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快速・お座敷ゆとり水上号~先日は珍列車に偶然遭遇

2007-09-13 | 鉄道[北関東]

   

MAKIKYUは数日前に青春18きっぷの5回目を使用して群馬県・横川(現在は安中市)にある碓氷峠鉄道文化むらを訪問し、その道中で遭遇した秩父鉄道1000系のリバイバル塗装車に関する記事を先日公開しましたが、秩父鉄道に立ち寄った後に熊谷→高崎へ移動する際、熊谷駅で発車案内を見ると、「快速 水上」という見慣れない行先の列車が…

数日前にMAKIKYUが横川へ行った際は、高崎までは列車の運行本数も多く、定期列車でやって来る車両も有り触れた2種類(211系・E231系)という事もあって、時刻表も余り念入りにはチェックしておらず、臨時列車に関しては余り気に留めていなかったのですが、この行先に異様さを感じてホームへ下りてみると、通好みとも言えるEF65形電気機関車のレインボー塗装機(かつてレインボーと呼ばれるジョイフルとレイン客車があり、その塗装に合わせているのでこの様に呼ばれます)に、「ゆとり」と呼ばれるジョイフルトレインの客車を連ねた編成が…
(ちなみに「ゆとり」とは、旧国鉄末期に14系客車の改造で登場した「サロンエクスプレス東京」と呼ばれるジョイフルトレインをお座敷列車に改造した車両の事です)

この手の列車はチェックしている方も多い様で、熊谷駅は薄暗くて撮影には不適にも関わらず、何人もの方が撮影に興じており、MAKIKYUも偶然遭遇したその姿を収めて来ました。

その後MAKIKYUは定期普通列車で高崎へ移動しましたが、さすがに気になって車中で高崎線の時刻(一応遠出の際は、大抵時刻表を持参しています)を調べたら、快速・お座敷ゆとり水上号と呼ばれる上野~水上間・全車グリーン車指定席の臨時列車である事が判明するという有様でしたが、この列車は高崎駅で随分停車時間があってここでも姿を拝めると思ったら、MAKIKYUが高崎まで乗車していた列車の隣のホームにその姿が…

お座敷ゆとり水上号の高崎における異様なまでの停車時間は、わざわざ機関車を付け替える目的もあった様で、今度はEF65形のレインボー塗装機が外され、代わって現役車両は1両だけと言うEF60形電気機関車(19号機)が先頭に連結されていましたが、これは本来これまた希少な流線型の電気機関車・EF55形の登板を予定していたものが、故障で急遽変更になった様で(これも後で駅構内の掲示で知ったのですが…)、希少な動態保存機関車を複数保有している高崎支社ならではとも言える芸当には感心させられるものです。

勿論この列車が停車しているホームは祭りさながらの光景となっていましたが、これだけの大物参上ともなれば注目を集めない方が無理とも言える状況で、フィーバーぶりも納得できるもので、ノーマークでこの列車に遭遇したMAKIKYUは下調べ不足とも言えますが、高崎駅では先頭に連結されたEF60形の姿を拝むと共に、編成後部の「ゆとり」展望車や、イラスト入りの特製行先表示なども収める事ができ、偶然この様な場に居合わせ、思わぬ収穫を得られるのもまた面白いものでした。

写真は熊谷駅発車時と高崎駅停車中の「お座敷水上号」と、同列車の最後部に連結された「ゆとり」展望車、「お座敷水上号」運転に際して用意された特製行先表示
(何故か効能温泉いろどり号の行先表示もありましたが…)です。