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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

兄に会ってきました~♪

2024-05-15 | 日記・エッセイ・コラム
兄が「大腸がん」の手術を受けてからそろそろ1ヶ月・・・。
軽度の認知障害がある兄は、手術翌日から「家に帰る」と、昼夜を問わず部屋から出てしまうとかで、病院のスタッフの方たちを困らせていたようです。
そのため、当初3週間ほどの入院と言われていたのが、1週間で強制退院させられたようです(( ;∀;))。
(その後は通院で傷の様子や、症状のチェックをして頂いているみたいです)

家に帰ってきた数日は、義姉や娘達以外の人(特に男性)を見ると「不審者がいるから警察に電話しろ」と言い出すことが多く、頭の中が混乱している様子だったとか・・・。
そのため、義姉から「落ち着いたら連絡します」と言われていましたから、気になりますが会いに行くのは待ちました。

先日「もう大丈夫と思うので~」と、連絡を頂きましたので、夫と妹も誘って会いに行ってきました。
義姉に「忙しいでしょうから、食べ物は持って行くので何もしないでね」と、約束をしましたので、途中のスーパーでいろいろ買い込んで行きました(苦笑)
          
途中で兄から電話が入りました。
「もう家に戻ったから、待ってるよ」という兄、
「今、高速を降りた所なので、もうすぐ着きます」という私に、
「気をつけて来いよ」と言ってくれました。
ごくごく普通の会話に、ほつ~♪

兄の家に着いてピンポ~ンをしたら、すぐに兄が出てきて「よく来たね。車はもう少し後ろでも大丈夫だよ」と、駐車にも気を使ってくれて・・・以前と同じ(( ^)o(^ ))。

家に入り「食事にしましょう」と、皆でテーブルを囲んで食べ始めました。
兄には消化がいいものをと、「ソーメン」を持って行きましたが、完食! 
           
美味しそうに食べてくれて、皆が話すことも静かに聞いていました。
        
若いころから、余り口数の多い兄ではありませんでしたから、まぁ同じかな・・・と思っていたころ、突然に「〇〇町は人口が増えているのか」と聞くのです((-_-;))。
「減っているわよ」
という同じ会話が4~5回・・・((-_-;))。

認知症の人は「時々、プッと頭の中のどこかが切れる」という表現をされますが、まさにそれ・・。
そして、とても疲れた様子がみえたので「お昼寝したら」と声をかけ、
「お昼寝中に帰るかもしれないけどごめんね」と言う私に「こちらこそ、ありがとう」と言ってくれました。

4時間ほど兄宅にいましたが、義姉の兄に対する態度や言葉が、まさに「看護師」~(苦笑)
          

見ていて「あぁ、病院ではこういう風に対処するんだ」とか思ってとっても安心しました~♪
優しさばかりでなく、厳しい援助や言い方にハッとすることもありましたが、自立するために必要なことなんだ、「なるほど~」と思うことばかりでした。
さすがです!

兄の入院中も、その世話の仕方や医師との話の内容などから「看護師さんだったんですか?」と、皆さんに言われたとか~(苦笑)
「病院は人手が足りないらしいから、スカウトされたでしょう」と、冗談を言ったら「大変な仕事は、もうたくさん!」と言ってました。

帰ろうとしたらようど兄が目をさましました。
「また来るから元気でね」と挨拶をして帰ってきましたが、直接に兄の様子を見ることができて安心しました。