ベッソンらしいなと思うのと、むしろ良い意味でらしくないかなと思うのと両方だった。
ギャング団との闘いで「ランボー」シリーズばりのゲリラ戦になるのは、らしいところ。
主役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは初恋の相手が結婚していて(このがっかり感)あっさり女優を引退してしまうあたりから性的な興味がなくなったらしく、いわゆるドラッグクイーンなのだけけど、むしろアセクシャル(無性愛)に近い。
人の代わりに犬が、それも大勢の犬が支えになる。
ステージでエディット・ピアフを影歌で歌うところは歌の内容と演者の個性と車椅子からムリに立つ危なっかしさとが一体になってスリリング。