星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

今・あじゅ、、と Bowie の ’The Image’

2016-03-20 | アートにまつわるあれこれ
今日のカテゴリーは 何にしたら良いか困ってしまったんですけど、 「映画」でもあり、「文学」でもあり、「音楽」でもあり、、 でも 全部あわせて 「アート」ということに・・・

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Bowieが20歳のときに 初めて出演した短編映画が公開された、 という話題はネットで見ていたのですが、、 なんだか 見るのが怖くて 躊躇してました。。 やっと、、 見ました。

その映画は 1967年の 短編作品 「The Image」、、



このタイトルを知った時、、 ぞわっ、、と しました。。 前に、 一度 40年前の少女マンガ、 おおやちきさんの 「いまあじゅ」の事、書いてますが、、 そのマンガでは 左目を 「喪失」した少年が出てきた(はず)なんです。 (はず)、、というのは、 私が小学生の時に読んだきり、 再読していないから、 左目の視力が無いのか、 左目そのものが無くなっちゃっているのか、 覚えていないからです。 でも「片目」を失った、ことは覚えてて、、

だから 、、「いまあじゅ」の 左目、、って。。。 もしかして、  David Bowieと関係があるのだろうか、、と(その時の日記>>

、、ボウイの訃報からふた月ちかく経って、 気になっていたその事を確かめるべく、、大矢ちきさんの小学館文庫の作品集を 取り寄せました。 「いまあじゅ」を読むために。。 そしたら、、 同じ頃、 ボウイが67年に出演した映画が 「The Image」だと知って、、、 その共通に ぞわっと肌が粟立つ想いだったのです。 

、、「いまあじゅ」を先に読みました。
小学生だもの、、 「いまあじゅ」の言葉がまずわからないんです。 だから、意味を勝手に 「今」と「あじゅ」に分けて、、、(何だろう・・・??)って。。

さすがに 大人になって 「いまあじゅ」=「image」だとわかりましたけど、、 解った上で再読して、、 なのに難しい…!! 小学生にわかるわけがない。。 でも やっぱりちき様の世界は凄いものがあり、 小学生で読んでおいて良かった。。

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ところで、 ボウイの 「The Image」、、 今日観ました。 
Watch David Bowie’s Rarely Seen First Movie (wsj.com)

日本語のページはこちら http://nme-jp.com/news/16140/

ボウイ、、 美しいですね。 映画のこの役にはぴったり、ですね。 、、あの最初に描かれている「絵」のボウイ、、 あの絵、、どこに今あるんだろう。。 見てみたいですね。

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ちき様の 「いまあじゅ」と、 ボウイの出演映画 「The Image」とは 何か関係でも…? と 最初思ったのですけど、、 それはどうかな…? そもそも この67年の映画を 日本で見ることなどまず無かったでしょうから。

、、でも、、 ちき様が 「いまあじゅ」の中で引用している ポール・エリュアールの言葉を検索してみたら、 それは たぶん この本から引用したのだというのが想像できました。 

鏡・空間・イマージュ (1967年) (美術選書) - – 古書, 1967
宮川 淳 (著)
 (amazon.co.jp)
内容については、 検索してみて下さい。 「鏡」の章に、 ちき様が引用した部分と同じ言葉が書かれているようです。 たぶん、 芸大で美術を学んでいたちき様は、 この本をお読みになって、 それで 「いまあじゅ」に反映させたのでしょう。

、、でも、、 「ぼくの左目」は…?

「いまあじゅ」の掲載は、 1975年の1月号、とあるので 描かれたのは 1974年ごろでしょうね。  74年の 「雪割草」のキャラクター 「グイド」のモデルが T・REXのミッキー・フィンだ、って事は前にも書きましたから、、 ちき様がボウイのことも知っていたのは当然と言えます。 だから、 ボウイの「左目」の事だ、、なんてここでは言いません。 ストーリーとボウイが関係あるとも言いません。

でも、、 明らかに あの時代の感性として、 ボウイの瞳のような、 青くもあり、 灰色でもある、、 甘くもあり、 せつなくもある、、 儚くもあり、 残酷でもある、、 そんな感性が 小児体験として自分の中に深く染み込んでいったのは、 その後のロック体験にも無関係ではなかったのだな、、とあらためて思うのでした。

ボウイと出会ったのも、 75年の「ヤングアメリカンズ」からだものね。。 そして、 ベルリン三部作の世界へと 繋がっていくのです。。

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「出会い」、、 って 本当に 「奇跡」 のようですね。

、、出会うべくして 出会ったとしか、、 今は思えない。。


、、この 病んだ子供が これから生きていくのに必要なもの・・・ 、、って、 天界の優しき人が私に贈ってくれたもののように思えます。。 だから、 40年経っても、 何ひとつ色褪せない。 
奇跡のような、、 たからもの、 です。


Nothing's gonna change my world...  なのに

2016-03-12 | …まつわる日もいろいろ
人は、、 いろんな悲しいこと つらいこと 経験して、、
それで強くなっていく、、、 のかしら・・・

、、そんな風に言うけれど、、 でも 自分は ますます弱虫に 泣き虫に なっていってるような気がしてならないよ、、、 ティーンエイジャーの私は あんなにも突っ張って健気に生きてたのに。。 

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、、2日の日記で、 子供の頃の〈おたのしみ会〉の話とギターを弾いたこと、 書いてましたが、、 ちょうど私がギターを弾いていた頃、、 当時のクラスメイトが お空へ旅立っていきました、、 私は何も知らずに。。

、、後日、 メールが飛び交って、、 

あまりにも突然で、、 みんな驚きしかなくて。。 すごく仲の良いクラスだったから。。
、、スポーツも万能だったけど、 ギターも弾いた「彼」は、、 うちのクラスのジョン・レノンでした。 銀縁の眼鏡で、、

あれから、、
クラプトンの Tears in Heavenや、 ボウイの Space Oddityや、 レノンの Across The Universeを 弾いてみたりしました。 やっぱり レノンがいちばん彼には似合ってる。。


Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my open mind,
Possessing and caressing me.

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、、当時、 私は入院ばかりしてたから 学校も休んでばかりで、、 でも、 休むと必ず「パン」と一緒に 班のメンバーが「連絡票」を届けてくれる。
(何十回と ウチに届けてもらったことか、、申し訳ない。。)

よく成績を見せ合いっこした(笑)同じ班の某男子は、 いつも同じ「ひとこと」を書いてくれて、、

  「ちゃんと寝てろ。 ちゃんと起きろ」

、、って 同じ文句(笑)  、、でも 真理だよね。 ちゃんと寝たら、 ちゃんと起きなきゃ。。
そんな 迷惑ばかりかけてた自分は、、 なぜか 今も生きてる。。

生きてる以上、 ちゃんと生きなきゃ

ちゃんと生きて、 ちゃんと楽しまなきゃ、、 


、、 今年はもう少し ギター上手くなろう。。 まずは。。