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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

義務教育学校の視察~♪

2024-05-20 | 受験・学校
学校建設準備委員会のメンバーと教育委員会の方々とで、「視察」に行ってきました。
       

行き先がちょっと遠いので、出発は午前7時30分。三台の車に分乗しました。
昨夜からかなり強い雨が降っていたので心配しましたが、途中から小雨になり八王子の学校に到着した時は止んでいました。

令和2年に開校した「八王子市立いずみの森義務教育学校」です。
この場所にあった小学校、中学校の二校を統合し、施設一体型の校舎で1年生から9年生までが一貫教育体制で学ぶ義務教育学校です。
児童生徒の発達を3つの段階で捉え、9学年の区分を「4-3-2」としています。

校長先生や八王子教育委員会の方々から、いろいろのお話を聞き、ビデオを拝見したり校舎内を見学させて頂きましたが、様々な工夫やアイディアいっぱいで「なるほど~」と思う驚きがたくさんありました!

例えば~、
屋上に作られた「プール」~♪
    
校舎に作ることで、校庭が広く使える利点があるんですね。
プール一面で1年生から9年生までの水泳指導ができるように、水深の調整が可能な可動式床が設置されていますし、また広く半年間利用できるように、室温・水温を維持調整する可動屋根の設置もあります。
可働床を最大限上昇させることで(↑この写真)、屋内の運動空間としても使用するそうです! なんかすごい!(笑)

以前の学校では「廊下」と呼んでいた部分は「ワークスペース」と呼んでいました!
    
すごく広いんです! 教室と廊下の間仕切りは解放でき、教室前の広いスペースを多目的に利用できるようになっていました。

お教室に必ずある「黒板」は、すべて「プロジャクター映写対応黒板」になっているんです!
黒板上部のスライドレールによってプロジャクターが可動式で、教科書や板書の構成によってどちらにも映写できるんですね。
    

そして、そして~、
「いずみのほっとルーム」と名付けられた「教職員の健康維持や回復等」を目的とした部屋です。
ブラックといわれる職業の一つである教師・・・、こうした心や体を休める場所は、必要ですね。
    


数多い児童生徒ですから、体育館も大小二つ。
    
↑大体育館~、5月末に行われるという運動会の練習を7年生がしていましたが・・・生徒たちの姿は遠い!(苦笑)

小体育館の方では、1年生が練習中でした。こちらはたくさんいて可愛い~♪
     

2時間のお約束での視察でしたし、子どもたちの勉強の邪魔にならないようにということで、すべてを見学できたわけではありませんが、たくさんの学びがありました。
    

校庭に残る大きな「ヒマラヤスギ」~、地域の人たちの希望で校舎の建て替えの際も切ることなく残されたんだそうです~♪
    

私たちの町が作ろうとしているのは、もっともっと規模的には小さなものですが、教育目標であるとか、地域との協働であるとか、同じコンセプトですので、とても参考になる部分も多くありました。
これからメンバーといっしょに熟議をしながら、よりよい学校を建設するために生かしていきたいと思っています。