prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アースクエイクバード」

2020年04月07日 | 映画
製作がリドリー・スコット。「ブラックレイン」が作中で映るところがあるが、日本を舞台にした外国人が主人公の作品という点では一緒。

種田陽平(「キル・ビル」「不夜城」「スワロウテイル」)の美術があえてエキゾチックな日本を演出している割に、「ブラックレイン」ほど日本の"エキゾチック"な風景を生かして撮っていない。撮影は「お嬢さん」「IT」など韓国出身でアメリカでも仕事しているチョン・ジョンフン。
まあ、基本的には監督の美意識がそれほど徹底されていないということ。

アリシア・ヴィキャンデルは身長公称168cm、髪の毛を黒っぽくしているせいもあって日本人の中に混ざってもそれほど目立たない。おでこが目立つ人だけれど今回は前髪を伸ばしていて、顔に痣がある設定もあって、ほぼスッピンみたいであえて綺麗に撮るのを避けている感もある。ファンとするとちと不満。日本語のセリフはかなり聞き取りにくい。

西洋人から見た東洋人の不気味さを生かすのかというと腰が引けている感じで、スリラーとしてもずいぶんタルい。

タイトルにもなっている地震がリアルな地震でもないし、「ストーカー」における何かの予感として機能しているわけでもない。





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