星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

139年前の物語を、72年前の訳書で…:ヤコブセン『死と愛』

2019-04-28 | 文学にまつわるあれこれ(詩人の海)
昨年の暮れ、 デンマークのハードボイルドミステリを読んだ時、 ふしぎにも1880年という昔の 『ニルス・リューネ』という小説の名が出てきたことを書きました(>>

『ニルス・リューネ』とは、リルケが大変愛した作家 イエンス・ペーター・ヤコブセン (Jens Peter Jacobsen)の唯一遺した長編小説だということ、、 そして この小説を戦後まもない頃、 山室静さんが翻訳され、 そのとき 堀辰雄さんから励ましの言葉をいただいた、、という話を一昨年こちらに書きました(「モーゲンス」J.P.ヤコブセン『ここに薔薇あらば 他七篇』より>>

以来、『ニルス・リューネ』(ニールス=リーネ)を いつか読もう… とずっと思っていて、、 先日 古書を手に入れることができました。 昭和22年に山室さんが翻訳された本、 原題は Niels Lyhne ですけれど 山室さんは 『死と愛』という邦題をつけています。




この本を、 これからゆっくりと時間をかけて読んでいこうと思っています、、(ミステリなどのエンターテインメント小説は日々の楽しみの為に… そして、このように探し求めて入手した古書は 自分の命の糧として…)

 ***

まだ本文をまったく読んでいないので、 山室先生がなぜこの小説を 『死と愛』としたのかも、 どんな内容なのかも 全然わかっていません、、。 以前書いたように、 詩人のリルケが大変愛した作品だということが、 この本の「訳者あとがき」にも載っていて その部分だけを…




リルケの言う 「制作の本質とかその深さと不朽性について」 ヤコブセンと 彫刻家のロダンを並べて挙げている点も、 今はまだその理由は分かっていませんが 興味をひかれます。


… あさって、、
4月30日は ヤコブセンの命日です。 早くから胸を病んでいたヤコブセンは38歳で亡くなりました。 あとがきで山室さんは このように書かれています…

 「… 長い冬を越えて、春の初花を見た時には、どんなに彼は喜んだらう。 倦かずに彼はその花に見入り、その葉を撫でた。 そして櫻の花の眞白い四月の末に、母の手に抱かれて靜かに死んだ。 生涯結婚しなかつた。」


、、 この「あとがき」を山室さんは (五月一日、 信州小諸にて) 書かれています。。 これを読んで 今、ちょうどこの季節に 『ニールス=リーネ』を読むのはまさにふさわしいのだと、 この72年前の本が私の元に来てくれたのを 嬉しく思っているのです… 


今日、、 連休で故郷へ帰省したお友だちが 写真をたくさん送ってくれました。 昨夜は山に雪が降ったとか…  北国ではまだ桜の花も咲いているそうです。。 
山室さんが書かれている《櫻の花》、、 デンマークでも桜が咲くのでしょうか… バラ科の桜と同種の花はきっと咲くのでしょうね。。


… あたらしい本の旅を わたしも …

ろくでなし野郎のBGM

2019-04-24 | MUSICにまつわるあれこれ
読書の話はまたにしますが、、 ほん(本)のちょっと音楽の話を…

昨暮あたりから1920年代~1940年代あたりのベルリンを舞台にした刑事ミステリを読みだして、、 もう数冊読み終えたのですが、、 今はこのフォトの下の作品を読んでいるところ。。 1930年のベルリン… (このシリーズは表紙が良いですね)




、、いろいろ 街の描写とか、 盛り場の雰囲気とか、、(以前にイアン・マキューアンの小説で書いた事のある>> 《気送管=圧縮空気を管に通して、それで離れた場所に手紙とか送る装置》 のあるダンスホールとか…) 

この気送管がなんとも《ベルリン》ぽくて、、  身に着けているドレスの羽飾りを一枚添えて、 (踊ってくださる?) とどこかのテーブルからメッセージが届く… 男はその色づいた羽を手掛かりに店を見渡して女を探す、、  ん~~めちゃベルリンぽい…


、、 でも この主人公警部、、 けっこうな《ろくでなし》なんですが… 笑


ろくでなし、、 なんだけど殺人課の警部、もちろんそこは仕事はする… (かなり協調性には欠けるが) そういうあぶない警部の私生活もけっこうあやうく(女性関係ね)、、 それで真夜中に
 
 (おセンチなく〇野郎。 自分を哀れむのはやめろ!) なんてコニャックをあおっているのが かわいい…

、、その おセンチな〇〇野郎が いつもレコードを聴いているのですが、 ベルリンでは手に入らないアメリカからの贈物の最新レコード、、 Fletcher Henderson のオーケストラと、 Coleman Hawkins のサックス…  


