prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ハマスホイとデンマーク絵画」展 東京都美術館

2020年02月12日 | アート
開催予定を知ってから一年、楽しみにしていたハマスホイ展(初めに知った時はハンマースホイ表記なのをよりデンマーク語発音に近いものにしての開催)に行ってきました。

彼に先立つ19世紀デンマーク絵画がまず展示され、森などを描く緻密なマチエールの一方で、印象派の影響も認められる点描技法、首都コペンハーゲンから遠く離れた地の海や漁師たちといったモチーフに対する一種のロマンチズムなどが印象づけられる。

北欧という先入観からは意外なくらい明るく柔らかい光が描かれているが、明るすぎず落ち着いた感じ。
人を後ろ姿で描くのは他の画家もかなりやっている。

しばしば誰もいない、いても後ろ姿であることが多い、多くのものが省かれたようで何かの気配、予感といったものが、静謐なタッチとは裏腹にざわめいている。
実物を見たすぐ後で複製を見るとこのざわめき大きく後退しているのかわかる。

祝日だったがむやみと混みすぎず落ち着いて見られた。




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