星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

大暑お見舞い申し上げます。

2022-07-23 | MUSICにまつわるあれこれ
大暑ですね お暑うございます。 

今週はとってもばたばたしてました。 ここのところ 病気の手続き関連で 病院と役所などあちこちを行ったり来たりしてるんです… この暑いさなか。。 コロナの行動制限も解除されて 私もしばらくお休みしていた心臓以外の通院など再開した矢先で、 今ならいろんな手続きで歩き回るのも大丈夫かな… と思ったのに・・・

急激に感染者 過去最多なんてなってしまって、、 また心配が増えてきてしまいましたね…


こんなんして歩き回らなくとも 技術的には全てネット上でやりとり出来る筈なんですよ。 なのにまず、「役場行って書類を貰って来て下さい」 から始まりますからね…(苦笑) 病人でもお年寄りでも自分で歩き回らないと事が進まない…

それで わからないことで都の担当部署に電話して「〇と△の両方の場合どうなるんですか?」などと聞けば、 「ここは〇のことしかやってないので△のことはわかりません」 「じゃ、どこに訊いたらいいんですか?」 「役場に訊いて下さい」 「だって両方とも都の制度ですよ?」 …こんな感じ。。

で、 役場のHPを見ると (詳しくは都へ)ってリンクが張ってある。。。

何度も歩き回るのはイヤなので、 調べられることは可能な限り自分でネットで調べて 書類もダウンロードして全部下書きして持っていく。。 それでもあと2,3回は出掛けて行かないと終わらないだろうな。。。(それまでコロナにかからないでいられますように…)

政府ではマイナカードと保険証をひとつに… って一生懸命キャンペーンしてますけど、 こういう厄介な申請の数々、、デジタル化して欲しいものだわ。。 (不正をはたらく人もいるのは解っているけど、きちんとした審査だってデジタルで出来るはず…)

でも幸いだったのは、、 いちばんの難関だと思われていた部署の担当さんが すご~く優しくて親身になってくれたことです。。 あのかたでなかったら挫折していたかも… そのくらい有難かったです。

 ***

愚痴はともかく… 夏バテしていませんか? 大丈夫ですよね…

一昨年のことを思ったら 本当に元気になりました、私。。 
団扇であおぐのもしんどいほど体力が落ちていた病後の夏に較べたら、 猛暑の中を書類やペットボトル入れた鞄を背負って歩けるし、、。 黒酢ドリンク飲んで頑張ってます。

あとは具だくさんのお味噌汁ね。。 お味噌汁ていうか、 お味噌味の野菜スープという感じですが、ウチは。。
お野菜やお豆いっぱいで身体に優しい。。 それでほのかな塩味が体の浸透圧にちょうどいい感じ。。 どんな具材でも合う、 朝食にはコーンスープの素やハーブソルトなど加えても美味。。 お味噌って素晴らしい! ほんとうに今年は胃腸も夏バテ知らず、です。

 ***

おととい…

病院から帰って、 くたびれたのでお昼寝すれば良いものを、、 クシシュトフ・ウルバンスキさん指揮の映像を見つけてしまい ついつい全部観てしまいました。 前半は不思議な前衛音楽、、 後半はCDでも出されている「新世界より」♪

Pascal Dusapin: "Waves" Concerto for Organ and Orchestra, Antonín Dvořák: Symphony No. 9 in E minor "From the New World"
Krzysztof Urbánski, Olivier Latry, The Dresden Philharmonic
 (takt1.com)

いつもそうですが、、 ほんとにまあ なんと楽しそうな表情で指揮をすることよ… 基本的に明るい性格のかたなのでしょうね、きっと。。 ウルバンスキさんの振る「From the New World」には 新しい世界との出会い 見知らぬ世界への発見が、 希望に満ちた 夢あふれる出会いとして感じられます。 

有名なイングリッシュホルンの独奏の第二楽章、、 《其処で》奏でるのですね…♪ という試みが。 イヤホンで聴いていると 遠くから聞こえるその音色がとてもとても叙情的で、、 うっとりとしっとりと胸に響きました。 以前にも、 ラヴェルの「ボレロ」では、 小太鼓さんをセンターに迎え 弾き振りならぬ《叩き振り》の役割をさせて、、など ユニークな演奏会を見せて下さったウルバンスキ氏…