だから私も 探して聴いています。。 1920~30年代の録音を。 


 ***

明日も雨模様みたい…  

なのに 急にまたインフルエンザが流行っているのですって。。 わたしは一生懸命 漢方薬で咳を鎮めているところです…

、、 もうすぐ連休がはじまります。 我が家はあまり連休と関係は無いのだけれど、、 でも いくつか美術館には行きた~~い、、


いろんな楽しみが待っている人、、 お出かけする人、、 みんな元気で過ごせますように。




ギターを聴いて治します…

2019-04-21 | MUSICにまつわるあれこれ
風邪ひいてます…

カゼなのかなぁ、、 15日にクラプトンさんの武道館に行って その二日後くらいからめちゃ喉が痛くなって、、 でも熱はないからどうしても土曜日は桜 見に行く約束だったし、、 外出する時はいつもマスクしてるんだけど でも 喉ガラガラで今朝は声も出ず

でも元気よ、、

 ***

17日に左サイドバーの音楽変えました、、と書いてそのままになってたので ちょっとだけコメントを。。 17日は THE YELLOW MONKEY のアルバム「9999」の発売だったので、 同様に新譜、というなかから最近聴いてお気に入りの曲を並べました。 特別 モンキーに関連してるわけではないけど…

THE YELLOW MONKEY – 天道虫
今、 TVでも吉井サンの「本格辛口」のCMでさかんに流れてますね。。 
最初にこのMVで見た時は 香港映画みたいなギラギラのイメージで この先アジア進出でも狙っているのかしら… とちょっと引きましたが、、 アルバム「9999」の中で聴くと アクの強いサウンドも全く違和感ないです。。 

最近、 エマさん Harmony のギター よく使っていますね。。(昨日 songs  見てたら、バラ色の日々で使っていたフライングVも Harmony でしたか? すごいヴィンテージ感あるV)
「天道虫」のMVで使っているのは H78 の3 DeArmond Pickups、ビグスビー付きのものかな。 けっこうバリバリの太い音色…
どうやら ザ・ブラック・キーズの Dan Auerbach も同種のモデルを使っているようね、、
Rig Rundown - The Black Keys' Dan Auerbach (Premier Guitar youtube)

Hozier - Dinner & Diatribes
イエローモンキーの「9999」の中にも ヴァンパイアが出てくる「Breaking The Hide」って曲があったので(エマさんのギターリフがめちゃカッコいい曲)、、ホージアのこの曲を思い出しました。。 こちらは吸血鬼なのか黒魔術なのかわかりませんけど… こちらもZeppばりのリフがとってもカッコいいです。
、、ホージアのこれのライヴ動画も見たんですけど(オフィシャルじゃないので載せられませんが) このリフを弾きながら歌ってるので凄~~~い。。 ほんとホージア、ギタリストとしても抜群です。。 クロスローズ出て欲しいわ、、

The Raconteurs - "Sunday Driver"

ジャック・ホワイトもギタリストとしてやっぱり特別ですね。 ホワイト・ストライプスをフジロックで見たのは17年前…? ザ・デッド・ウェザーやいろいろやっていますけど、 ザ・ラカンターズが一番好きかもしれない。。

Courtney Barnett - Everybody Here Hates You
女性版カート・ヴァイル君というか、 女性版ルー・リードといいますか、、 コートニー・バーネットちゃん若いのに彼女も優れたブルースギタリストだと思いますゎ。。

AMO AMO - "Closer to You"
このブログではお馴染みの ジョナサン・ウィルソンさんのバンドで デビュー時からずっとサイドギタリストとコーラスをやっていた Omar Velasco 君がいつのまにかジョナサンのバンドからいなくなってしまったと思ったら、 ソロ活動と並行してこの AMO AMO というバンドをやっているようです。 スパニッシュ系の人たちなのかな… 女性Voさんのケイト・ブッシュ似の高音ヴォイスも綺麗だし、 オマー君のハモりと、このテレキャスの音色の素晴らしいこと、、
MVのほうは かなりおちゃらけてて、、 そちらも嫌いじゃないです。。

The Revivalists - Change
ヴォーカリストの声がたまりませんね、、。 ブルージィでラテンぽくもあってダンサブルで、 この曲も好きは好きですが、 やっぱり以前の Wish I Knew You が一番好きかな、、
The Revivalists - "Wish I Knew You" (Live at WFUV)

Nights - Marfa Crush
こちらは、、 好き というよりお披露目のつもりで…
チャーリー・セクストンさんの息子マーロン君が とうとう自身がフロントマンとしてバンドデビューしたようで(以前のバンドではギタリストでした)、、 ヴォーカルが聴けるのでちょっと載せてみました、、 が、 歌声はパパに似なかったんだね… (なんと可愛らしい声、、) でも低音ヴォーカルも出せるみたいなのでちょっと The Horrors みたいになれるでしょうか、、 
でもこのMV、、 最後にマイクスタンド放り出すので ギターソロか! と思ったら終わってしまった。。 上手いんだからギターちゃんと弾いてよ… (それとももうギターソロなんて古いと思うのかしら…)


あとは 特に説明は要らないですね、、

Chad Smith & Josh Klinghoffer - Jeepster / Monolith

Beck - Saw Lightning

THE YELLOW MONKEY - I don't know
このギターのイントロを聴くと なぜだか泣きそうになります、、 何度聴いても…


 ***

先月左サイドバーに載せてた曲は自分の備忘録として…

All Them Witches - Blood and Sand / Milk And Endless Waters (Live on KEXP)

