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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

暑さを忘れて~~♪(読書感想文です)

2014-08-03 | 本と雑誌
毎日、毎日暑いので、できるだけ動かない~~(笑)


7月下旬は、人権擁護委員としての活動も夏休み中でしたで、この時とばかり「読書三昧」~~♪


午前中は、こっちの部屋、午後はあっちの部屋~~と、涼しい場所を探して移動しながらの読書(笑)。

                                         


愚息
Dsc03029②の本棚にあった「軽い本」二冊~~(笑)。


読みやすかったし、結構おもしろかったのですぐに読み終わりました~~♪



次に読んだこの
二冊・・・・、かなり重い内容でしたが・・・なぜか気になって気になって途中で止められず・・・一気に読みました!

Dsc03028_2

* 「カッコウの卵は誰のもの」 東野圭吾  著

 

スポーツ選手の才能と遺伝子にまつわる物語です。

若い将来有望な女子スキー選手の才能が、遺伝子と強く関わるものだということを調べる科学者。
その調査への協力を依頼された父親・・・、彼は妻の死によって、娘が「実の子」ではないことを知る・・・・。

その選手の「出生の秘密」に迫っていく科学者・・・。

最後に意外などんでん返しがあって~~、
選手自身は何も知らずに終わる物語だったので、ちょっとほっ~~(苦笑)。

 

東野圭吾氏の「読みやすい文章」に惹きつけられながら、一気に読んだ本でした。

                                         
                                            
* 「13階段」  高野 和明  著

タイトルを見た瞬間想像したのは、あの「死刑台へ向かう階段の数」・・・、怖いので読むのを止めようかしらと思ったのですが(苦笑)、
                                       

後表紙に「犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく・・・・」と、あったので・・・、無罪になって世の中に出てくるのだったら、大丈夫そうと思い読みました。
                                   


退職を決意した「刑務官」と、前科を背負った「青年」が、一人の死刑囚の冤罪を晴らすために、二人で組んで調査を始めるのです。
                                    

処刑までに残された時間はわずか・・・。
二人は、無実の男性を救うことができるのでしょうか・・・。




ハラハラドキドキ~~~!


                                        
死刑執行への賛否、冤罪への怒り、刑務官の心の重み、前科者となってしまった人たちの立ち直り、社会の受け入れ方、被害者家族や親族の苦悩・・・・様々なことがらを考えさせられる物語でした。
                                          


今、人権擁護委員としての活動をしている私・・・、
「すべての人たちの人権が、どんな場合でもどこの場でも守られる」ことを願っているのですが・・・。
                                        


人権擁護委員の方たちは「保護司」さんもお引き受けされていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
私の知る、そんな人たちは本当に誠実で一生懸命な方ばかりなのですが・・・、

この物語に登場する「保護司」さん・・・、ひどい!
こんな人がいるなんて信じられない!

                                     昨年、少年院への視察をさせて頂いたときに、いろいろお聞きしたこと、そのときの少年たちの後姿・・・思い出しながら読みました。    


人が人を裁く・・・難しいことなんですね。