prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「時をかける少女」

2010年04月18日 | 映画
もともとの話のヒロインの娘の話にする、というのが工夫。
しかし、タイムリープなんて本来荒唐無稽な話を聞かされてあまり気にしないで受け入れてしまうわ、見通しのいい道路で横断歩道の中にいる母親のもとにブレーキもかける様子もなく自動車が突っ込むわ(人身事故起こしたドライバーは後始末どうした)、入院している母親をおっぽり出して時間旅行に行くわで、コレ大丈夫かと思わせるが、過去に入ると仲里依紗が良いのでガタピシしながらなんとか持つ。

今回は、まだ「スター・ウォーズ」('77)が現れる前の74年という設定で、映画監督志望の八ミリ青年の趣味も作品傾向もアナログ丸出し。
その他、銭湯やら一間のアパートなど「神田川」的な世界が今回の背景。微妙に、というか、かなり違う気がしますけれどもね。いきなり見も知らない女の子を自分の部屋に連れ込んでおいて、まるでセックスが出てこないし。

それにしても、ヒロインの父親が誰なのか、ちゃんと顔出さないままというのはどういうつもりなのだろう。誰なのかわかることはわかるけれど、もったいぶる意味がわからない。
(☆☆☆)


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