AMO AMO - "When I Look at You" (Live at Huichica Music Festival 2018)

Sam Cohen & Danger Mouse “House Of The Rising Sun”

Christine and the Queens - 5 dols (Clip officiel)

THE TUNNEL: Tamino - Tummy (live)

Lou Doillon - "Too Much"

Steve Gunn - "Vagabond" (Official Music Video)


 ***


さて、、!  お鼻グズグズだけど 頑張ってお夕飯つくります。。


桜 ふたたび

2019-04-20 | …まつわる日もいろいろ

ケンロクエンキクザクラ だったでしょうか…(違ったらごめんなさい)





ウコンザクラです(2枚)。 初めは薄緑の花で 次第に薄紅へと変わりつつあります。



桜ではありませんけれど、 大好きな花 白山吹(シロヤマブキ)。 絶滅危惧植物です。
、、 昔 故郷の家に咲いていました。 山国では咲くのは5月で、 白いレース編みのテーブルセンターの上に 一輪挿した白山吹の花を飾ると それだけで清々しい初夏のお部屋に…  
だからこの花に出会えるととっても嬉しくなります。


 どうぞ よい一日を...

for 『9999』

2019-04-19 | MUSICにまつわるあれこれ

THE YELLOW MONKEY 19年ぶりのアルバム『9999』

…CDをスピーカーで2回、 ダウンロード版をイヤホンで2回、、 聴いたところです。 そろそろなにか書き留めておきましょうか…


  ** 4/18 記 **

正直、 こんなにシンプルなアルバムに仕上がったのは驚き、、でした。 とても良い意味で ね、、

去年の後半~秋の頃、、(私などが心配してもしょうがないのだけど)マジで心配してました。
アルバム制作 とっても とっても苦しんでいるだろうと…。 
だって、、 再集結後の音としてそれまでに届けられた曲たちの、 個性が違い過ぎて…

ALRIGHT は少しぎこちないながらも懐かしいイエローモンキーの音だった。。 
、、そこから始まって TV主題歌の「砂の塔」、 ストリングスのアレンジのサスペンスドラマ向きの創り込んだ曲、、
「ロザーナ」はすごく楽しそうなスタジオ風景が嬉しかったけれど、 速いビートのソウル色のこれも難しい凝った造りの曲。  
そのあとの「STARS」は Bowieのことを歌っていたけど音はグラムというよりすごくタイトな音数を抑えたロックで、、 
「Horizon」のピュアで壮大な美しさは抜きんでていたし まさに今までの年月の気持ちを代弁してくれた特別な曲だったけれど、、 
次はまた一転、、 再びTV主題歌の やさぐれたガレージぽい「天道虫」 

これらの曲がひとつのアルバムにまとまりよく納まるとはとても思えなかったし、、 サウンドもどの曲も全部違うことをやってみようと試しているみたいで、、 いっそ 既発曲はそれだけでEPにでもまとめて、 まったく新しい曲だけで 依頼されたテーマとか無しに、 前にも少し書いたけど、 4人がほんとうに歌いたいこと、 鳴らしたい音、、 それだけでアルバムを創れれば…と。 
でも 現在のそのイエローモンキーの《音》がどんななのか私もわからなかったし、、 それを探しているから きっと着地点を求めてますます苦しんでいるのじゃないのかな、と…

楽しみに待っていた、、とこないだ書いたけれど、、 本当はすごく心配してました。。 心配の余り、、 遅いと思ったけれど昨年のエマ誕メッセージにそのことを書いたもの… Lovinの事がとても心配… って、、 エマさん守ってあげて、って、、 笑

 ***

アルバムの感想になっていませんネ… 

「この恋のかけら」の まさに空気感のあるギターのイントロを聴いた瞬間に、 ふわっと不安は消えました。。 不思議なくらい ふわっと一瞬で、、 もう大丈夫、、って。

この曲、、 すごく大地感に溢れていて これがLAの音かと最初思ってしまったの、、 砂漠とユッカの木が浮かんだもの…(笑) そうしたら 「この辺りは雪深く…」って え?? 何処なの此処は?? かと思えば「マトリョーシカ」? 二番は「落葉樹」だし…  脳内ぷちパニック…笑

始まった直後に終わっちゃったり、、 恋のかけら、、「埋め」ちゃうんだ… 
とか、、 耳から入る言葉と音の この歌の情報量の多さがまだ完全に処理しきれてないけれど、、《時間》への想い なのかな… 
(人生の)《色》や 《時間》や、、 これから《先》のこととか、、 このアルバムの中のテーマ全部が詰まっているオープニングにふさわしい歌、、 と、、 書いている今 気づき始めました。。  

