フジロック、 今日のところ、どうやら雨降らずに進んでいるみたいですね。 、、最近 此処はクラシックの話題が続いて、 来週もゲルギエフさん観に行くのですが、 フジロックと聞くとやっぱり心のどこかがドキドキそわそわします… 今日は TYCHO とかちょっと見てみようかな、、
***
ドイル・ブラムホール II の参加アルバムの話に行く前に、、 4月のエリック・クラプトンさん来日公演のこと ちょっと書いておきましょうか(なんにも書いてなかったし、ね)
4月15日(月)の武道館。 私はドイル目当てでしたので ステージサイドのドイル側の席、リセールに出るのを粘って待って買いました。 とっても良い席ではあったんですけど、 ドイルはクラプトンさんらのほうを見て弾くことが殆んどなので せっかくのギタープレイがよく見えず…(笑
ドイルの使用ギターは ほぼヘリテージ1本だったかと… でもコレだったかはわからない⤵
https://twitter.com/HeritageGuitars/status/1090995741017993216
セットリストは名曲揃い、 前半の Key to the Highwayや フーチークーチーマンなどお馴染みの曲を聴いている限り、 なんというか安定の、というか余りにもノーマルないつもの通りの演奏に少々眠気も… (今回、武道館 5日間でしたっけ? その2日目でもあったのでまだまだ余力残しておかないと、という雰囲気も感じられるゆとりの演奏)
でも、 I Shot the Sheriffで、ドラマーの Sonny Emoryさんの巧さに目が覚め!! もうそこからエモリーさんばかり見てました、、
https://twitter.com/Yamahadrums_jp/status/1117819418787008512
以前、クラプトンさんと演った スティーヴ・ジョーダンさんのようなアタックの強いファンキーさ、というのとまた違って、 なんていうのかな、、 軽みのある転がるようなアップビートで クラプトンさんの軽みのあるカッティングと合って この曲はすごく良かったなぁ、、
そこから アコースティックパートになって、、 本当は(本当に!)レイラはエレクトリックバージョンをすごく聴きたかったのだけど、残念… でも、Tears in Heaven を裏打ちのビートでまるでボサノヴァみたいにさりげなく歌うクラプトンさんに、、 なんだか胸が詰まりました。。 超えてきた時間の長さとこの歌をみなさんに聴かせ続けることの意味、、 現在の74歳のクラプトンさんの辿り着いた音が この軽みのある Tears in Heavenなのかな、、と思って…
、、ドイルはこのとき 確かスライドを奏でていましたね、、 甘い優しい音色でした。
レイラはさっき書いた通り アンプラグドだったんですけど、 Running On Faith のイントロのアルペジオ聴いた瞬間 泣きそうになってしまったなぁ、、 Tears in Heavenからの流れで…
、、 80年代のまだ子供みたいだった自分がクラプトンさんを聴いてしみじみするなんてことは無かったけれども、 50代にもなれば、ね、、 クラプトンさんはしみじみ良い曲を創られました。。
それは 後半のエレクトリックパートでやった Wonderful Tonight でもさらに…。 もう なんだってこんな泣きそうになってるんでしょ、、私。。 とか思いつつ、、 エモリーさんのドラム巧い! とか ドイルもうちょっと弾いてよ とか いろんな事も考えながら(笑)
あ、そうそう Badgeの事 書かなくちゃ。。 珍しい曲(私はライヴで初めて聴いたかな) Badgeがカッコ良かったんですけど、、 クラプトンさんがギターをアンプのところへ持っていってフィードバックさせるんですけど、、 あんまり歪まなくて、、 ほんとはギョワーーーン♪って歪んだ後 ピャーーーー‼って高音のハウリングになってくれると良いんだけれどもならなくて、、音が静かになっちゃって、、 二番の歌が終わってまた同じことやるんだけど、 やっぱりあまり歪まなくてクラプトンさんが思いっきりアンプに近寄ってギター押し付けるみたいにしてたのがカワイかったです…… (その間 ドイルとほかの人が顔見合わせてじーっと待ってる というのも)
、、 ストラトとレスポールの違いとかもあるのかもしれないですけど、 ビリー・ハワーデルさんや イエローモンキーのエマちゃんが 身体を捻るようにするだけでひょわーーーんきゅーーーぅぅん♪って自在の音色に歪むのって やっぱりめっちゃカッコいいですね♪(話逸れてスミマセン)
で、ドラマーのエモリーさんがほんとに素晴らしかったのは Little Queen of Spades 、、この曲はいつもの通り クラプトンさん、 ピアノ オルガン ドイル、 というようにソロが廻っていくんですけど、 それぞれのソロにエモリーさんが瞬時に変化して合わせて ソロが合作になっていく反応の素晴らしさ! ドイルはいつもの通り、 音もリズムもちょびっと外す一歩手前、みたいなソロを弾くのですが エモリーさん、じっと見つめてしっかり合いの手を入れてました。。 素晴しい~
