prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「DAU ナターシャ」

2021年12月04日 | 映画
かつてのソ連を再現する常識はずれのプロジェクトであり、オーディション人数約40万人、衣装4万着、1万2000平方メートルのセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人、撮影期間40カ月と映画の外の話題には事欠かないのだけれど、昔のソビエト映画はとにかく大味でダラダラしていてというイメージだったのが、主にタルコフスキーの登場でスローさが魅力になったり、「モスクワは涙を信じない」や「ふたりの駅」といった作劇と役者のレベルの高さを見せる大ヒットメロドラマでずいぶんイメージを変えたのだが、なんかその前逆戻りしたみたいな長ったらしさ。

ソ連時代は表に出ていなかったセックスや人体実験あるいは拷問があからさまに描写されるのは違うところ。
ほとんどAVかと思うくらい生々しいのを通り越して見た目に汚ならしいセックス描写。

裸にしたままえんえんと尋問するのは会話のようで実質拷問というわけか。
手持ちを多用した不安定なフレーミングも生理的にこたえる。
商店の乏しい商品の積み方がいかにもソ連という感じ。

 - YouTube

「DAU ナターシャ」- 公式サイト

「DAU ナターシャ」- 映画.com


 


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