そこから さっき《やさぐれ》と書いた「天道虫」への繋がりもまったく自然で… この曲のアニーの音の太さとヒーセのエッジのコントラストが好きです。

で 「Love Homme」は逆にヒーセの音の太いこと… ん~~ブラックキーズだゎ。。 
ハンドクラップも入ってグラム感も俄然増した「STARS」は9999バージョンの方がずっと好きです。 リズム隊を全体的に太い(輪郭のキレた音というより、大ぶりな)音にしてるようで それで天道虫からずっと統一感があるのかな、、

「~Hide」はトランシルヴァニア辺りのゴシックでしょうか… 割れ気味のロビンの声とガレージ&メタルなギターの音色が合っていて、 逆にタイトなドラムスで締まっているのね、、 でそのタイトなドラムスが「ロザーナ」へも、、 こういう繋がりがあってすごく自然に聞こえる…
「ロザーナ」、、 公開された時から大好きでしたが よりリズム隊のエッジが効いてカッコ良く聞こえる、、

そのエッジから 「Changes Far Away」のイントロへ、、 この至福感はなに…? やっぱりここまでの繋がりがすごく好きです。。 で、、 この歌の歌詞にしみじみと聞き惚れていたら いきなりブライアンのギターで涙が噴出して 紅茶も吹きそうに… タララララ♪って音が駆け上がるところからブライアンなのね、、 でオーケストレーションの瞬間、ほんとに涙噴き出しました。。 エマちゃんありがとう~、、

… 長くなったので今日はここまでにしましょうか、、

ほんとうに心配していたので その気持ちが融けるような、 (複雑さやデコラティブな音ではなくて) シンプルなところに少し遊びがある、 なにより4人それぞれの音色が余裕がある、、 最初に書いたみたいに なんてシンプルなアルバムだろう、、と。。

語弊があるかもしれないけど、、 19年待ってて良かった~~ という華やかな感慨よりも、 お兄さん達が骨太なカッコいいロックをやってくれていることに すごく安堵したのでした…


  ** つづき 4/19 **

続きはちょっと ゴメンなさい…から。。

「砂の塔」、、ALRIGHTのあと発表されたTVドラマの曲でしたが、、 ご免なさい どうしても私はこの歌が好きになれない。。 サスペンスドラマの歌としては成功かもと思うし、 曲もアレンジも効果的だけれど、、

歌詞の負の側面がどうしても…。 、、願い 愛 太陽 未来図… このアルバムの中のほかの曲でも歌われているテーマが この曲の中では壊されていくようで、、 その痛みもどこか他人事(よそごと)の寒々しさがあって…

「Balloon Balloon」 昭和ノスタルジーいえトリビュートかな? ベタ過ぎる曲調やハモりや転調や、、 われら昭和世代にはベタでも 今の世代や海外の人にはとっても面白いのかも…
(私には、、)これ聴くと 村下孝蔵さんの「踊り子」がものすごく聴きたくなってしまうんです、、 とくべつに似ているわけじゃないんだけど きっと 「アパート」とか「窓」とか「横顔」とかのキーワードのせいね。。 村下さんの歌大好きだった、、すごく素敵な歌、 せつなくて。。 この Balloon Balloon も…

「Horizon」 もう何か言う必要ないです、、。 映画『オトトキ』や 2017年の東京ドームでこの歌が流れるのを見ていた記憶、、。 このアルバムの完成はもちろん本当に待っていたものでもあるけど、 TYMが戻って来てくれて私自身ほんとに生きてて再び彼らに会えて良かった~~ と心から思ったのはあの東京ドーム(と初日の代々木)だったから。。 ライヴという「場」の記憶ってそれだけ強いもの、、。
このアルバムの中の楽曲も、 これからまたそうやって新しくライヴの「場の記憶」と一緒に 身体と心に刻み付けられていくんだな、、、 と そう思えることが今はとっても嬉しいな…

「Titta Titta」 これも昭和洋楽世代には楽しくてしょうがない曲。。 カラフルな花模様のドレスを着たジョージやレノンが浮かんできます。。 とってもHappyな贈り物の曲、、 でも(笑) エマちゃんのソロはもうちょっとだけブルースぽく弾いて欲しかったかな…  (なんてエマちゃんにダメ出しなんか出来る立場じゃないけどネ)

「ALRIGHT」 これ聴くと あらためて3年という日々が流れたことを実感します。 これを初めて聴いた日の気持ち。。 今聴くと もぅなんか どうやって演奏していいか どうやって歌っていいか わかんない感じがひしひしと… (あぁ まだ蛹なんだぁ 蛹が必死で羽を広げようとしてる感じ… ロビンなんでそんなにガナってるの…笑) ゴメン、涙しながら笑ってしまいました…
、、でも この曲も LIVEでは泣いたなぁ、、 嬉しかったなぁ、、 幸せだったなぁ、、 (って、、今年も行けるんだょ 自分)

「I don't know」 この歌、、 わたしはすごく好きです。 このアルバムがトータルでとてもシンプルな印象を受けたように この最後の曲も4人の骨太な演奏の音、 4人の歌声、 基本それで成り立っているシンプルな曲だけど、 とても とても 強い力のある曲だと思う。。
、、 この曲が最後で、 このアルバムのその《先》にあるもの、、 その約束は 今は無いよ、、と。 それでいいんだと思う、、

