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遠州鉄道で走る富士重工製車体を載せた日野車~個性の強さも魅力ですが…

2007-09-07 | バス[甲信越]

先月MAKIKYUが青春18きっぷを使用して浜松へ出向いた際には、浜松周辺に幅広く路線を持つ遠州鉄道の路線バスに何度か乗車し、既に希少なHEV(モーター駆動のハイブリッドバス)に関して取り上げていますが、今日は富士重工製の車体を載せた路線バスに関して取り上げたいと思います。

富士重工といえば最近はバス車体製造から撤退したものの、近年までバス車体製造を手がけ、また日産ディーゼル製の路線バスにおいては標準車体として採用されていた事もありますので、同社製の車体を載せた日産ディーゼル製の車両は各地で走っており、またいすゞ製のバスに関しても、首都圏などの東日本を中心に富士重工製の車体を載せたバスを好んで導入する事業者が数多くあった事から、これらは特に珍しいものではありません。

遠州鉄道においても日産ディーゼル製の一般路線車こそ走っていないものの、後者に関しては結構な数が走っているのですが、同社ではこの他に比較的年式の古い車両(地方事業者の中では、車両使用年数は短い部類に入ります)で日野製の下回りに富士重工製の車体を載せた車両が走っており、浜松駅などでも時折この車両を目にする事が出来ます。

これは全国的に見ても余り数の多くない車両ですので、三菱ふそう製ほどではないにしろ割合レアな部類に入るバス(首都圏などでも探せば乗れなくもないのですが…)ですし、その上遠州鉄道のバスは最近でこそ「オムニバス」と呼ばれるノンステップバスになっていますが、それ以前に導入された車両(2段ステップ)は引き違い式の窓に中扉4枚折戸と、整った印象を受ける特徴的な外観をしており、車内も一般路線バスにしては高級感のあるハイバックシートを採用していますので、なかなか個性が強く特徴的で、MAKIKYUとしても遠鉄を利用する際は、この車両に遭遇できると嬉しいものです。

先月浜松を訪れた際には浜松駅~サンストリート浜北(浜北区内に最近開業した大型ショッピングモール)間で乗車し、写真もその時のものですが、今後新型車両の導入に伴う代替で数を減らし、乗り難くなる車両ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も浜松へ行かれる機会があり、興味がありましたら、今ならまだまだ走っているこの車両に注目してみては如何でしょうか?