今日は北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の車両を紹介します。
この7250形と呼ばれる車両は、列車番号で「N」が付く「開発を止めた某鉄道」に所属する車両で、元は親会社をお払い箱になった旧型車両がリースされたものです。
そのためこの「開発を止めた某鉄道」自体の最初の開通区間が1979年にも関わらず、この車両は1960年代製となっており、当然この鉄道の中では最も古い車両です。
「開発を止めた某鉄道」の中でこの車両だけはグレー地に塗られた塗装車両(他はステンレス車体)ですが、この鉄道の開通当初に導入された7000形と呼ばれるヘンテコな形(Σ形)をした奇抜な電車に廃車が発生した現在でも、未だにしぶとく活躍しています。
それどころか、この「開発を止めた某鉄道」はこの車両をえらく気に入っている様で、一編成(厳密には4両2編成ですが…)しか在籍していない7250形は「開発を止めた某鉄道」の花形列車で平日朝の上り方向のみで運行される最優等種別「特急」で優先的に運用(ただし「開発を止めた某鉄道」の車両で運用される列車の話で、乗り入れ先の地下鉄車両で運用される列車には当然来ません)されている様で、この特急列車を見た際には7250形が走っている姿をMAKIKYUもよく見かけますし、逆に土休日に7250形が稼動している姿を見かける事は比較的少ない気がします。
これはなるべく通勤客などが多数利用する列車に運用する事で、看板車両を少しでも多くの乗客がこの車両の恩恵に授かれる様にすると共に、割安な乗車券(高割引の土休日回数券が沿線でバラ売りされ、また「開発を止めた某鉄道」自体も一定期間の土休日には一日乗車券を販売します)での乗客が増える土休日に、この車両を安い単価で乗車させるのは勿体無いと考えている様に思えてなりません。
ちなみにこの車両が運用される特急の時刻は、北総監獄にある「開発を止めた某鉄道」の基点・某日本医大駅を7時30分前に出発する特急が該当し、その後は主に普通で運用されます。
(この車両が他の運用に入ったり、その日の運用がない場合などで他車両が運行される事も結構ありますが、それでも荒れ放題の惨状に呆れるかと思います)
MAKIKYUの個人的な印象としては、あれだけ高い運賃を取ってこんなモノといった感じで、鬱陶しい内装や利きの悪い空調、発進・加速時の大きい衝撃や高速走行時の異音などは不快極まりなく感じられ、先週この鉄道の普通列車で乗車した際も余りの酷さに腹立たしい限りでしたが、「開発を止めた某鉄道」としては「こんな斬新で素晴らしい車両が特急料金無しで乗車できてお値打ち」とでも考えていそうな気配を感じます。
ちなみにこの車両を用いた特急列車のお値段(運賃)を、北総監獄中央駅からの主要区間を例に挙げますと以下の様になります。(☆は途中の泉岳寺で接続列車に乗り換え・また運賃・㎞数は他社線乗り入れ区間を含みます)
~品川(43.4㎞) 1290円(51270円)☆
~日本橋(36.0㎞) 1110円(45080円)
~青砥(25.0㎞) 890円(37020円)
左側が普通運賃(片道)・右側が通勤定期(1ヶ月)の運賃ですが、このお値段は特急料金無料とはいえ他社の有料特急並み、或いはそれ以上といった所で、私鉄有料特急の代表的な例を挙げますと…
小田急(VSE)・新宿~町田(30.8㎞) 360円+400円=760円
小田急(EXE)・新宿~本厚木(45.4㎞) 480円+550円=1030円
東武(SPECIA)・浅草~春日部(35.3㎞) 500円+500円=1000円
近鉄(ACE)・京都~大和西大寺(34.6㎞) 540円+500円=1040円
南海(Rapit)・難波~泉佐野(34.0㎞) 580円+500円=1080円
また私鉄有料特急に比べて割高と言われるJRの特急を事例に出しますと…
JR東日本(E257系100番台・255系)・東京~蘇我(43.0㎞) 740円+500円=1240円
JR九州(885系・783系)・鳥栖~佐賀(25.0㎞) 450円+300円=750円
以上はお値段の左側が普通運賃・中央が特急料金・右側が合計額で、会社名脇の( )内は使用される代表的な車両の一例を示しています。
これらを見ていただくとお分かり頂けると思いますが、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の特急列車は、特急料金不要とはいえ運賃だけで他社の有料特急を上回っています。
これらの有料特急の中で、SPECIAと255系にはまだ乗車した事がありませんが、それ以外の各車両に乗車した限りではどれもそれなりのグレードを備えているかと感じます。
また他社で特急料金不要の特急における代表的事例を挙げますと…
京王(8000系・7000系)・新宿~京王八王子(37.9㎞) 350円(13190円)
東急(5050系・9000系)・渋谷~横浜(24.2㎞) 260円(9670円)
阪急(6300系・9300系)・梅田~河原町(47.7㎞) 390円(15070円)