(あっ、書き忘れた。。 この曲のイントロからのエマさんの独特のひゅん♪というギターの音色が好きだ、というのは前にもちょっと書きましたけど、、 歌の後半で とつぜんマリアッチになる部分が もう もう 泣くほど好きです、、 シンプルな中でこういう一瞬のギターの音色の変化とか、、 ほんと好きな部分はいっぱいある…)



メンバーのいろんな音が楽しめる。。 特にヒーセさんのベースの音色の多彩さ、、 ちょっとフレットレスを想わせるような緩めのうねりの響きとか、、 アニーのドラムスも すごくタイトだったり アフリカンな土着の雰囲気だったり、、
吉井さんのいろんな声が聞こえる。。 割れ気味のロックな声も 透明な声も 妖艶な囁きも 甘えん坊の声も、、 でも 若い日のこのバンドの持ち味だった過剰さが、 今は4人のリアルな堅実な演奏で、、 ん~~ なんだろ、、 やっぱり《余裕》と言ったらいいのかな、、 それがあるからとてもシンプルに聞こえる。。

そして、、 エマちゃん 濃くし… もとい酷使。。 このアルバムの全曲再現をどうやって弾いていたのか、、 今更ながら 見てみたくなりました。 武道館行けば良かった… 笑
どのギターを使ったのか、、 どんな風に弾いてたのか、、 ギター好きにはいろいろ気になってたまらない、、 それはLIVEで、、 見せてもらおうね…


もっと また聴きます。。


90年代の自分みたいに 畳の部屋で膝を抱えてただひたすらプレイヤーでエンドレスに聴いていた、、 「クズ社会の赤いバラ」みたいな気持ちで聴くんじゃなくて、、 今 ここの左サイドバーに並んでいる ホージアや ラカンターズや カッコ良いワクワクさせてくれる音楽と並べて、 日本一カッコ良いロックバンドのアルバムを、、


そういう日が来たことは


やっぱり、 ものすごく嬉しいよ… ♡



大聖堂に祈りを…

2019-04-18 | 文学にまつわるあれこれ(詩人の海)


パリのノートルダム大聖堂火災には心が痛みました。 尖塔が崩れ落ちる衝撃はフランス国民でなくとも、 何世紀にも亘って受け継がれてきた かけがえのない遺産が一瞬で失われてしまう悲痛を 世界中の人々に感じさせるものでした。

、、 でも 昨日の夕刊を見て、 焼け落ちた尖塔の先にあった《風見鶏》が奇跡的に残っていた、というのを見て すごく すごく嬉しい気持ちになりました。 

奇跡の風見鶏… って新聞には書かれていますが、、 熊本の地震のときの熊本城を支えた《奇跡の一本足の石垣》や 《陸前高田市の奇跡の一本松》や、 あの災害で傷ついた人の心にとって 生きる希望の象徴になり、 どんなに励ましになったかを思うと、 この奇跡の風見鶏にも同じかすかな希望の想いがこみあげます…


フランスにも どこの外国にもわたしは行った事は無いけれど、、 上の写真の 新聞記事の下に置いてある本は 1974年の サンリオ出版の『ふらんす恋の詩集』
ノートルダム大聖堂の薔薇窓をあしらったページには ポール・エリュアールの詩が載っています。

、、 これがノートルダム大聖堂だということも ステンドグラスだということすらも まだ知らないような子供の時に持っていた本。。 『ふらんす恋の詩集』の《恋》という意味さえも まだ わかっていたかどうか、、 パリの街やフランスの田園の写真とともに プレヴェールやマラルメ、 ジャム、 ヴェルレーヌ、 ボードレール、 ミュッセなど 18篇の詩が載っている、、 入院ばかり繰り返していた頃の ちいさな慰めの本、でした。


《奇跡の風見鶏》 あれがあればきっと大聖堂は再建できますね。

、、美しい薔薇窓も また新しい時代の人々の手で 作り直されることでしょう… そのときが必ず訪れるのを…


希望と 祈りをこめて 

二十年後に…:『渇きと偽り』ジェイン・ハーパー著

2019-04-13 | 文学にまつわるあれこれ(鴉の破れ窓)
前回 ミステリー小説の読書記を書いてから 四半期が過ぎてしまいました。。

ずっとイアン・ボストリッジさんの『冬の旅』の読書記(>>)をつづけてきたからなのですが、 でもミステリーを読んでいなかったわけではなくて、 感想を書く時間がなかったのです…
、、もう読後の記憶もちょっと消えかけてしまっているけれど、、 少しだけ書いておきましょう、、(フォトには別の本も写っていますが気にせず…)