、、 でもね、、 後日 ロイヤルアルバートホールの映像とか見ちゃったら、 やっぱり熱量が何倍も違うんですよ、 武道館と。。 気合の入り方が…。 まぁ 仕方ないですよね、、 彼らにしてみれば 最大の見せ場はやはりRAHとか MSGとかでしょうから。。
、、 そんなこんな、、 少しまったり、 だいぶノスタルジック、 ちょっとだけ物足りない、、 そんなクラプトンさんwithドイルの武道館公演、でした。。
***
Sweet Release / Reese Wynans
この春出たアルバム、 SRV and Double Trouble でのキーボード奏者 リース・ワイナンズさんの 71歳にしてのソロアルバム。 プロデュースはジョー・ボナマッサさん。 リズム隊にはダブルトラブルのふたりや、 他にケニー・ウェイン・シェパード君や ケブ・モさんや、 そしてドイルがVoやGで参加している 大変充実した カヴァー曲集なんですが、 それぞれみなアーティストの個性が存分に発揮された素敵なアルバムになっています。
ワイナンズさんのハモンドもピアノも 全面にたっぷりとフィーチャーされているし、、
そして このアルバム、 一曲ごとにワイナンズさんのこの曲への想い、当時の思い出、プレイヤーの記憶、、 そのコメントが書かれていて すごくすごく丁寧に作られているアルバムです。
ちなみに アルバムタイトルの「Sweet Release」というのは ボズ・スキャッグスさんのデビューアルバムの曲だそうですが、 ボズに出会ったいきさつが 69年当時 ディアン・オールマンとABBを組んでいたのだけれど それが分裂して(グレッグ・オールマンさんが参加することになったので、 キーボード奏者が二人になっちゃって…) それでバンドを失ったワイナンズさんにデュアンがボズとの仕事を紹介した、のだそうです。。
昨年の ボズ・スキャッグスさんのブルースアルバム「Out of the Blues」には ドイルと、 チャーリー・セクストンがギターで参加していますが、 ダブルトラブル→ARC ANGELS とボズ・スキャッグスさんの繋がりがこれで分かりました。
こちらにいいインタビュー記事がありました⤵
Hammond B3 Legend Reese Wynans Comes Full Circle On Debut Solo LP ‘Sweet Release’ (INTERVIEW)
このアルバムでドイルがVo&Gを担当してる曲は「You’re Killing My Love」(オーティス・ラッシュが歌った)なのですが、 この曲への想い、 それをドイルにやってもらう想い、 シンガー&ギタリストとしてのドイルの事、 ワイナンズさんのドイルに対する評価が読めます。
***
その他、、 ドイルの最近の参加アルバム
知らなかったところでは 2017年のシェリル・クロウさんの「Be Myself」にもドイルはギターとバックコーラスで参加してたのですね。
今年のイベントにも一緒に出演したり、 秋のクロスローズにも一緒に出そうな気配なので、 相変わらず仲良しさんだったのですね。
シェリル姐さんはこの8月末に出すアルバム「Threads」を最後に、 アルバム制作をしない、と言っていて、 まず第一にふたりの男の子のママであること、 彼らが幸せに生きていく為の主に環境問題に取り組みたい、 という発言をしていますが、、 出来ればライヴ活動はしていて欲しいな、、 まだまだ歌うシェリル姐さんを見ていたいです。
Sheryl Crow - Everyday Is A Winding Road (Glastonbury 2019)
今年のグラストンベリーから。。 途中で坊や達がちらっと映るの、そうかな?
他にドイルは ハートのアン・ウィルソンさんの昨秋のソロ「Immortal」
https://www.allmusic.com/album/immortal-mw0003192452/credits
ミシェル・ンデゲオチェロさんの「カヴァーズ Ventriloquism 」
https://www.allmusic.com/album/ventriloquism-mw0003148792/credits
にも参加してるそうです、、 聴いてみなくちゃ、、
それから、 今日の話題、、 ロビー・ロバートソンさんの8年ぶりのソロアルバム「Sinematic」にも参加ですって、、 売れっ子ですね♪
http://amass.jp/123592/
***、、
東京へは台風?(になったの?)が通り過ぎるまで 不安定な週末になりそうですけど、、 そろそろ梅雨空ではない ピーカンの青空が恋しくなってきました。。
、、 その昔 中学生のときの地図帳では わたしの故郷はギリシャ並みの年間降雨量で、 梅雨といえども 雨上がりにはキラキラの眩しい日が射して 真っ青な空が覗く、、という感じだったので、 ほんとうに厚い雲と湿気ばかりのこの7月はギリシャに移り住みたくなりました。。
、、っていう事を思っていたら、、 ドイルはギリシャでクルージングしてたみたいです、、 いいなぁ
https://www.instagram.com/p/BzdAKq5l_qw/
ギリシャへは行けませんけれど、、
よい週末を。。
(なにか 美味しいもの食べようっ … 夏を感じるもの ♡)