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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

まったりしてきました~~~♪

2016-09-12 | まち歩き

小田原市にある「国登録有形文化財」の「清閑亭」を訪ねてみました。~~~

小田原城近くのこんな坂道を登ります。



「清閑亭」は、黒田長成(ナガシゲ)公爵の別邸だった邸宅と庭園です。
この黒田公爵は、軍師として名高い「黒田官兵衛」から数えて14代目の福岡藩主家当主だったとか~~。



建物は数奇屋造りでさほど大きくもなく、派手さはない落ちついた感じです。



なぜこの別邸が気になっていたかというと~~、
この場所が「小田原城・三の丸土塁の上」に建っていることを知ったからです!



それゆえに、小田原の町や相模湾を一望できるすばらしいロケーションなんです!




居間、客間、水屋、食堂、書の間~~それぞれのお部屋の仕様は「今では手に入りにくいであろう材料や、しつらえ」がありました。

          

建築に興味のある方にとっては、宝物なんでしょうね~~。

「客間」と「居間」を行き来できないように、きちんと壁で分けているつくりに、 公爵が、イギリスに留学をされていて「プライベート」を守るという考え方が生かされているんでしょうか・・・。

和室を洋風に使う工夫もされていたようですし、2階に上がる階段も使わないときは隠すように、天井までの引き戸がしつらえてありました!

反面、廊下はどのお部屋にもいけるように、グルリと建物を一周しています。
でも、「公と私」を分ける部分には「豪華な絵」が描かれた戸がはめ込まれていました!








二階部分は、後から増築したと思える「神楽造り」というのだそうです。



平屋の住宅で2階を増築するようなとき、通柱を使わず管柱のみで2階建てとする構造のことだそうですが、こうしてみるとよく分かると思います。

とっても心和む内庭もありました~~♪



遠くに青い相模湾の海を眺め、緑豊かなお庭で、爽やかな風に吹かれて~~~、とってもステキな時間でした~~♪