今日は以前に引き続き、MAKIKYUが4月に訪問した中国江西省の省都・南昌市を走る市内公共汽車(路線バス)について取り上げたいと思います。
写真の車両は火車站の近くに停車していたバスの一台で、MAKIKYUはこの車両と同じタイプの車両にも乗車する機会がありましたが、デザインはまあまあ悪くない印象を受けます。
この車は一応リアエンジン(日本や韓国の路線バスと同様に、後輪より後部にエンジン設置)ですので、中国のボロバスではよく見られるキャブオーバー(前輪より前部にエンジンが設置)とも言うべき車両から見れば、まだ多少程度の良い部類に入ります。
しかし車体は短めにも関わらず、かなり非力なエンジンを使っているのか、停車中のアイドリング時などはブルブルと振動が凄まじく、加速も非常に鈍い状況(中国のバスは全体的にこの傾向がありますが、その中でも特に顕著でした)、またMAKIKYUが中国のバスに乗車した限りでは余り見かけない板張りの床であった事も記憶しています。
ただこの車両も南昌では主流の非空調車(8割~9割程度)だけあって運賃も1元均一と割安ですので、庶民の生活を垣間見ながらの乗車も面白いのですが、居住性はお世辞にも良いとは言えず、MAKIKYUはこの車両に市内中心部から郊外の終点まで30分以上乗車しましたが、貧弱な外国人が長時間乗車していると結構体力を消耗するものです。