冒頭の滝の映像からあまりのスケールのでかさに度肝を抜かれる。英雄の運命を背負った主人公がその滝を登っていく映像もバーフバリ役のプラバースがどこまで自分でやっているのか、スタントなのか、デジタル処理なのか、ともかく全部交えてひたすら巨大な表現を目指す。技術も資本もすでに世界のトップを走っているのがありありとわかる。
一方でなんかの冗談かと思うような超オーバーな表現、濃ゆい顔はマサラムービーそのまんま、というか思いきりパワーアップ。
踊りのシーンは当然あるとして、かなりきわどくなっている。
CGも使うにせよ大群衆を相当本当に集めた戦闘シーンも、大力を発揮すると人間がぽんぽん飛ぶといった表現を交えて、思考回路がどこか全然違うとしか思えず、もう唖然呆然となるしかない。
敵役のラーナー・ダッグバーティが三船敏郎を二回り大きくして筋骨隆々にしたみたいな容貌なのがなんかおかしかった。
新宿ピカデリーの絶叫上映は満席で大盛り上がり、というか自然に声が出るし、どこで出せばいいか自然にわかる作りなのね。鞍馬天狗の時代は日本もそうだったはずなのだが。
それにしても、みなさんどこでどうやっておもしろい映画の匂いを嗅ぎ付けるのか。
エンドタイトルがまた長いのだけれど(インドの地方によって違う言語に応じた声の出演者がそれぞれ出ていたみたい)、途中で音楽が途切れてしまう妙な雑さがインドらしいというか。そこを手拍子と「バーフバリ」コールがえんえん埋めていた。
(☆☆☆☆)
バーフバリ 伝説誕生 公式ホームページ
バーフバリ 伝説誕生|映画情報のぴあ映画生活
映画『バーフバリ 伝説誕生』 - シネマトゥデイ
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一方でなんかの冗談かと思うような超オーバーな表現、濃ゆい顔はマサラムービーそのまんま、というか思いきりパワーアップ。
踊りのシーンは当然あるとして、かなりきわどくなっている。
CGも使うにせよ大群衆を相当本当に集めた戦闘シーンも、大力を発揮すると人間がぽんぽん飛ぶといった表現を交えて、思考回路がどこか全然違うとしか思えず、もう唖然呆然となるしかない。
敵役のラーナー・ダッグバーティが三船敏郎を二回り大きくして筋骨隆々にしたみたいな容貌なのがなんかおかしかった。
新宿ピカデリーの絶叫上映は満席で大盛り上がり、というか自然に声が出るし、どこで出せばいいか自然にわかる作りなのね。鞍馬天狗の時代は日本もそうだったはずなのだが。
それにしても、みなさんどこでどうやっておもしろい映画の匂いを嗅ぎ付けるのか。
エンドタイトルがまた長いのだけれど(インドの地方によって違う言語に応じた声の出演者がそれぞれ出ていたみたい)、途中で音楽が途切れてしまう妙な雑さがインドらしいというか。そこを手拍子と「バーフバリ」コールがえんえん埋めていた。
(☆☆☆☆)
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