『渇きと偽り』 ハヤカワミステリ  ジェイン・ハーパー著 青木創 訳

オーストラリアのミステリー小説。 
生まれ故郷の幼馴染みの葬儀に参列するために 連邦警察官のフォークは20年ぶりに帰郷する。 それは 友人として参列するためでもあったが、 幼馴染みの《死の謎》を解明して欲しいと彼の父親に乞われたためでもあった、、 そして フォークにとって故郷の地を踏むことは 過去に起きたもうひとつの《謎の死》と フォーク自身の20年前の《過去》に再び向き合わねばならないことを意味していた…

舞台はオーストラリアの広大な農場や牧場がひろがる土地。 かつては豊かな緑がひろがっていたこの地は 異常気象がつづき干ばつに喘いでいる。 死んでいく家畜、 ひび割れる農地、、 住人の心も疲弊し、 隣人や共同体のひとびとの関係にも乾いた亀裂がひろがりつつある…

、、フォークがここで暮らしたのはティーンエイジまで。。 その頃には いつも行動を共にしていた仲間がいた、、 幼馴染みの友や 恋心を抱いた少女や…

、、 そして《事件》が起き、 フォークはこの地を去った。。 ティーンエイジ後半だった彼はいま 30代後半になっている。。 かつてこの地で過ごした少女らも同様に年を重ね、、、 新たな家族をつくり 人生の半ばを迎えている…

 ***

読み進めて、、 (このシチュエーション、、似てる…) と。。 大人になって故郷へ帰ってくる主人公の捜査官… という設定はミステリーには結構ありがちですが、、 辺鄙な土地の濃密な、しかし厄介な人間関係、、 逃げるように土地を去った主人公、、 過去の記憶の中の忘れられない《過ち》…

昨年の夏に書いた ピーター・メイ著の『さよなら、ブラックハウス』のことを想い出していました(>>読書記) 、、そうしたらなんと、 訳者さんが同じ方なのでした。。 確かに 主人公が故郷へ帰る物語でした。 あちらはシェトランド諸島の小さな島、、 こちらは広漠なオーストラリア、、 でもいろんな点で似ているのです。。 同じ訳者さんなので 文体などに似た所を感じたのか、 或は この訳者さんがこのような物語に惹きつけられるものがあって翻訳をなさったのか…

『さよなら、ブラックハウス』に感銘を受けた人なら こちらの『渇きと偽り』も興味深く読めるかと、、。 辺境の土地で暮らすことの困難や人間関係の息苦しさ、、 また、自分がその土地でティーンエイジを過ごした思い出の 決して消えない痛み、切なさ、歓び… 

 ***

主人公フォークと関わりのあった 周囲の人々についてもそれぞれが深い物語を携えて よく描かれています。
、、 ティーンエイジだった彼らも 30代後半になり、 新たな家庭や家族を持っています。 『さよなら、ブラックハウス』でもそうでしたが、 主人公の捜査官だけが独り身で… (なぜかミステリー小説では主人公は必ず恋人と破局しているか、離婚しているか、死別しているか… なのですよね)
、、 主人公フォークの人生だけが 未だ宙ぶらりんのままで…

この『渇きと偽り』の作者は 創作教室で学んでそれで書いた第一作がこのミステリーだそうです。 設定は先ほど書いたように ありがちとも言えますが、 干ばつの土地の暮らし、 人々の心の渇き、、 脇役の人物像まで、 なかなか見事に描かれています。 女性作家ですが ストーリーに妙な甘さもなく、 乾いた筆致で好感が持てました。 続編が出されるなら是非また読みたい。。


、、 主人公フォークとかつて仲良しだった ある少女の物語が深く心に残りました。。 ラストの仕上げ方も、、 見事でしたね…


それにしても、、 30代後半を迎えていまだ宙ぶらりんの人生途上にいるフォークに較べて (別に彼を否定するわけではないんです… なかなか魅力的な人でもあったし) 、、この乾いた土地で生きることを選んだ幼馴染みのとある女性、、

 「二十年後に会いましょう…」

と言い切ったあの女性… 


… 強いな、、


、、 30代後半の二十年後は 50代後半。。 その年齢になったフォークやこの女性の物語も、 ちょっと覗いてみたい… 

そんな余韻を残す良い作品でした。


 ***


『忘れゆく男』 ピーター・メイ著 青木創 訳

上で触れた 『さよなら、ブラックハウス』の続編が 『忘れゆく男』です。

刑事フィンのその後の物語が読めました。。 『~ブラックハウス』の読書記の時に書いた (物語の最初に出てくる「女の人」と、 物語の最後に出てくる「青年」…) どうしても忘れられなかった 彼らの人生が気になっていて、、 その「彼ら」も再び出てきます。

今度の物語は ルイス島の生活というよりも、 ルイス島の老人(フィンとも繋がりのある人物)の知られざる過去の人生、、 シェトランド諸島を離れ スコットランド本島のエジンバラに実際に在った孤児院なども重要な場所として出てくるのですが、、 そんな重い歴史の物語も心に残りました。

、、 ただ、 『忘れゆく男』は是非とも 『さよなら、ブラックハウス』の後で読んでいただきたいです。 単独で読んだら 登場人物の過去からの重要な物語がわからないままになってしまうから…
(早川書房さんには これが刑事フィンの3部作の物語だということをちゃんと明記しておいて欲しいかな、、と。 そして 未刊の最終編の翻訳をぜひとも… フィンの根本の謎が不明のままで気になります)

