出してくるときの役者さんたちの
ホッとしたような、緊張が解けた笑顔、
それを見る時は本当に嬉しいものですね。

兎にも角にも、ウッチー、、がんばりました。。もっと頑張ってね。

 ***

実家から、さらに北へ向って、、
アルプスはまだこんな感じでした。

春がようやく訪れたところ。
列車の中ではずっと美しく眺められた山嶺も
目的地に着いた頃には、寒そうな雲がかかり始めてしまいましたが、

ホテルの周辺を歩くと、、カタクリの花






、、と、ふきのとう。






桜がちょうど今、満開で、
、、でも、山の桜はそめいよしのではないのです。

こちらは、しだれ桜が美しい、貞麟寺、というところ。
手前にあるのは、雪、、、。




 ***

楽しかったけれど、家に帰れば休んだだけ厳しい日程。
、、、とうぶん、、籠ります。