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北総監獄を走る路線バス・白井線~一応地下鉄駅を発着する路線バスですが…

2007-09-18 | 北総監獄

MAKIKYUは先日、所用で首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)へ出向く機会がありましたが、その際は余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)に乗車するのは…という事で、片道は時間の関係などもあって止む無く利用したものの、もう片道は白井線と呼ばれる路線バスを利用しまして、今日はこの路線に関して取り上げたいと思います。

この路線は現在、「北総監獄から広がる虹色網」をモットーとする大手の分社が西船橋駅~白井駅(~白井車庫)間を東中山駅・法典(船橋法典駅)・馬込沢駅・鎌ヶ谷大仏駅などを経由するルートで運行しており、大部分の区間は木下(きおろし)街道を通る経路となっています。

かつては大型車両で運行されていましたが、「北総監獄から広がる虹色網」をモットーとする分社に移管された後は、徐々に中型車による運行に切り替えられており、今では地下鉄(東京メトロ)の駅を起点とする路線にも関わらず、運行便の殆どが中型車という状況になっています。

先日MAKIKYUがこの路線に乗車した際も写真と同じタイプの中型車(写真は以前撮影したものです)が充当され、それも概ね1時間に2本程度(白井駅までの便も含めて)しか運行されない事や、夕方の帰宅ラッシュ帯だった事もあって、西船橋駅出発時は満員に近い乗車率でしたが、法典を過ぎると立ち席は殆ど見られなくなり、鎌ヶ谷大仏駅を過ぎると乗客数は数人という状況でした。

その上白井駅以遠は入出庫を兼ねて運行している様な区間で、運転間隔にバラツキがあって利用しやすいダイヤとは言えず、北総監獄内は公共交通の不毛地帯として知られ自家用車の利用率が高いエリアというという事もあってか、帰宅時間帯にも関わらず駅からの乗客は皆無(鉄道自体の不評も大きな要因ですが…)、乗客数も指の数で足りてしまう有様で、MAKIKYUが乗車した限りでは西船橋駅周辺を除けば収容力は中型車でも充分過ぎる感がありました。

またMAKIKYUは先日西船橋駅~白井車庫間の全線を乗り通したのですが、この路線の利用形態はその殆どが鉄道駅から数停留所での利用で、西船橋駅から乗車した他の乗客で白井市内まで乗り通す乗客は殆ど見られない状況でしたが、西船橋駅~鎌ヶ谷大仏間で490円(船橋~鎌ヶ谷大仏間の他社路線バスは310円)、西船橋駅~白井駅間で620円(船橋~小室間の他社路線バスは530円)などと、以前運行していた事業者の割高な運賃を継承した事もあって、近隣の他社に比べて運賃がやや割高になっています。

バス共通カードが使用可能なのはせめてもの救い(PASMOはまだ使えません)とはいえ、全区間を乗り通すと19km強の距離で所用約1時間・運賃800円と東京メトロの駅を起点とする一般路線バスの中では極めて高額な部類に入る事や、馬込沢と鎌ヶ谷大仏では鉄道の踏切を跨ぎ、その他の区間でも木下街道の慢性的な混雑によって遅延が常態化している事等を踏まえると、全線を乗り通す乗客が皆無に等しいのは止むを得ない事かもしれません。

ただそれでもこの路線で鎌ヶ谷大仏~白井駅間を乗車する場合の運賃は290円で、他社バスの鎌ヶ谷大仏~西白井駅間の180円(ちなみにこの会社の路線は三咲駅~小室駅間でも300円で乗車可能です)などに比べると割高になるとはいえ、余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道・2駅で370円程度の運賃は当たり前という状況です)に比べればまだ程度が良いと言え、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様が公共交通を用いて北総監獄へ出向く所用がある際などは、この路線の存在を知っていると便利かもしれません。
(まあ北総監獄は大した見所などもない所ですので、行かれる方は少ないかと思いますが…)


今でも新柄登場・ほくそうパッスルカード

2007-09-18 | 北総監獄

MAKIKYUが先日所用で首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)へ出向いた際には、余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)も利用したのですが、先日この鉄道を利用した際には、券売機で新柄のほくそうパッスルカード(パスネット)を発売しているのを発見し、少々驚かされました。

というのも、3月に首都圏の主な私鉄などで利用可能なICカード乗車券・PASMOが発売開始となり、パスネット自体が最近新柄の登場が少なくなっていますし、PASMOは一時品薄状況で発売が制限されたものの、現在はその発売制限も解除されつつある状況ですので、この様な時期に敢えて新柄のパスネットが登場する事自体が奇妙といっても過言ではないと思います。

そのパスネットが写真のカードで、デザインは今月上旬に北総監獄内のゴルフ場で開催されたゴルフ大会の宣伝となっており、券売機での購入時に日時や購入駅名が記載される事もあって、つい最近のカードである事を物語っていますが、今年に入ってからもΣ形と呼ばれるヘンテコな形の電車が引退するのに合わせて新柄のパスネットを発売した事や、辛うじて自動改札機はICカードに対応しているものの、自動券売機は大半がICカード未対応という状況を考えれば、まだ今後も新柄のパスネットが出てくるのかもしれません。

それにしてもこの「開発を止めた某鉄道」、最新型車は親会社と座席のモケットやドアステッカーまで同じという状況にも関わらず、運賃だけは異様に高額な有様ですし、それでいて何故か乗車券は時代に逆行するかの様に独自の地紋(これも最近変わっています)を使いたがったりと、MAKIKYUには理解し難い状況ですが、最近は他に案内放送の変更なども行っており、こんな事に精を出す位ならその余力を運賃値下げ(せめて普通運賃は近隣の地下鉄に直通している某高速鉄道程度に…)に回して欲しいと感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?