最近はチャイコの4番なども振っているらしいウルバンスキさま、、 また聴きたいな チャイコフスキー…♪

あ、、 ところで 上記のドレスデンのコンサートホール、、 靴音がコツコツ大きく響くような板で覆われた四角いホール。 ディスタンスをとっているからか、 オケの配置も面白いですね。。 ホールの特性なども(私には専門的なことはわからないけれど) こうやってネットで見聞きすると面白く感じられます。


さて、、 暑さはこれからが本番ですね。

素敵な週末を・・・


素敵な夏を、 暑さにまけないコロナに負けない

楽しい8月をむかえましょう ♡





先日のノットさんと私…♪ ノット監督の指揮姿もじつに素敵でした。



東京交響楽団ほか・・・(仮)

2022-07-17 | LIVEにまつわるあれこれ
昨日はサントリーホールへ東京交響楽団さんを聴きに行って来ました。 楽しかった♪ 感激でした。。

この春は 東響さんからちょっと浮気して、 ほかの楽団さんや指揮者さんの演奏も聴いてみようと、 ワクチン接種を終えた3月と5月にも サントリーホールへ出かけたのですが、 日記にのこすことが出来ず・・・

理由はいろいろで 戦争が始まってしまって日々のニュースにピリピリしていたからかもしれないし、単に時間がなかっただけかもしれないし、、 何を書いて良いのか感想がまとまらなかったことも、、

それはともかく、、

昨日感じたことは やっぱり私は東響さんの演奏が好きだし、 ノット監督とこの楽団との演奏をもっと聴きたいと再確認したことでした。。 なんでだろう…  、、いつでもわくわくをくれる、 たとえ完璧でなくても いつも冒険があり、 挑戦があり、 驚きがあり、 そして感動をくれるから、かな。。

あと、、 以前に〈音の着地点〉ということを書いた事があったけれど、、 東響さんの(ノット監督の指揮にあわせて) 音が消えさる時の音…(日本語ヘンですが) その瞬間の音の止め方、 音の消し方、 余韻をふわっと消す、 その瞬間の全員のまとまりがすごく好き。 これはこの春、 ほかの楽団さんを聴いた時にも思ったのです、、 もっと音の止め方に神経を配れば良いのに…と。

音が大きくて迫力ある演奏では気づけない〈音の着地点〉、、 音の最後の最後まで気を配ること、、 東響さんは全体的に(ノット監督以外の指揮でも) 爆音にならないところが好き。。 ピアニッシモの美しさも今までにも何度も経験させてもらったし、 今回も音が消え去る瞬間の美しさをあらためて認識しました。 

東京交響楽団 7月16日(土) サントリーホール
ラヴェル:海原の小舟(管弦楽版)-鏡より
ベルク:七つの初期の歌 ソプラノ:ユリア・クライター
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
指揮:ジョナサン・ノット


ラヴェルの曲は初めてだったけど、 以前ウィーンフィルで聴いた「海」を思い出しました。 きらきらとした海のゆらめきを感じさせる曲。 

ベルクは 曲は難解で私には咀嚼しきれていないのだけれど、 ユリアさんの広がりのある歌声が乗っかるとなぜだか安心した気持ちで聴いていられました。

ノットさんのマーラー5番。 ノットさんの… とわざわざ書きたくなるノットさんの冒険的な指揮に導かれたマーラー5番。 ひきずるような葬送行進曲、、 ここを聴いて (行進曲といってもファンファーレにするつもりはノットさんには無いんだ。これは葬列なのだからこのずるずるとひきずるような重い第一楽章でいいんだ)と思いました。 

そして嵐のような第二楽章。 第二楽章でこれ? と驚くほど弦の方々 椅子から立ち上がりそうに身体を揺らしてノット監督の振りに応えます。 

あとは細かく書かずに、、 ホルンさん美しかった。 ハープさん見事だった。 木管さんは毎回安定のうつくしさ。。 ティンパニさん繊細でした。 ラストはコンマスさん含め、 弦の方たち身体のうねりが大変なことになってました。。 

結果的にすごいものを見させていただいたと感激し感謝するマーラー5番でした。 楽しかった!