京阪(8000系・9000系)・淀屋橋~三条(49.3㎞) 400円(14990円)
西鉄(8000系・5000系)・西鉄福岡(天神)~西鉄久留米(38.6㎞) 600円(22280円)
山陽電鉄(5000系)・山陽姫路~山陽明石(39.0㎞) 680円(22620円)
会社名の右側は代表的な使用車両、左側が普通運賃(片道)・右側が通勤定期(1ヶ月)の運賃ですが、これを見て頂くと分かる通りどれも「開発を止めた某鉄道」と比べて大幅に安く、これは首都圏や京阪神の大手私鉄だけでなく、九州の西鉄や中小私鉄の山陽電車でも言える事です。
この様な事を言い出すと、これらの私鉄は「安かろう悪かろう」ではないかと反論する方もいるかもしれませんが、ここに挙げた事例の特急で用いられる車両はどれも「開発を止めた某鉄道」の7250形より程度の良い車両で、特に関東2社と西鉄5000系以外のクロスシート車はかなり出来栄えの良い車両です。
またこの事例の中では割合古い部類に入り、沿線乗客からも決して歓迎される車両とは言えないロングシートの京王7000系や西鉄5000系といった車両でも、「開発を止めた某鉄道」の7250形なんかに比べたら居住性や内装ははるかに優れていると感じます。
ましてや斬新なデザインや独自色の強い豪華な内装が特徴の小田急VSEや南海Rapit、JR九州885系(白いかもめ)などとは比較にも値せず、これらの有料特急より高い金額を徴収しているとは情けないを通り越して呆れ返る状況で、殿様商売にも程があるのでは…と少なくともMAKIKYUは感じます。
ただ通称「NKTH」と呼ばれるこの「開発を止めた某鉄道」やその直通運転線区に愛着を持たれている方々からは、VSEやRapit、885系(白いかもめ)なんかは7250形とは比べ物にならない粗末な車両で、この7250形の価値を考えればむしろ特急列車としてはお値打ち、と考えられる方も居られるかと思います。
(開発を止めた某鉄道」に愛想を尽かしているMAKIKYUはこんな事は絶対考えられませんが…)
その様な事を考え、毎日自腹で運賃を負担してでも7250形の特急電車で通勤したいと考えている方は、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の駅前に最近新築マンションなども多数出来ていますので、これらの購入を検討するなどして北総監獄への移住(入獄)を決断されても良いかもしれません。
(毎日こんな列車には乗りたくないと思う方は、北総監獄への移住は止めた方が無難です。北総監獄の服役囚(住民)の中にもMAKIKYUの様に嫌気がさしている者もいますので…)
ちなみに写真は「開発を止めた某鉄道」の7250形を用いた特急列車(北総監獄中央駅にて)と、「開発を止めた某鉄道」の始発・某日本医大駅にある運賃表(1駅たったの(?)300円・3駅乗って570円)です。
(北総監獄中央駅の運賃表は、このカテゴリーの別記事で既に既出です)
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は、これを見てどう思われるでしょうか?
「開発を止めた某鉄道」7250形の特急列車でこの運賃は頂けない…と思う方をはじめ、この車両の特急こそ素晴らしいと思われる方など、何かこの7250形や他の比較対象にした特急列車に関する感想などありましたら、コメントもお気軽にどうぞ。
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ご指摘の通りこの車両は随分陳腐な感じで、これで馬鹿高い運賃を払わされるのではたまりません。
あと12月のダイヤ改正ですが、この車両の所属する鉄道では大々的な告知はありませんので、行先や車両運用の変更は想像されますが、ここはあまり大きな動きがなさそうな気がします。
個人的には優等列車の停車駅に東松戸を加えて欲しいですが、直通系統に乗せる事でグループの運賃収入を確保し、都心方向への乗客を逸走させたくないこの会社の事ですので、あまり期待できそうにありません。
・・・それにしても我が地元の阪急は安いですね、こう考えてみると。大阪と言うところは、昔からサービス競争が当たり前な土地柄ですから尚更でしょう。
こちらの現住地ですが、ここに居る期間の方が長いとはいえ、元々余所から移ってきたモノですので、元々愛着もありませんが、現状の余りの酷さに呆れている始末で、ここは公共交通を余り積極的に利用したがらない人向けの所です。(車好きの方には絶好の土地かもしれません)
その代わりこちらが生まれ育った神奈川県央の大和市や、そのエリアを走る小田急線には今でも愛着を持っていまして、今でも機会があれば小田急を努めて利用する様にしている程です。
あと阪急に限らず、比較事例に出した所は大抵他路線との競合がある所で、独占故に法外とも言える運賃を平気で課している「開発を止めた某鉄道」とは余りに違い過ぎます。
そちらは安くて高級な交通機関を選択できて羨ましい限りですが、こちらはまだ暫くの間、高くて質の悪い交通機関に泣かされる日々が続きそうです。