 ***



『凍りつく心臓』 講談社文庫  ウィリアム・K・クルーガー著  野口 百合子 訳
『狼の震える夜』 同上


こちらは アメリカミネソタの森と湖の自然を舞台に 元保安官コークの家族やネイティヴアメリカンの居留地の人々などが暮らす地域での ハードボイルドシリーズ。
コーク・オコナー・シリーズは7作くらいあるようです、、 また読むかも…

ただ、、 例によってちょっとダメな中年オヤジ、 家庭崩壊しつつも ここぞの時には大事な家族のために体を張って命がけで頑張るダイ・ハード的なところは いかにもアメリカンな物語かな。。


、、 今は ドイツのミステリーを読んでいます。。 今年はちょっと大戦前、 大戦下のベルリンを読もうかと…

現代史に疎いので 東プロイセン とか書かれていても全然わからない…(恥) 、、現代史を学ぶにはミステリが一番、 ですね。。
そちらの話は、、 またいずれ


本も読みたい。 音楽も聴きたい。。 TVも見なくちゃ、ね。
、、そして 美味しいごはんを つくらなくちゃ…


… リフレッシュしてね。  どうぞ良い週末を…

花咲く…

2019-04-11 | …まつわる日もいろいろ



病院近くの公園に咲いていました 白い綺麗な花。。 これもバラ科かな? 何の花かしら…

プルーンや 林檎の花に似ています。 アーモンドの花は中心がピンクで桜に似てるの…

果実の花はみんな可愛い。。 もうすぐ山国では残雪を背景に プルーンや林檎の真っ白い花がいっぱいに咲くことでしょう、、昔 その真っ白い花の中をタンデムで走った思い出があります… 知り合いの兄さん(not 恋人)に会いに行ったら花の景色を見せたいから、とバイクに乗せられた、、

5月の風と白い花々… 
とっても美しかったけど、、 頼むから転ばないでくれ…と願ってた、、 貴方と一緒に今しぬわけにはいかないの… って。 笑


 ***


今日のこの白い花の公園では、 パンジーやひなぎくの花壇に腰かけて 作業着姿のお兄ちゃんがひとりお昼のお弁当を食べていました。。 なんだか山田孝之さんみたいで素敵でした…



今朝の占いは最下位だったので ちょっと出かけるのが心配だったんですけど、、 当たりませんでしたよ。。


綺麗な陽射しの下の 満開のお花、、 桜のあともまだまだこれからいろんな命が花開いていきます、、 初夏に向かって…


   ♥ ♦ ♣ ♠



2019-04-06 | …まつわる日もいろいろ




桜... さくら

今年もありがとう







(これは利休梅、 清楚な美しい花です。桜ではないけれど同じバラ科)



サリーム・アシュカール ピアノリサイタル@浜離宮朝日ホール Apr.2,2019

2019-04-03 | LIVEにまつわるあれこれ



昨夜は 浜離宮朝日ホールへ イスラエルのピアニスト、サリーム・アシュカールさんのピアノリサイタルを聴きに行って来ました。

クラシック分野は全然知識がないので、 いつもどなたかを聴きに行くときは 先ずはチラシの説明でなんとなくひかれて、 次に演奏映像を見て音に魅かれて それで決定、ということになります。

アシュカールさんの場合は 「イスラエルのピアニスト」で「日本初リサイタル」という点に興味を持ちました。。 あとで知ったのは、 初来日ではなくて、 2014年に都響の定期演奏会(レビュー>>)で来日されているし、 今回も このリサイタルの前に インバル指揮 都響との共演で ベートーヴェンを演奏されています(ぶらあぼ 紹介記事>>

、、イスラエルの演奏家、、 といえば アヴィシャイ・コーエンさんを始めとするイスラエルのJAZZミュージシャンを近年よく聴いていたので、 それで今回のアシュカールさんに興味を持ったのです。。 演奏映像など見たところ、 端正なピアノでしかも ロマンチック過ぎない「情感」… そう、 上記のぶらあぼの記事にもありますね、 「端然」かつ「叙情的」… それを感じたのでした。

 ***

演奏曲目は

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 op.13
ブラームス:2つのラプソディ op.79

シューマン:子供の情景 op.15
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 「告別」op.81a


アンコール ショパン:ノクターン 第9番 ロ長調 作品32-1



招聘元にもあるように(>>) 当初は 「悲愴」ではなくて 第3番だったのですが (私も有名な「悲愴」ではなくて3番もいいなと思っていたのですが…)

登場されて、 「悲愴」第一楽章弾き始めて… ん? なんだか 映像で聴いた印象と違う、、 堅い… 緊張されている…?  第一楽章は あれ…? という感じが続いていましたが、 第二楽章からは良くなった感じでした(←良くなった、なんてピアノ弾けない私が言える事じゃないですが ただの感想として)