 ***

おぼえがき・・・


東京都交響楽団 3月27日(日) サントリーホール
アンナ・ソルヴァルドスドッティル:メタコスモス(2017)[日本初演]
ブルックナー:交響曲第7番

指揮:アラン・ギルバート


日本フィル 5月28日(土曜日) サントリーホール
伊福部昭:ピアノと管絃楽のための《リトミカ・オスティナータ》 ピアノ:務川慧悟
マーラー:交響曲第4番 ​ソプラノ:三宅理恵
指揮:カーチュン・ウォン


 (追記ができたらするかも・・・)



熱暑が続いたかと思えば 大雨になって、、 

これからの気候は毎年こんなふうに災害級の異変に悩まされることになるのでしょう…



できるだけ災害がおこらない事を願って…


みんな元気でいられますように。。

空に尋ねて…

2022-07-07 | …まつわる日もいろいろ
今夜は七夕…☆

不安定なお天気つづきで 美しい天の川が望めるか少し心配なところですが、 雨が降ると織姫のもとに彦星が来られなくて会えない… という説もありますが(なんとなく私もそう思っていました) そうでもないようです。

ここのところ 万葉集関連の本をいろいろ読んでいたので、 万葉集のなかの「七夕」を詠った歌を探してみたら とてもとてもたくさんあるのですね。

夜空の星々は 万葉の時代、 それはそれは美しく見えていたことでしょう。 満天の星がこぼれるばかりに夜空いっぱいにまたたいて、 そのなかを靄のように白くミルクを流したような天の川が横たわる、、 そんな夜空は田舎育ちの私でも一度くらいしか見たことがありません。

でも古代の人々にとって 夜空の星々はとても親しいものだったに違いありません。 「天の川」という言葉も 「織姫」も 「彦星」も、 1300年もの昔からそう呼ばれて、 中国から伝わった七夕伝説も 市井の人々にも広まっていて、、 夜空を見上げては 織姫と彦星の恋に自分たちを重ね合わせて想いを詠う… そのような歌がたくさん残っていることに感動します。

 ***

それらのなかから 気に入った歌を…


 この夕(ゆふべ) 降りくる雨は彦星の 早漕ぐ舟の櫂の散りかも

夕暮れ時に降り出した雨、、 この雨は 彦星が織姫のもとへ早くたどり着こうと 急ぎ漕ぐ櫂(かい)が散らしているのかも…

読み人知らずの素敵な歌です。 彦星は自ら舟を漕いでやって来てくれるんですね。。 これを読んでいたら、 まるでオリンピックのカヌーのスラローム競技のように 逆巻く激流をしぶきを上げて櫂をあやつっている姿が浮かんできました。。 そう思えば たとえ七夕に雨が降ろうと、  夜空では彦星が必死にパドルを操っているのだわ…♡  と、、 がんばれがんばれ…と 応援したくなります。。

そういえば、、 万葉集では 彦星は 「舟を漕ぐ」 という表現がとても多いです。 、、あれ? 天の川に… 何でしたっけ? なにかが橋を渡してくれる、、 白鳥…? 

そんなお話があったように思って、、 検索したら 天の川をはさんでアルタイル(彦星)とベガ(織姫)があり、 それとはくちょう座のデネブを結ぶのが 「夏の大三角」と呼ばれる星で、 べつに白鳥さんが橋渡しをしてくれる というわけではないみたいです。

では、 天の川に翼をならべて橋渡しをしてくれる、というのは…? 
それは「カササギ」のことなのだそうです(知らなかった~) 、、カササギってどんな鳥だったかしら… と、 姿を探して見れば、 カラスに近い黒い羽根をもった鳥なんですね、、 (黒い羽根では夜空に見えないような気も……)

それはともかく、 万葉集で「カササギ」を詠った歌はある…?? と再び検索、、 すると.興味深いことがわかりましたが、、 あとは自粛しますね….。 興味を持たれたら調べてみてください。。

 ***


一年にたった一夜しか会えない、、 そのせつなさは万葉の昔も同様に感じられていたとあって、、 こんな歌も、、

  織女の今夜逢ひなば常のごと明日を隔てて年は長けむ

明日からはまたいつもの通りの機織りの日々、、 そしてまた一年、、 その一年は長いことでしょう…

なんだか身につまされます。。 

せめて今宵、、 「月人壮士(つきひとおとこ)」が逞しく櫂をあやつって星々の大河を渡り、 愛しい人とプレシャスな時間を過ごせますように…


そう願って…



いつかまたあなたと… ?



