ちょこまか動く虫の写真を撮るのは難しいけど昨晩懐中電灯に寄ってきたので補導。このナントカアカネってのは似たようなのが沢山いる。とはいえ図鑑(*)を見れば羽の模様で簡単に種類が分ると思ったらそうでもなかった。
羽の模様で絞ると候補としてはナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ辺り。季節と大きさを考えてアキアカネは無さそう。根元が少し茶色いのでマユタテアカネがやや有力になったけどナツアカネとの違いの決め手が無い。そこで Google でイメージ検索。
顔の真中、二つの黒い丸がマユタテアカネの特徴というのが分った。鼻の部分に相当する位置にあるのに眉ってのも変だけど豚鼻アカネでは気の毒ってことか。形はお公家様の麻呂眉毛かな。それにしてもこんな細かい特徴では名前の特定は難しいし図鑑にはそういう特徴があることは書いてなかった。
こうやって掴んでいると相手が巨大な人間であろうと顎を開けたり閉じたりして威嚇してる。顔写真の出来はこんなもんだけど、ルーペで見ると顔は無精髭だらけという感じで細かい黒い毛がまばらに生えていた。何のための毛なんだろ。
ヨメは赤とんぼのことをオチャガラトンボと言う。赤とんぼの中には羽の一部が茶色くなっているのがあって、オチャガラというのはその事を指してるらしい。茶色い柄ってことかな。という事はシオカラトンボというのは塩のような白い柄ってことか。子供の頃、どうして塩辛なんだろうとおかしな事を思ってたけどこういう方言でふと何かに気がつくことはたまにある。
(*) 小学館の図鑑NEO 昆虫