有名な第二楽章のメロディ、、 アシュカールさんの演奏には 独特の「間合い」というか 「タイム感」があるのです、、 よくピアニストのかたが情感を込めて「溜め」て弾く感じとはちょっと違う、、 不思議な訥々とした 一定ではない「間合い」、、 情感豊か、というのと少し違う 抑えていながら伝わってくる 悲しみ… 

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ブラームスは すごくおもしろかったです。。 面白かったというのも失礼なんですけど、、 こちらも独特のアグレッシブな「タイム感」、、 ちょっとJAZZっぽい と思うのは 私が「イスラエル」のJAZZシーンからの先入観があるせいでしょうか、、

休憩中に 同行のピアニストのお友だちと 「ブラームス 面白かったね~」と。。

休憩後は お友だちが特に楽しみにしていた シューマンの「子供の情景」…
、、 でも 彼女の予想とはだいぶ違ったみたいです… シューマンぽくない、、と。。 (わたし的にはすごく楽しめたのですが、、)

ここでも 大胆ともいえるような 独特の「タイム感」で弾いておられました。。 ちょっと「子供の情景」というには深すぎるかな、、と思うような、、。
なんだか 今にもオルゴールのネジが切れて止まってしまいそうな 「トロイメライ」、、 ただゆっくり、、というのと違うんです、、 
、、 今にも消え入りそうな音色とか 今にも止まりそうな間合いとか、、 やはり「シューマンぽい」とは言えない演奏だったのかもしれません。。 すご~く自己流な感想でいうと JAZZのブラッド・メルドーさんも 独特のすごく拙く聞こえるような「間合い」で弾かれる曲がありますが(When It Rains とか)、、 そんな感じの 表に見えない切なさみたいなものと同じものを感じました。

、、 動画にアシュカールさんのトロイメライもありましたが、 今回のリサイタルはもっとすごい独特でしたよ、、 超ゆっくり… 、、息を詰めて聴きましたもの。。

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最後のベートーヴェン「告別」… 
こちらは生き生きしてました。。 ブラームス、シューマンと弾いていくうちに 最初の印象の「堅さ」がどんどん抜けて、 これが本来のアシュカールさんのピアノではないかな、と思えてきて、、 
…だったのですが、、 第一楽章弾き終わって 手をゆっくりと降ろした瞬間に まさかのブラボーフライング、、 (え!?また?) 、、 また? というのは、 昨10月に聴いたダン・エッティンガーさんの時でもあったので… 

全楽章とも 生き生きした演奏だっただけに ちょっと残念… 残念というか 申し訳なくて、、 (今回思い通りの良席だったので、 アシュカールさんのお顔を見上げながら精一杯の微笑みと共に一生懸命拍手を送ってきました、、 たぶん 見て下さったと思う…)

アンコールのショパン。 今回はドイツプログラムだったのですが、 想像を超えてすごく良かったショパン。。 やっとやっとリラックスして弾けたのかな、、と思った柔らかいショパン… それとも ショパンだからそう弾いたのかな…

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サリーム・アシュカールさん、、 イスラエルという国も現在 国際的に複雑な位置にありますけれど、 今日 プロフィールを検索していて知ったのは アシュカールさんは「パレスチナ系のイスラエル人」という 複雑なイスラエル社会の中でもさらに複雑な出身なのだとわかりました。

そして現在、 世界の紛争地域や発展途上国の子供たちを音楽的に支援することにも力を入れていらっしゃるとのことで、、 私の後付けの感じ方なのかもしれないけれど、、 あの「子供っぽくない」子供の情景の演奏は、 単純にはいかない いろんな思いを込めた「子供の情景」であったのかな… と、 そんな風に思っています。


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ところで、、 話は変わりますが

なんと ブラッド・メルドーさん(来月の公演に行きます)が、 先日までこのブログでずっと書いていた『冬の旅』のイアン・ボストリッジさんと共演ツアーを今年なさっているとのこと… (オフィシャル>>

まぁ~ いろんな方と共演なさるメルドーさんですけど、、 ボストリッジさんとは… 吃驚。。 CDも出されるのかしら、、

と思ったら、 メルドーさん ご自身の新作が早くも⤵
http://amass.jp/118957/

、、5月の来日公演は確かトリオよね…? 新作から、、じゃないわよね? 、、なんとも お忙しいメルドーさんです、、


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… 寒の戻りもあって 桜は今週末も見られそうですね、、


お花見 行きたいよ~。

令月の朝… 4月になりました。(追記)

2019-04-02 | …まつわる日もいろいろ




明星と仲良く並んで…







… 気温は低いですが 清らかな朝です。


健やかな朝に感謝できる毎日になればいいな…


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Mick Jagger が 心臓弁置換手術を受けると知って驚いています。

、、 いくつか英文サイトの情報を見てみたところ、 復帰の見通しが早いようなので、 開胸心手術ではなくて、 カテーテルで弁置換をする方法なのではないかと…  もしそうなら身体的な負担が少なくて済むので それだといいな、と思っています。 

… 成功を祈って 待ちます …


ミック 頑張って‼