遠くにいたんだ… 私

2022-07-01 | MUSICにまつわるあれこれ
7月になりました。 猛暑です。 酷暑です。。

お元気ですか…


いま 左サイドバーにも先月のグラストンベリーの映像をいくつか載せていますけれど、 欧米ではコロナ前と変わらない大規模野外フェスが次々に復活してたという映像の数々… ついこの前きづいて なんだか長い眠りから覚めたような、、 まだ 自分だけ夢のなかにいるような、、 すごく不思議な感じがしました。

この2年半の間、、

音楽との向き合い方は この先すっかり変わることになるだろうと、、 もうかつてと同じフェスやコンサートに戻ることはないと、、 本気でそう思ったりもしました。
今でも 海外の映像を見て、 大声でsing along している姿を見て、 ちょっと吃驚しているし、、

かといって 全員がマスクをしたままの 声出し禁止のライヴが良いなんて思っているわけではないし、、


前にも少し書いたけれど、、 本当に苦しかったな。。 音楽から逃げたかった この2年半。。 活動している人たち、、 そのかたたちもものすごく苦しかっただろうと理解してはいても、 ライヴやコンサートの情報には触れないようにしてた…

それは自分が行けないやっかみとかでは決して無くて、 どう対処するのが正しいのか答えが自分でわからなかったし、 誰かが苦しむことに繋がるのは自分にとって許せないことだったし、、

 ***

6月のいろんなコンサートの映像に触れて ここ数日なんだか頭が混乱しています…(苦笑)

ガンズが Patience 歌ってる・・・ TOOL も PUSCIFERも ボナルーに出てる・・・ Extremeまで復活してるし・・・

極めつけは Patti Smith の欧州ツアーの映像でした。 パティ、、 75歳です。 なんという強靭な歌声とパフォーマンスなんでしょう・・・ アレン・ギンズバーグの詩 Howl を朗読するその発声のしかた、、 凄いとしか言いようがありません。。

詩の朗読は長年パティの肺機能をすごく鍛えることに繋がっていたのかもしれませんね。 もともと身体の強靭なひとなのかもしれないけれど 声のハリ、 足腰の強さ、、 以前パティの映画で観た、、 あのころは60代? あのときよりずっと先月のライヴのほうが力強く見えました。 何て強い人なんでしょう… パティは。。

今は パティの息子ジャクソンがギター、 娘のジェシーがキーボードでサポートしているんですね。。 他にレニー、 トニー、 ジェイ・ディは変わらず、、 若かったトニーも髪が真っ白になって・・・ People Have The Power を会場の人が総立ちになって大合唱していました。 フジロックでこれを聴いて20年よ・・・


ハイドパークではミックが歌って・・・ 


 ***

今朝、、

日本一、、 いえ 世界一好きなギタリストさんの歌声とギターを すごく すごく ひさしぶりに聴きました。 新曲が出ていたの知らなかった・・・ そのくらい遠くにいたんです、、 私。。

大好き、 なんて 言える資格ないよね…


 ***

地球の気候がこんなに変化してきているというのに

どうしてミサイル撃ったり 人のいる建物を火の海にしたり そんな罰当たりなことができるのだろう… 神の為に十字を切る者が 神さまへの冒瀆だと思わないのだろうか…

と、、 毎日かなしんだり 怒り狂ったり、、 ただでさえ暑いのにね、、



でも 時々しあわせな音楽にも触れて涙したり


元気でいます…




炎天の陽射しを和らげようと… いまのお部屋 こんなんなってます…