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南昌市を走る路線バス(3)~都心と郊外を結ぶ2階建てバス

2007-06-28 | バス[中華人民共和国]

「MAKIKYUのページ」では以前にも2回ほど、MAKIKYUが4月に訪問した中国・江西省の省都・南昌市を走る路線バスに関して取り上げていますが、今日もまた南昌市を走る路線バスに関して取り上げたいと思います。

写真の車両は、南昌市の郊外にある高新開発区と呼ばれる所に位置する車庫を基点に、市内中心部にある八一広場などを通り、洪城客運站(長距離バスターミナル)までの間を走る602路と呼ばれる路線で使用されている2階建てバスです。
(ちなみにこの系統は火車站は経由しませんが、火車站から徒歩で10分程度の老福山という所を通ります)

この路線で使用されている車両は、MAKIKYUが見た限りでは全てこの2階建てバスで、違いはせいぜい車体広告の有無程度でしたが、南昌では2階建てバスは比較的少数派で、この車両は空調車という事もあって運賃は2元均一となっています。

MAKIKYUが南昌で乗車した他のバスは1元(非空調)ばかりでしたので、うっかり運賃箱に1元だけ投入して乗車しようとしたら、司機(運転士)に指で「2」と合図される有様でしたが、高新開発区からは市内中心部まで30分以上の時間を要しますので、空調車(中国の場合、道路上の大気汚染も著しいですので、窓を全開にした非空調車では夏場でなくても結構堪えます)でなおかつ2階からの展望を楽しみながらゆったりと座って行けますので、1元を余計に払うだけの価値は十分にあると感じます。

この様なバスですので、非空調車が主流を占める南昌市を走る路線バスにおいては比較的高級な部類に属する方で、見た目も比較的スマートな印象(ミラーも注目です)を受けますが、それでも座席はプラスチック製となっており、非力な音を立てて走る様は、やはり中国のバスという印象を受けるものです。